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日東製網JP:3524
沿革
1910年8月 |
普通綟網製造販売の目的で、西備綟織株式会社を設立。 |
1937年5月 |
商号を日本製網株式会社に変更。 |
1939年5月 |
大阪株式取引所に上場。 |
1944年7月 |
福山製機株式会社を合併し、商号を日本造機製網株式会社に変更。 |
1945年8月 |
戦災により、福山市所在の工場が焼失。 |
1946年1月 |
富山県高岡市に無結節網製造のため高岡工場を新設。 |
1946年2月 |
福山工場を復旧し、商号を日本製網造機株式会社に変更。 |
1948年11月 |
ふしなし漁網株式会社を合併して、商号を日本製網株式会社に変更。 |
1949年4月 |
東京証券取引所市場第2部、大阪証券取引所に上場。 |
1963年4月 |
名古屋市の東洋組網工業株式会社と合併、商号を日東製網株式会社に変更。 |
1963年6月 |
名古屋証券取引所市場第2部に上場。 |
1963年12月 |
日東製網株式会社造機部を分離独立し、日本ターニング株式会社(現連結子会社)を設立。 |
1966年5月 |
佐賀県多久市に子会社多久製網株式会社(現連結子会社)を設立。 |
1968年4月 |
福山市一文字町に福山新工場を建設、従来の福山、名古屋両工場の設備を移設統合。 |
1973年8月 |
東京証券取引所・大阪証券取引所・名古屋証券取引所の各市場第1部銘柄に指定。 |
1980年7月 |
富山県氷見市に漁網仕立、修理並びに防汚加工のため分工場を建設。 |
1983年9月 |
北海道川上郡標茶町に漁網仕立、修理並びに防汚加工のため道東工場を建設。 |
1987年12月 |
南米チリ国に子会社現地法人レデス・ニットー・チリ・リミターダ(現連結子会社)を設立。 |
1992年4月 |
富山県高岡市に子会社日東企画開発株式会社を設立。 |
1998年8月 |
仕立部門及び防汚加工部門を分離独立し、子会社日東ネット株式会社(現連結子会社)を富山県氷見市に設立。 |
2003年5月 |
中国・浙江省平湖市に子会社日東ネット株式会社の仕立て事業の一部を受託し、当社製品の仕立てを行うため、子会社平湖日東漁具有限公司(現非連結子会社)を設立。 |
2003年8月 |
ペルー・リマ市にレデス・ニットー・チリ・リミターダの販売子会社としてレデス・ニットー・ペルー・S.A.C.(現非連結子会社)を設立。 |
2005年4月 |
マルハグループ(現マルハニチロ株式会社)の泰東製綱株式会社から営業の一部を除き譲り受け、底曳・トロール部門等の海洋事業部門は、日東製網株式会社で引継ぎ、産業用・事業用の網綱事業は、株式会社泰東(現連結子会社 旧社名日東企画開発株式会社)で引継ぎ、新体制で事業開始。 |
2010年10月 |
丸紅株式会社の連結子会社であるベニートヤマ株式会社から事業の一部を譲り受け、日東製網株式会社及び多久製網株式会社で引継ぎ、事業開始。 |
2012年7月 |
タイ国に子会社現地法人タイ・ニットウセイモウ・グローバル Co.,Ltd.(現連結子会社)を設立。 |
2015年3月 |
有限会社吉田漁業部(現連結子会社)の株式を取得。 |
2017年3月 |
日東製網株式会社がCNK株式会社(現連結子会社)の株式を取得。 |
2018年3月 |
株式会社温泉津定置(現連結子会社)を設立。 |
2018年11月 |
ヤマグチ株式会社(現連結子会社)を設立。 |
2019年2月 |
株式会社庄司政吉商店(現連結子会社)の株式を取得。 |
2022年3月 |
福山本社 新社屋開業。 |
2022年4月 |
証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からスタンダード市場へ、名古屋証券取引所市場第一部からプレミア市場に移行。 |
事業内容
日東製網株式会社とそのグループ企業は、漁業用および陸上用の無結節網、綟網、ロープなどの製造・販売を主軸に事業を展開しています。また、漁労関係の省力機械器具や水産物の仕入れ・販売も手がけています。同社グループは、漁業関連事業において、多久製網株式会社が海苔網を中心に漁網を製造し、日東ネット株式会社が漁網製品の仕立てや防汚加工を行っています。海外では、レデス・ニットー・チリ・リミターダやタイ・ニットウセイモウ・グローバル Co.,Ltd.が原材料の供給を受けて漁網を製造・販売しています。
陸上関連事業では、株式会社泰東が獣害防止ネットや陸上用無結節網を仕入れ、ゴルフ練習場や各種スポーツネットの設計、施工、加工及び販売を行っています。さらに、農業用資材の販売も手がけています。
その他の事業として、日本ターニング株式会社が機械設備の製作や修理、部品加工を行っており、同社グループの製造基盤を支えています。これらの事業を通じて、日東製網株式会社グループは、漁業から陸上、さらには農業関連の幅広い分野で事業を展開し、多様なニーズに応えています。
経営方針
日東製網株式会社は、創立以来の基本理念「創意・誠実・努力」に「挑戦」を加えた経営方針のもと、社会に役立つ製品の開発と提供に注力しています。同社は、株主やユーザー、取引先及び従業員の期待に応えることを優先し、経営の合理化とコストダウンを追求しています。中長期的な経営戦略として、海外売上高目標を30億円に設定し、チリとタイの現地法人を中心に中南米・東南アジアへの拡販を図っています。また、高付加価値製品・サービスの開発と販売、原反・消耗品の販売強化、連結グループ会社の経営一元管理体制推進、業界のリーダーとして新たな時代の先頭に立つことを目指しています。
同社は、漁業用および陸上用の無結節網、綟網、ロープなどの製造・販売を主軸に、漁労関係の省力機械器具や水産物の仕入れ・販売も手がけており、漁業から陸上、農業関連の幅広い分野で事業を展開しています。経営戦略の一環として、海外事業展開の推進や生産体制の効率化、オリジナル商材の開発と差別化にも力を入れています。これらの取り組みは、変化する市場環境や顧客ニーズに迅速に対応し、持続可能な成長を目指す同社の姿勢を示しています。