ジェイ・エス・ビーJP:3480

時価総額
¥607.5億
PER
9倍
学生マンションの企画提案・運営、サービス付き高齢者住宅の運営、不動産仲介業務、建物メンテナンス、家賃債務保証、学生支援サービス、日本語学校運営、不動産販売。

沿革

1990年7月

㈱ジェイ・エス・ビーを設立し、㈱京都学生情報センターの業務を引き継ぐ。

1990年10月

本社を東京都港区浜松町から京都市下京区醍醐町へ移転する。

1996年6月

本社を京都市下京区醍醐町から京都市下京区因幡堂町へ移転する。

1996年10月

東北地方への進出を目的として、㈱ジェイ・エス・ビー東北を設立する。

1996年12月

東海地方への進出を目的として、㈱ジェイ・エス・ビー東海を設立する。

1997年10月

北海道地方への進出を目的として、㈱ジェイ・エス・ビー北海道を設立する。

2002年7月

九州地方への進出を目的として、㈱ジェイ・エス・ビー九州を設立する。

2002年12月

学生への就職・アルバイト情報の提供を目的として、㈱OVO(現連結子会社)を設立する。

2004年3月

建物メンテナンス業務・入居者管理業務を目的として、総合管財㈱(現連結子会社)を設立する。

2004年6月

京都地区での不動産仲介業を目的として、㈱ジェイ・エス・ビー京都を設立する。

中国四国地方への進出を目的として、㈱ジェイ・エス・ビー中国四国を設立する。

2004年9月

事業再編を目的として、㈱ジェイ・エス・ビー北海道、同東北、同東京、同東海、同大阪、同九州、㈱OVOの株式を各社株主から買取り、完全子会社化する。

2012年5月

高齢者住宅事業への参入に伴う介護サービスの提供を目的として、㈱グランユニライフケアサービス北海道(2016年8月㈱グランユニライフケアサービス北日本へ商号変更)・同東京・同関西・同九州を設立する。

2013年5月

北海道函館市に高齢者住宅事業の第1号物件「グランメゾン迎賓館 函館湯の川」の運営を開始する。

留学生を対象とした日本語学校を函館、福岡に開設。

2014年10月

家賃債務保証サービスの提供を行うため、リビングネットワークサービス㈱(現連結子会社)を設立する。

2015年9月

組織再編を目的として、㈱ジェイ・エス・ビー東京を存続会社、㈱ジェイ・エス・ビー北海道、㈱ジェイ・エス・ビー東北、㈱ジェイ・エス・ビー東海、㈱ジェイ・エス・ビー京都、㈱ジェイ・エス・ビー大阪、㈱ジェイ・エス・ビー中国四国及び㈱ジェイ・エス・ビー九州を消滅会社とする吸収合併を行うとともに、商号を㈱ジェイ・エス・ビー・ネットワーク(現連結子会社)に変更する。

2016年11月

組織再編を目的として、総合管財㈱の営む建設業並びに自転車の販売、レンタル及び整備に関する事業を除く一切の事業を、㈱ジェイ・エス・ビー・ネットワークが承継する吸収分割を行う。

2017年7月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場。

2018年7月

東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。

2018年8月

組織再編を目的として、㈱ジェイ・エス・ビー・フードサービスを設立する。

2018年9月

㈱グランユニライフケアサービス関西を㈱グランユニライフケアサービスへ商号変更する。

2018年11月

組織再編を目的として、㈱グランユニライフケアサービス北日本、㈱グランユニライフケアサービス東京及び㈱グランユニライフケアサービス九州の営むフードサービス事業を㈱ジェイ・エス・ビー・フードサービス(現連結子会社)へ譲渡するとともに、㈱グランユニライフケアサービス東京を解散する。㈱グランユニライフケアサービス(現連結子会社)を存続会社、㈱グランユニライフケアサービス北日本及び㈱グランユニライフケアサービス九州を消滅会社とする吸収合併を行う。

2019年8月

学生マンション事業の総合力強化を目的として、㈱東京学生ライフ、㈱湘南学生ライフ(2021年11月㈱東京学生ライフに吸収合併)及び㈱ケイエルディ(2020年7月解散)の株式を取得し、完全子会社化する。

2020年7月

当社グループ内におけるシナジー及び事業領域拡大を目的として、㈱スタイルガーデン(現連結子会社)の株式を取得し、完全子会社化する。

2020年8月

当社グループ内におけるシナジー及び事業領域拡大を目的として、㈱Mewcket(現連結子会社)の株式を取得するとともに第三者割当増資を引き受け、子会社化する。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場へ移行。

2023年11月

株式会社学生ハウジング(現連結子会社)の株式を取得し完全子会社化。

株式会社グランユニライフケアサービスの全株式を株式会社学研ココファンに譲渡。

事業内容

ジェイ・エス・ビーは、不動産賃貸管理事業、高齢者住宅事業、およびその他事業を展開している企業です。同社は全国にわたる事業展開を行っており、管理戸数は86,175戸、管理棟数は2,288棟に及びます。直営店舗数は86店舗で、幅広い地域にサービスを提供しています。

不動産賃貸管理事業では、主に学生向けマンションの企画提案、賃貸運営、管理業務を行っています。これには、オーナーに対する家賃保証や入居者への転貸、建物メンテナンス、入居者サポート業務などが含まれます。また、学生マンションの自社開発や、学生、社会人、法人向けの不動産仲介業務も手掛けています。

高齢者住宅事業では、サービス付き高齢者向け住宅の運営を受託し、介護サービス事業も展開していましたが、2023年11月1日付で㈱グランユニライフケアサービスの全株式を譲渡しました。

その他事業としては、学生支援サービスや日本語学校事業、不動産販売事業を行っています。学生支援サービスでは、企業の採用活動代行や学生の就職活動支援を提供。日本語学校事業では、留学生向けに日本語教育と生活サポートを実施しています。不動産販売事業では、販売用不動産の売却や賃貸を行い、市況の動向を見極めながら新規取得を慎重に進めています。

経営方針

ジェイ・エス・ビーは、その長期ビジョン「Grow Together 2030」を通じて、未来を見据えた成長戦略を推進しています。このビジョンでは、「安心・安全・快適・環境・健康・福祉」に配慮した豊かな生活空間の創造を目指し、健全な若者の育成と魅力溢れる社会の実現に貢献することを経営理念として掲げています。具体的には、2030年に向けての長期ビジョンの実現に向け、中期経営計画「GT01」を遂行し、その後のフェーズとして「GT02」を策定しています。

「GT02」では、業務改革を最重要項目とし、ビジネスプロセスリエンジニアリング(BPR)、デジタルトランスフォーメーション(DX)、ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)を三本柱としています。これらの取り組みを通じて、人的資本・知的資本・気候変動・事業ポートフォリオの各領域での持続的な企業価値の向上を目指しています。

また、同社は「両利きの経営」と「社員全員の経営」を基本方針としており、「人間性とテクノロジーの融合による、ジェイ・エス・ビーだけの価値創出」に焦点を当てています。これにより、多様性の尊重と相互結合の促進によるイノベーションとデジタルテクノロジーを組み合わせ、すべてのステークホルダーに対する新たな価値の提供を目指しています。

さらに、人的資本への投資、知的資本への投資、ブランド・顧客基盤の構築、企業内外の組織づくり、成長時間を短縮する方策など、具体的な戦略を展開しています。これらの戦略を通じて、ジェイ・エス・ビーは、学生マンション分野で唯一無二の存在であり続けることを目指しています。