モバイルファクトリーJP:3912

時価総額
¥68.5億
PER
位置情報連動型ゲームの開発・運営、着メロ等のコンテンツ提供、NFT生成・販売プラットフォーム運営、位置情報共有SNSやメタバースプラットフォームの運営。

沿革

2001-10有限会社モバイルファクトリーを東京都荒川区西日暮里にて資本金350万円で設立
2002-02着信メロディASPサービス「melop♪」をリリース(注1)
2002-10着信メロディカード「メロプレ」をリリース(注1)
日本最大のノベルティ関連の展示会“プレミアムインセンティブショー”に出展
ベタ付け商品コンテストで「メロプレ」が準大賞を受賞
2003-04株式会社モバイルファクトリーに組織変更
2003-09東京都港区南青山に本社移転
2004-05コンテンツ事業に参入、「着メロ」携帯電話向け公式サイトをリリース
2004-11東京都目黒区目黒に本社移転
2006-06東京都品川区西五反田に本社移転
2008-07「占い」携帯電話向け公式サイトをリリース
2009-12モバイルゲーム事業(ソーシャルアプリ)に参入
2011-03位置情報連動型ゲーム参入、「駅奪取」をリリース
2011-10キャリア公式サイトをスマートフォン展開、「最新曲★全曲取り放題」をリリース
スマートノベル参入、「おかえりなさいご主人様!!」をリリース(注1)
2011-12位置情報連動型ゲーム「駅奪取PLUS」をリリース
2012-03東京都千代田区四番町に本社移転
2013-05株式会社レコチョクとの協業サービス開始、「レコチョクメロディ」への楽曲提供開始
2013-10東京都品川区東五反田に本社移転
2014-06位置情報連動型ゲーム「ステーションメモリーズ!(駅メモ!)」をリリース
2015-03東京証券取引所マザーズに株式を上場
2015-07東京都品川区に子会社、株式会社ジーワンダッシュ(現連結子会社)を設立
2017-06東京証券取引所市場第一部に市場変更
2017-12ブロックチェーン事業に参入(注2)
2018-07東京都品川区に子会社、株式会社ビットファクトリー(現連結子会社)を設立
2020-08位置情報連動型ゲーム「駅メモ! Our Rails(アワメモ!)」をリリース
2021-04東京都品川区西五反田(TOCビル)に本社移転
2021-11福井県と連携協定を締結
2022-04東京証券取引所プライム市場に移行
2022-07徳島県徳島市と包括連携協定を締結
2022-09東京都品川区東五反田(WeWork TK 池田山)に本社移転
2023-06Suishow株式会社を完全子会社化
2023-10東京証券取引所スタンダード市場に移行

事業内容

モバイルファクトリーは、複数の事業セグメントを展開している企業です。主要な事業セグメントには、モバイルゲーム事業、コンテンツ事業、ブロックチェーン事業、そしてSuishow事業が含まれます。

モバイルゲーム事業では、位置情報連動型ゲームの開発及び運営を行っており、「駅奪取」や「ステーションメモリーズ!」(略称:駅メモ!)などのゲームアプリを提供しています。これらのゲームは、ユーザーが実際に訪れた場所をゲーム内でコレクションする楽しみを提供し、有料アイテムや機能を通じて収益を上げています。

コンテンツ事業では、着メロや占いコンテンツなどのサービスを提供しています。この事業は、自社で直接運営する自社モデルと他社の名義で運営するOEMモデルの両方を展開しており、幅広いジャンルの着信メロディを提供しています。

ブロックチェーン事業では、NFTの生成・販売プラットフォーム「ユニマ(Uniqys マーケットプレイス)」を通じて、デジタルデータをブロックチェーン上で個人の資産として保有可能にするサービスを提供しています。ただし、この事業は2024年3月31日に撤退を予定しています。

Suishow事業は、位置情報共有SNSやメタバースプラットフォームの運営に関連する新たな報告セグメントです。モバイルファクトリーはSuishow株式会社の株式を取得し、この事業をグループの一部としています。

これらの事業を通じて、モバイルファクトリーは「わたしたちが創造するモノを通じて世界の人々をハッピーにすること」をミッションに掲げ、多様なサービスを提供しています。

経営方針

モバイルファクトリーは、スマートフォンの機能拡充や5Gの普及に伴い、モバイルゲーム市場及びモバイルコンテンツ市場の拡大が見込まれる中、位置情報連動型ゲームを中心とした成長戦略を推進しています。同社は、主力サービスである「駅メモ!」のさらなる進化と収益の安定・強化を目指し、鉄道事業者や地方自治体、他社IPとのコラボレーションを拡大しています。また、新型コロナウイルス感染症の分類変更に伴い、2024年は制限のない様々な施策が取り組めると見込んでおり、市場の伸長を予想しています。

さらに、モバイルファクトリーはブロックチェーン事業からの撤退を決定し、経営リソースを「駅メモ!」へ集中させることで、AI活用による全社生産性の向上に注力しています。これにより、新しいユーザー体験の提供やシステム基盤の再構築を検討し、長期運営を見据えたサービスの強化を図っています。

経営上の目標達成状況の指標としては、「連結営業利益」と「EBITDA」を重視し、成長性と収益性の拡大を追求しています。これらの指標を用いて、売上高の拡大とコスト削減による利益体質の向上を目指しており、経営成果の指標として位置づけています。

モバイルファクトリーは、これらの戦略を通じて、モバイルゲーム事業の成長を加速させるとともに、サービス品質管理力の強化、開発力の強化のための人材確保、事業領域の拡大、情報セキュリティの強化、コーポレートガバナンスの充実と内部管理体制の強化、生産性向上に取り組んでいます。これらの取り組みにより、同社は持続可能な成長を目指しています。