日本調理機JP:2961株価

時価総額
¥55.1億
PER
10.8倍
集団給食施設向け厨房機器メーカーの有力企業。食器洗浄機、消毒保管機、回転釜、炊飯器、スチームコンベクションオーブン、厨房コンサルティング、アフターサービスを展開。創業70年超、栃木工場と大分工場の2工場体制で生産体制。全国支店網による日本全国展開。

株価の推移

出来高の推移

PERの推移

プレミアム会員にご登録いただくと、
PERの推移にアクセスできます。

有料プランをチェック

PBRの推移

時価総額の推移

プレミアム会員にご登録いただくと、
時価総額の推移にアクセスできます。

有料プランをチェック

事業内容

日本調理機は、学校や病院、社員食堂など多数の人に継続的に食事を提供する集団給食施設向けに、厨房機器の開発・製造・販売・修理を行っています。主力製品は食器洗浄機、消毒保管庫、回転釜、炊飯器、スチームコンベクションオーブンなどで、安心・安全で使いやすい製品とサービスの提供を目指しています。

同社の主要顧客は学校給食や病院給食、福利厚生目的の社員食堂など社会貢献色の強い施設で、公的機関向けや大型案件の入札が収益の大きな柱になっています。製品販売に加えて、厨房設計や施工、保守点検といったサービス収入も安定した収益源になっています。

同社は栃木と大分の二工場体制で生産を行い、受注生産を基本に顧客要望に合わせた個別対応を進めています。全国の支店・営業所で販売・施工を行い、設計部門や管理栄養士などの専門家によるコンサルティングで動線や運用まで含めた厨房づくりを一貫して手がけています。さらに問い合わせ窓口と全国の保守担当者が連携し、施工後の保守・修理までワンパッケージで対応しています。

経営方針

同社は成長戦略の中心に「集団給食市場でのシェア拡大と収益安定化」を掲げています。2020年度時点で学校向け食器洗浄機や回転釜の国内生産台数シェアは約20%であり、これを起点に病院・事業所など民間市場への横展開と製品占有率の一層の向上を目指しています。短期的な評価指標として売上高、製品売上高、売上総利益、営業利益を重視し、季節的に売上が7〜9月に偏る構造を是正して四半期ごとに安定した利益を確保することを目標としています。

重点投資分野は製品開発と保守・サービス体制の強化です。同社は栃木と大分の二工場体制で受注生産を行っており、研究開発人員の増強や試作機の製造・評価体制の整備に投資する方針です。品質面ではISO9001取得や公共建築協会評価の取得を基盤に、製品の安定稼働を最優先に据え、導入後の定期保守や操作指導をセットで提供することで差別化を図っています。顧客データの一元管理を活用し、納入履歴に基づくピンポイント営業(企業・病院は納入後5年、学校は10〜15年を目安)でリプレース需要を取り込みます。

新市場開拓では学校市場での強みを活かしつつ、病院・福祉・企業の社員食堂や外食・中食といった産業給食へ広域的に販売チャネルを拡大します。設計事務所や給食委託業者との連携を強め、建物の設計段階から関与することで一括設備受注の獲得率を高める計画です。また施工から保守・修理までワンストップで提供する営業体制を全国支店で整備することで公共案件の入札競争力を維持し、サービス収入を安定した収益源にして季節変動を緩和します。

技術革新への取り組みとしては、省エネ・省人化を柱にした新製品開発と他業界との共同研究を加速しています。同社は労働力不足に対応する無人化・少人数運営を想定した機器やランニングコスト低減を実現する構造設計に注力し、展示会での発表やプロトタイプ評価を通じて市場投入を進めます。さらにサステナビリティ委員会を常設して環境負荷低減やガバナンス強化を進めることで、製品競争力と企業価値の両面を高めることを目指しています。