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エコナックホールディングスJP:3521
沿革
1926年12月 |
岩井盛次が京都市中京区西ノ京春日町16番地において、日本レース㈱を設立 刺繍レースの生産を開始 |
1949年6月 |
京都証券取引所に上場 |
1949年7月 |
東京証券取引所に上場 |
1950年12月 |
大阪証券取引所に上場 |
1957年3月 |
新日本レース㈱を設立 刺繍レースの生産を開始 |
1966年9月 |
堅田レース㈱を設立(近江レース㈱に社名変更後、現在、㈱エレナ(現・連結子会社)) 刺繍レースの生産を開始 |
1967年2月 |
京都レース㈱(京都デベロッパー㈱に社名変更)の営業部門を吸収 |
1973年4月 |
湖北日本レース㈱を設立 刺繍レースの生産を開始 |
1976年10月 |
㈱絵麗奈を設立(㈱モンプレーヌに社名変更) 当初、繊維製品の販売を開始、その後、化粧品の生産を開始 |
1978年4月 |
京都デベロッパー㈱並びに新日本レース㈱を吸収合併 |
1980年12月 |
㈱モンプレーヌ(㈱ラフィネに社名変更)で生産した化粧品の販売を開始 |
2001年10月 |
エコナック㈱に社名を変更 本店登記を東京都中央区日本橋堀留町一丁目7番7号に移転 |
2003年1月 |
ネスティー㈱を設立 当初、きのこ類の菌床の輸入販売を開始、その後、休眠 |
2006年7月 |
不動産事業部を設置し、不動産事業を開始 |
2006年8月 |
㈱エレナで化粧品・雑貨の販売を開始 |
2008年1月 |
湖北日本レース㈱が日本レース㈱に社名を変更 |
2009年8月 |
当社の本店登記を東京都中央区日本橋小伝馬町16番8号に移転 |
2010年4月 |
日本レース㈱と㈱ラフィネが、日本レース㈱を存続会社とし合併 |
2010年7月 |
大阪証券取引所市場第一部上場廃止 |
2010年8月 |
エコナックホールディングス㈱に社名を変更 |
2010年10月 |
伊豆スカイラインカントリー㈱の株式を取得し、連結子会社化 |
2013年7月 |
当社の本店登記を東京都港区南青山7丁目8番4号に移転 |
2014年12月 2015年8月 2015年8月 2017年8月 2017年9月 2020年3月 2021年5月 2022年4月 2023年2月 |
ネスティー㈱が㈱テルマー湯に社名を変更(現・連結子会社) 伊豆スカイラインカントリー㈱の株式を譲渡し、ゴルフ場事業から撤退 ㈱テルマー湯が温浴事業を開始 日本レース㈱の繊維事業をエコナックホールディングス㈱に譲渡 日本レース㈱の株式を譲渡し、化粧品事業から撤退 繊維事業を廃止 ㈱ハッピーリゾートを設立 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 ㈱ハッピーリゾートの全株式を譲渡 |
事業内容
エコナックホールディングス及びその連結子会社2社は、主に温浴施設の運営と不動産の売買・賃貸を事業の柱としています。同社グループの事業セグメントは、大きく分けて「温浴」と「不動産」の2つに区分されます。
温浴セグメントでは、株式会社テルマー湯と株式会社エレナが運営を担当しています。これらの子会社は、リラクゼーションや健康促進を目的とした温浴施設の提供に注力しており、顧客に対して質の高いサービスを提供しています。特に、株式会社エレナは新規温浴施設の開業準備中であり、今後の展開が期待されます。
一方、不動産セグメントでは、エコナックホールディングス自体が直接、不動産の売買および賃貸業務を行っています。このセグメントでは、住宅や商業施設などの不動産を対象に、市場ニーズに応じた柔軟な取引を展開しています。
なお、株式会社ハッピーリゾートは2023年2月にエコナックホールディングスが保有する全株式を譲渡し、連結子会社から除外されています。これにより、同社グループの事業構造はさらに絞り込まれ、主要な事業セグメントに更なる注力がなされていることが伺えます。
エコナックホールディングスグループは、これら2つのセグメントを通じて、多様な顧客ニーズに応える事業展開を行っており、今後もその動向が注目されます。
経営方針
エコナックホールディングスは、温浴施設の運営と不動産の売買・賃貸を主軸に事業を展開しています。同社は、事業の多角化とM&Aを通じて新たな収益源の確保を目指しており、中長期的な成長戦略を推進しています。特に、温浴事業では「テルマー湯 新宿店」の好調を維持し、新たに「テルマー湯 西麻布店」をオープンするなど、都心型サウナ・スパ施設の拡大に注力しています。これらの施設は、六本木エリアに隣接し、高い集客力が期待されています。
一方で、不動産事業では、安定した賃料収入の確保を目指しています。特に、東京都港区西麻布に位置する「エコナック西麻布ビル」は、住居部分で安定した収益を見込んでおり、事業の柱の一つとしています。
新型コロナウイルス感染症の影響から徐々に回復しつつある中、エコナックホールディングスは、環境の変化に柔軟に対応し、経営資源の選択と集中を明確にすることで、持続的な成長を目指しています。株主への利益還元も重要な課題と捉え、収益拡大を通じて配当可能利益の確保に努めています。同社の成長戦略は、事業の多角化と効率的な資源配分に焦点を当て、新たな市場機会の捉え方に注目が集まっています。