ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスJP:3222

時価総額
¥1168億
PER
108.5倍
スーパーマーケット事業(マルエツ、カスミ、マックスバリュ関東)、生鮮食品加工(マルエツフレッシュフーズ)、食品加工・製造(ローズコーポレーション、カスミグリーン)、野菜加工・包装(カスミみらい)、不動産(マルエツ開発)、商品開発(クローバ商事)、品質管理・検査(食品品質管理センター)、業務受託(マーノ)、人材派遣(アスビズサポート)、損害保険代理・リース(協栄エイアンドアイ)、教育(日本流通未来教育センター)、店舗運営業務(エスオー)。

沿革

2014年10月

㈱マルエツ、㈱カスミ、マックスバリュ関東㈱(以下「事業会社3社」)及びイオン㈱と丸紅㈱による共同持株会社(株式移転)に関する経営統合契約書の締結並びに、事業会社3社間で共同持株会社設立のための株式移転計画書を作成。

12月

㈱マルエツの臨時株主総会で株式移転計画が承認される。

マックスバリュ関東㈱の臨時株主総会で株式移転計画が承認される。

㈱カスミの臨時株主総会で株式移転計画が承認される。

2015年3月

東京都千代田区に当社設立(東京証券取引所市場第一部に上場)。

2016年1月

本店の所在地を東京都千代田区神田相生町1番地に移転。

2022年4月

東京証券取引所のスタンダード市場へ移行。

事業内容

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスは、2015年3月2日にマルエツ、カスミ、マックスバリュ関東の完全親会社として設立された企業です。同社グループは、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスおよび連結子会社13社、関連会社3社から構成されています。

主な事業セグメントには、スーパーマーケット事業があります。このセグメントでは、マルエツ、カスミ、マックスバリュ関東、セイブなどが食料品を中心に生活関連用品や衣料品等の販売を行っています。また、マルエツフレッシュフーズは生鮮食品の加工事業を、ローズコーポレーションとカスミグリーンは食品の加工・製造及び販売を、カスミみらいは野菜の加工・包装等を手掛けています。

その他の事業としては、マルエツ開発が不動産事業を、クローバ商事が商品開発事業を、食品品質管理センターが品質管理及び品質検査事業を展開しています。さらに、マーノは業務受託事業、アスビズサポートは人材派遣事業、協栄エイアンドアイは損害保険代理業及びリース業を、日本流通未来教育センターは教育事業を、エスオーは小売業におけるレジ等の店舗運営業務を行っています。

これらの事業を通じて、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスは食品を中心とした多様な商品とサービスを提供し、生活に密接に関わる事業を展開しています。

経営方針

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスは、新型コロナウイルス感染症の影響とそれに伴う消費行動の変化、コストプッシュインフレ、激化する競争環境、少子高齢化などの課題に直面しています。これらの課題に対処するため、同社は2023年度から3年間の第3次中期経営計画を策定しました。この計画では、既存のスーパーマーケット事業の再定義と活性化(第1エンジン)、OMO(オンラインとオフラインの融合)による店舗外収益の拡大(第2エンジン)、デジタル知財を活用した新たなビジネス領域の展開(第3エンジン)を3つの主要な成長戦略として掲げています。

これらの戦略を通じて、同社は「Beyond Supermarket」というビジョンを実現しようとしています。これは、従来のスーパーマーケットの枠を超えた事業構造への転換を目指すものです。具体的には、商品と店舗の変革を進め、デジタル技術を駆使して顧客体験を向上させることで、新しい消費スタイルに適応し、競争力を高めることを目指しています。

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスは、スーパーマーケット事業を中心に、生鮮食品の加工、食品の加工・製造、不動産事業、商品開発、品質管理、業務受託、人材派遣、損害保険代理業、教育事業、店舗運営業務など多岐にわたる事業を展開しています。これらの事業基盤を活かしつつ、新たな成長戦略を推進することで、変化する市場環境に対応し、持続可能な成長を目指しています。