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片倉工業JP:3001
沿革
1920年3月 |
製糸、蚕種、紡績等事業の発展に伴い、片倉組を改組し、片倉製糸紡績株式会社を資本金5,000万円で設立、本社を東京の京橋におく |
1928年7月 |
株式会社ジョイント商会を設立(現社名日本機械工業株式会社、連結子会社) |
1939年9月 |
1872年創設の旧官営富岡製糸場(株式会社富岡製糸所)を合併(1987年休止) |
1943年10月 |
東亜栄養化学工業株式会社を設立(現社名トーアエイヨー株式会社、連結子会社) |
1943年11月 |
社名を片倉工業株式会社(現社名)に変更 |
1946年11月 |
大宮製作所(現加須工場)を新設、1954年自動車部品の生産を開始、以来、工業用計器、情報処理機器の分野にも着手、事業を拡充(2021年事業撤退) |
1949年5月 |
東京証券取引所に株式を上場 |
1954年5月 |
片倉ハドソン靴下株式会社を設立、婦人靴下事業開始(1962年片倉ハドソン株式会社と社名変更) |
1955年10月 |
片倉機器工業株式会社を設立(連結子会社)(2019年事業撤退) |
1960年7月 |
メリヤス肌着事業開始(韮崎工場)、1970年白石工場を製糸工場から転換(2002年韮崎工場、白石工場を休止、メリヤス肌着製造を国内外の協力工場へ移管) |
1961年12月 |
日本ビニロン株式会社を設立(現社名株式会社ニチビ、連結子会社) |
1965年6月 |
片倉富士紡ローソン株式会社を設立(現社名カフラス株式会社、連結子会社)(2018年事業撤退) |
1967年6月 |
大宮ゴルフセンターを新設(開発事業開始)(2012年休止) |
1968年1月 |
片倉ハドソン株式会社を吸収合併 |
1973年3月 |
取手ショッピングプラザを新設(2007年休止) |
1975年4月 |
カタクラ園芸センター山梨店(現ニューライフカタクラ石和店)(2018年休止)を新設(小売事業開始・2019年事業撤退) |
1981年3月 |
松本カタクラモールを新設(2015年休止) |
1983年4月 |
大宮カタクラパーク(現コクーンシティ)を新設 |
1987年10月 |
株式会社片倉キャロンを設立(現社名株式会社片倉キャロンサービス、連結子会社) |
1988年3月 |
蚕糸事業の集約効率化により1製糸工場(熊谷工場)1蚕種製造所(沼津蚕種製造所)とする(1992年熊谷工場の生糸製造中止、1994年熊谷工場、沼津蚕種製造所を休止し蚕糸関係製造業務から撤退) |
1991年1月 |
加須カタクラパークを新設(2021年休止) |
1992年7月 |
大宮製作所を加須市に移転し加須工場と改称 |
1994年5月 |
松江片倉フィラチャーを新設 |
1995年9月 |
いわき片倉フィラチャーを新設 |
1996年11月 |
熊本ショッピングセンターを新設 |
1999年10月 |
宮之城片倉フィラチャーを新設 |
2000年11月 |
熊谷片倉フィラチャーを新設 |
2004年9月 |
カタクラ新都心モール(現コクーンシティ コクーン1)を新設 |
2004年10月 |
白石片倉ショッピングセンターを新設 |
2005年9月 |
富岡工場(旧官営富岡製糸場)の建物等を群馬県富岡市へ寄付(2006年同工場の土地を同市へ売却) |
2006年9月 |
沼津カタクラパークを新設 |
2008年8月 |
オグランジャパン株式会社を設立(同年11月オグラン株式会社の繊維事業を譲受、連結子会社) |
2011年10月 |
本社を東京都中央区銀座から中央区明石町に移転 |
2013年3月 |
東京スクエアガーデンを竣工 |
2014年9月 |
デイサービス事業開始(2018年事業撤退) |
2014年10月 |
化粧品事業開始(2018年事業撤退) |
2015年4月 |
コクーン2の新設に合わせ、大宮カタクラパークとカタクラ新都心モールを統合しコクーンシティを新設 |
2015年6月 |
植物工場の操業開始(2020年事業撤退) |
2015年7月 |
コクーン3を新設 |
2015年11月 |
介護福祉機器事業開始(2019年事業譲渡) |
2021年10月 |
福島ショッピングセンターを新設 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からスタンダード市場へ移行 |
事業内容
片倉工業及びそのグループ会社は、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主な事業としては、不動産事業、医薬品事業、機械関連事業、繊維事業、その他の事業があります。
不動産事業では、ショッピングセンターの運営や各種不動産の賃貸業務を手掛けています。このセグメントは、商業施設の運営を通じて地域社会の発展に貢献していると言えるでしょう。
医薬品事業においては、子会社のトーアエイヨー株式会社が虚血性心疾患、高血圧、不整脈などの医療用医薬品の製造及び販売を行っています。これにより、医療分野での人々の健康と生活の質の向上に寄与しています。
機械関連事業では、子会社の日本機械工業株式会社が消防自動車や防災機器の製造及び販売を担当しており、社会の安全と防災面で重要な役割を果たしています。
繊維事業に関しては、片倉工業自身が衣料品の企画・製造・販売を行い、子会社の株式会社ニチビは機能性繊維の製造・販売、オグランジャパン株式会社は衣料品の企画・販売及びブランドライセンス業を展開しています。これらの活動を通じて、ファッションと機能性を兼ね備えた製品を提供しています。
その他の事業としては、訪花昆虫(交配用ミツバチ)の販売や、子会社の片倉キャロンサービス株式会社によるビル管理サービスなど、多様なニーズに応えるサービスを提供しています。
これらの事業セグメントを通じて、片倉工業グループは幅広い分野で社会に貢献しており、各セグメントが相互に連携しながら持続可能な成長を目指しています。
経営方針
片倉工業は、創業以来の長い歴史を持ち、多角化戦略を通じて広く社会に貢献してきました。同社は、信義、誠実、親和協力を旨とし、命と健康を守り、健全で豊かな社会の実現に貢献することを経営理念としています。経営ビジョンとしては、分散と融合を追求し、健康、安全・快適、環境との共生を実現する企業集団を目指しています。具体的には、人々の健康な暮らし、安全で快適な暮らし、環境に貢献する事業を創り出すことを目標としています。
同社は、経済環境の不透明さや事業運営における様々な課題に直面していますが、これらに対処するために構造改革を進め、事業安定性と採算性の改善に努めています。また、コンプライアンス・プログラムの導入やリスク管理の強化、人材の確保と育成にも注力しています。
事業セグメントごとに見ると、不動産事業ではテナント入替や環境整備を通じて集客魅力の向上を図り、医薬品事業では業務効率化や収益改善に取り組んでいます。機械関連事業では供給状況の注視と生産性向上に努め、繊維事業では介護商品の展開拡大やコスト圧縮を進めています。
これらの取り組みを通じて、片倉工業は新しい「成長の芽」を創り出し、持続可能な発展を目指しています。同社の成長戦略は、社会のニーズに応える事業の創出と、経営基盤の強化に焦点を当てており、これにより企業価値の向上を図っています。