旭松食品JP:2911

時価総額
¥42.4億
PER
40.9倍
冷凍豆腐、加工食品の製造販売を行う食料品事業を展開。

沿革

1950年12月

長野県下伊那郡松尾村(現 飯田市)に資本金3,500千円をもって旭松凍豆腐株式会社を設立。

1951年5月

設立場所において製造販売を開始。

1962年8月

飯田市駄科に天竜第一工場(現 天竜工場)を建設。

1962年12月

本店を長野県飯田市松尾から飯田市駄科に移転、旧本店を飯田工場とする。

1969年4月

仙台市に仙台事務所(現 仙台営業所)を開設。

1969年5月

飯田工場内に研究所を開設。

1971年6月

子会社、信州豆腐販売株式会社を設立(1981年4月、信州食品株式会社に商号変更)。

1978年7月

天竜第一工場(現 天竜工場)に食品研究所を新設、飯田工場内の研究所を廃止。

1981年7月

飯田市駄科に天竜第二工場(現 天竜工場)を開設し、即席みそ汁「生みそずい」の生産開始。同年9月より発売。

1983年1月

旭松食品株式会社に社名変更。

1984年11月

納豆「なっとういち」を発売。

1985年6月

ダイヤ豆腐株式会社、並びに信州食品株式会社を吸収合併。合併に伴い、伊那工場、東京支店(現 東日本支店)、大阪支店(現 西日本支店)及び広島営業所(現 岡山営業所)を継承。

1986年10月

下伊那郡高森町に高森工場を新設し、「なっとういち」の生産開始。

1987年8月

名古屋市に名古屋出張所(現 名古屋営業所)を開設。

1988年4月

福岡市に福岡出張所(現 福岡営業所)を開設。

1988年11月

額面変更のため旭松食品株式会社(本社 神戸市)と合併。

1990年4月

大阪市に本社機能を移転。

1992年9月

大阪証券取引所市場第二部に上場。

1993年8月

兵庫県小野市に小野工場を新設。

1995年5月

飯田市駄科にロジスティクスセンターを新設。

1997年11月

埼玉県比企郡吉見町に埼玉工場を新設。

1998年3月

子会社、旭松フレッシュシステム株式会社(現 連結子会社)を設立。

2004年6月

子会社、青島旭松康大食品有限公司(現 連結子会社)を中華人民共和国山東省膠南市(現 青島市)に設立。

2007年6月

貿易子会社、青島旭松康大進出口有限公司(現 連結子会社)を中華人民共和国山東省膠南市(現 青島市)に設立。

2010年5月

2011年3月

埼玉工場閉鎖。

小野工場閉鎖、納豆事業から撤退。

2011年4月

納豆事業の営業権及び商標権を譲渡。

2013年7月

東京証券取引所市場第二部に上場。(市場統合による)

2015年5月

国際食品安全マネジメント規格「FSSC22000」の認証取得。(医療用食材を除く)

2016年5月

「FSSC22000」認証取得。(全工場取得)

2017年7月

長野県下伊那郡泰阜村に有機質肥料の生産を行う旭松バイオセンターを新設。

2019年7月

新あさひ豆腐製法特許取得。

2020年3月

凍豆腐生産原料大豆を、グローバルGAP認証大豆に全面切替。

2021年3月

健康経営優良法人2021(大規模法人部門)に認定

2022年4月

東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行。

事業内容

旭松食品とそのグループ企業、旭松フレッシュシステム株式会社、青島旭松康大食品有限公司、青島旭松康大進出口有限公司は、食品製造販売を主軸に事業を展開しています。これらの企業は、冷凍豆腐や加工食品などの製造・販売を行っており、旭松食品グループの事業活動の中心を担っています。

旭松食品グループの報告セグメントは「食料品事業」の単一セグメントであり、その事業内容は広範にわたります。具体的には、冷凍豆腐や様々な加工食品の製造から販売までを手掛けており、これらの製品は国内外の消費者に提供されています。

旭松食品グループは、食品の安全性と品質に重点を置いた製品開発を行い、消費者の健康と満足を追求しています。また、青島旭松康大食品有限公司や青島旭松康大進出口有限公司を通じて、国際市場への進出も積極的に行っており、グローバルな食品供給網の構築を目指しています。

このように、旭松食品グループは、冷凍豆腐や加工食品の製造・販売を核とした事業を展開し、国内外の消費者に高品質な食品を提供することで、食品業界におけるその地位を確立しています。

経営方針

旭松食品は、食品業界における競争の激化と厳しい経営環境の中で、中長期的な成長戦略を推進しています。同社は、安心・安全を最優先にした供給体制の確立、強靭な経営体力の形成、そして将来に向けた人材確保に重点を置いています。具体的には、食品安全マネジメントシステム「FSSC22000」の全工場での取得と更新、品質向上のためのグローバルGAP認証大豆の使用、生産性の向上とコストダウンへの注力、健康機能に関する研究活動の継続、そして価値ある商品の提供を通じて、お客様からの信頼と支持を獲得しています。

また、旭松食品は、営業利益の向上を目標とする経営指標に重点を置き、売上高の増加と共に収益力の向上に努めています。これには、新商品の開発、販売チャネルの拡大、特に医療用食材の成長を第三の柱として位置づけ、業績への寄与を目指しています。さらに、品質の向上とコスト削減を両立させるため、生産体制の見直しや合理化投資を行っています。

中長期的な経営戦略の一環として、旭松食品は、商品設計開発の迅速化、新規商品開発の強化、販売力の強化、グループ全体でのコスト削減、省力化・効率化策の実施、そして海外展開による販売機会の拡大を進めています。人材確保に関しては、働き方改革の推進、組織の見直し、人事ローテーションによる育成、評価制度と教育体制の見直しを行っています。

これらの戦略を通じて、旭松食品は、持続可能な成長を実現し、食品業界における競争力をさらに強化していくことを目指しています。