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綿半ホールディングスJP:3199
沿革
1598年 |
長野県飯田市で綿屋として創業 (以降、当主が代々「綿屋半三郎」を襲名し、「綿半」の名の由来となる) |
1868年 |
綿商いから金物店の経営に転換 |
1949年2月 |
長野県飯田市に株式会社綿半銅鉄金物店(現 当社)を設立する(資本金20万円) |
1961年3月 |
長野県松本市に松本工場を新設し、鉄骨加工を開始する |
1962年2月 |
静岡県静岡市に長尺屋根加工所を設置し、屋根外装工事を開始する |
1964年12月 |
長野県飯田市に綿半ストアー飯田店を開店し、総合家庭用品販売を開始する |
1966年4月 |
株式会社綿半銅鉄金物店から綿半鋼機株式会社に商号変更する |
東京都新宿区四谷に綿半野原ビル完成 綿半グループの東京本社となる |
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1969年4月 |
リビングストアー伊那店を新規出店し、家具・インテリアの販売を開始する |
1970年6月 |
静岡県大井川町に静岡工場を新設し、鉄骨加工の生産能力を増強 その後、鉄骨加工で得た技術を生かして鉄骨請負工事、橋梁請負工事を展開する |
1972年3月 |
内装仕上工事を開始する |
1977年1月 |
長野県長野市にホームセンターの運営を目的に株式会社綿半ホームエイドを設立する 4月に長池店(1号店)を新規出店する |
1983年3月 |
工場の操業を止めずに屋根の改装を行うカバー工法を開発 |
1987年3月 |
家庭向け2段式立体駐車場を開発し、現在の自走式立体駐車場事業の基礎が築かれる |
1987年4月 |
長野県下伊那郡高森町に鉄骨加工場として飯田工場を新築する |
1995年4月 |
鉄構事業部を独立させ、綿半テクノス株式会社を設立する |
1999年10月 |
綿半テクノス株式会社が自走式立体駐車場事業を開始する |
2003年4月 |
綿半グループ組織再編により、グループをホールディングス制にする |
2005年6月 |
株式会社綿半ホームエイド、長池店に日配品を導入しスーパーセンター化を行う |
2007年5月 |
長池店に生鮮食品を導入し、フルラインのスーパーセンター1号店となる その後、順次スーパーセンター化を進める |
2010年4月 |
ミツバ貿易株式会社の全株式を取得し、100%子会社とする |
2014年12月 |
東京証券取引所市場第二部に株式を上場する |
2015年12月 |
株式会社キシショッピングセンターの全株式を取得し、100%子会社とする 東京証券取引所市場第一部に市場変更する |
2016年4月 |
綿半テクノス株式会社が綿半鋼機株式会社を吸収合併し、綿半ソリューションズ株式会社となる |
2016年7月 |
ミツバ貿易株式会社、綿半トレーディング株式会社へ商号変更する |
2016年11月 |
株式会社Jマートの全株式を取得し、100%子会社とする |
2017年1月 |
株式会社キシショッピングセンター、株式会社綿半フレッシュマーケットへ商号変更する グループ共同仕入を目的として、綿半パートナーズ株式会社を設立する |
2017年4月 |
株式会社Jマート、株式会社綿半Jマートへ商号変更する |
2018年12月 |
株式会社アベルネットの全株式を取得し、100%子会社とする |
2019年4月 2019年8月 2019年11月 2020年6月 2020年10月 2020年11月 2021年3月 2021年6月 2021年7月 2021年8月 2021年11月 2021年12月 2022年4月 2022年7月 |
