エコナックホールディングスJP:3521

時価総額
¥33.6億
PER
23.4倍
温浴施設の運営(㈱テルマー湯、㈱エレナ)と不動産売買・賃貸を主軸に展開。

沿革

1926年12月

岩井盛次が京都市中京区西ノ京春日町16番地において、日本レース㈱を設立

刺繍レースの生産を開始

1949年6月

京都証券取引所に上場

1949年7月

東京証券取引所に上場

1950年12月

大阪証券取引所に上場

1957年3月

新日本レース㈱を設立

刺繍レースの生産を開始

1966年9月

堅田レース㈱を設立(近江レース㈱に社名変更後、現在、㈱エレナ(現・連結子会社))

刺繍レースの生産を開始

1967年2月

京都レース㈱(京都デベロッパー㈱に社名変更)の営業部門を吸収

1973年4月

湖北日本レース㈱を設立

刺繍レースの生産を開始

1976年10月

㈱絵麗奈を設立(㈱モンプレーヌに社名変更)

当初、繊維製品の販売を開始、その後、化粧品の生産を開始

1978年4月

京都デベロッパー㈱並びに新日本レース㈱を吸収合併

1980年12月

㈱モンプレーヌ(㈱ラフィネに社名変更)で生産した化粧品の販売を開始

2001年10月

エコナック㈱に社名を変更

本店登記を東京都中央区日本橋堀留町一丁目7番7号に移転

2003年1月

ネスティー㈱を設立

当初、きのこ類の菌床の輸入販売を開始、その後、休眠

2006年7月

不動産事業部を設置し、不動産事業を開始

2006年8月

㈱エレナで化粧品・雑貨の販売を開始

2008年1月

湖北日本レース㈱が日本レース㈱に社名を変更

2009年8月

当社の本店登記を東京都中央区日本橋小伝馬町16番8号に移転

2010年4月

日本レース㈱と㈱ラフィネが、日本レース㈱を存続会社とし合併

2010年7月

大阪証券取引所市場第一部上場廃止

2010年8月

エコナックホールディングス㈱に社名を変更

2010年10月

伊豆スカイラインカントリー㈱の株式を取得し、連結子会社化

2013年7月

当社の本店登記を東京都港区南青山7丁目8番4号に移転

2014年12月

2015年8月

2015年8月

2017年8月

2017年9月

2020年3月

2021年5月

2022年4月

2023年2月

ネスティー㈱が㈱テルマー湯に社名を変更(現・連結子会社)

伊豆スカイラインカントリー㈱の株式を譲渡し、ゴルフ場事業から撤退

㈱テルマー湯が温浴事業を開始

日本レース㈱の繊維事業をエコナックホールディングス㈱に譲渡

日本レース㈱の株式を譲渡し、化粧品事業から撤退

繊維事業を廃止

㈱ハッピーリゾートを設立

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

㈱ハッピーリゾートの全株式を譲渡

事業内容

エコナックホールディングス及びその連結子会社2社は、主に温浴施設の運営と不動産の売買・賃貸を事業の柱としています。同社グループの事業セグメントは、大きく分けて「温浴」と「不動産」の2つに区分されます。

温浴セグメントでは、株式会社テルマー湯と株式会社エレナが運営を担当しています。これらの子会社は、リラクゼーションや健康促進を目的とした温浴施設の提供に注力しており、顧客に対して質の高いサービスを提供しています。特に、株式会社エレナは新規温浴施設の開業準備中であり、今後の展開が期待されます。

一方、不動産セグメントでは、エコナックホールディングス自体が直接、不動産の売買および賃貸業務を行っています。このセグメントでは、住宅や商業施設などの不動産を対象に、市場ニーズに応じた柔軟な取引を展開しています。

なお、株式会社ハッピーリゾートは2023年2月にエコナックホールディングスが保有する全株式を譲渡し、連結子会社から除外されています。これにより、同社グループの事業構造はさらに絞り込まれ、主要な事業セグメントに更なる注力がなされていることが伺えます。

エコナックホールディングスグループは、これら2つのセグメントを通じて、多様な顧客ニーズに応える事業展開を行っており、今後もその動向が注目されます。

経営方針

エコナックホールディングスは、温浴施設の運営と不動産の売買・賃貸を主軸に事業を展開しています。同社は、事業の多角化とM&Aを通じて新たな収益源の確保を目指しており、中長期的な成長戦略を推進しています。特に、温浴事業では「テルマー湯 新宿店」の好調を維持し、新たに「テルマー湯 西麻布店」をオープンするなど、都心型サウナ・スパ施設の拡大に注力しています。これらの施設は、六本木エリアに隣接し、高い集客力が期待されています。

一方で、不動産事業では、安定した賃料収入の確保を目指しています。特に、東京都港区西麻布に位置する「エコナック西麻布ビル」は、住居部分で安定した収益を見込んでおり、事業の柱の一つとしています。

新型コロナウイルス感染症の影響から徐々に回復しつつある中、エコナックホールディングスは、環境の変化に柔軟に対応し、経営資源の選択と集中を明確にすることで、持続的な成長を目指しています。株主への利益還元も重要な課題と捉え、収益拡大を通じて配当可能利益の確保に努めています。同社の成長戦略は、事業の多角化と効率的な資源配分に焦点を当て、新たな市場機会の捉え方に注目が集まっています。