株式会社丸三三原商店の全株式を取得し、100%子会社とする 株式会社サイエンスホームの全株式を取得し、100%子会社とする 株式会社丸三三原商店、株式会社綿半三原商店へ商号変更する 株式会社アベルネット、株式会社綿半ドットコムへ商号変更する 株式会社綿半三原商店の全株式を綿半パートナーズ株式会社へ譲渡する 株式会社綿半Jマートの全株式を株式会社綿半ホームエイドへ譲渡する 子会社である綿半パートナーズ株式会社を通じて、リグナ株式会社の全株式を取得し、連結子会社とする 子会社である株式会社綿半ホームエイドを通じて、株式会社ほしまんの全株式を取得し、連結子会社とする 子会社である綿半パートナーズ株式会社を通じて、大洋株式会社の全株式を取得し、連結子会社とする 監査等委員会設置会社へ移行する 綿半レンタル株式会社、株式会社綿半インテックへ商号変更する 株式会社夢ハウスの全株式を取得し、100%子会社とする 子会社である綿半パートナーズ株式会社を通じて、株式会社藤越の全株式を取得し、連結子会社とする 株式会社ほしまん、株式会社綿半ドラッグへ商号変更する 株式会社綿半ホームズが、株式会社サイエンスウッド及び株式会社Milky Houseを吸収合併する 東京証券取引所プライム市場に移行 株式会社AICの全株式を取得し、100%子会社とする 株式会社藤越がリグナ株式会社を吸収合併し、リグナ株式会社となる 株式会社東新工務、株式会社綿半工務へ商号変更する 株式会社東新林業、株式会社綿半林業へ商号変更する 株式会社AIC、綿半リアルエステート株式会社へ商号変更する |
事業内容
綿半ホールディングス及びそのグループ会社は、小売事業、建設事業、貿易事業を主軸に展開しています。小売事業では、スーパーセンターを中心に、ホームセンター、食品スーパー、ドラッグストア、お茶元胡蝶庵、インテリアショップなど多岐にわたる店舗を運営。また、インターネット通販では「PCボンバー」でのパソコン・家電販売をはじめ、家具・インテリアの「リグナ」、お酒専門の「酒おとどけ」、医薬品・美容コスメの「綿半ドラッグ」など、幅広い商品を取り扱っています。
建設事業では、木造建築、内外装工事、自走式立体駐車場建設、土木緑化などの各種建設工事を手がけており、特に木造建築では全国の加盟店に資材を供給する一貫生産体制を構築しています。また、屋根改修工事では独自のWKカバー工法を有し、鉄骨加工製作では生産性向上を目指しています。
貿易事業では、医薬品原料や化成品原料の輸入販売を行い、自然派オーガニック商品の開拓にも力を入れています。不妊治療薬の原薬製造も手がけ、国内外からの輸入を通じて製薬会社への販売を行っています。
その他、綿半ホールディングスは建物総合管理や不動産売買なども行っており、幅広い事業を通じて多様なニーズに応えています。これらの事業展開により、同社グループは地域社会に貢献し、顧客の生活を支えるサービスを提供し続けています。
経営方針
綿半ホールディングスは、小売、建設、貿易の三つの主軸事業を展開し、地域社会の発展と顧客の生活向上に貢献しています。同社は、中期経営計画において「地域に寄り添い地域と共に新しい価値を創造する」を掲げ、2027年3月期に売上高1,500億円、経常利益45億円を目標としています。この目標達成に向けて、売上高経常利益率5%以上を長期的な指標として設定しています。
綿半ホールディングスは、420年の歴史を持ち、信用・信頼の基盤の上に成長を続けてきました。その成長戦略の核となるのは、「暖簾」「地域」「環境」の三つの柱です。これらを基に、長野県をはじめとする地域経済への貢献を目指しています。また、同社はSDGsの達成にも積極的に取り組んでおり、持続可能な社会の実現に貢献しています。
具体的な戦略として、小売事業では信頼に応える商品開発、地域の新鮮な食材の提供、地域特性を活かした店舗づくりを推進しています。建設事業では、お客さまとの信頼関係の構築、地域資源の有効活用、環境に配慮した商品開発に注力しています。貿易事業では、世界情勢に対応した原料調達による安定供給や、健康を支える原料提供に取り組んでいます。
これらの取り組みを通じて、綿半ホールディングスは地域と共に成長し、新しい価値を創造することを目指しています。同社の戦略は、時代の変化に対応しながらも、地域社会への貢献と環境への配慮を重視する姿勢に基づいています。