佐藤食品工業JP:2814

時価総額
¥189.7億
PER
46.1倍
茶エキス、天然調味料、植物エキス、粉末酒の製造販売を手掛ける食品加工事業。

沿革

1954年10月

愛知県名古屋市に有限会社佐藤食品工業所を設立、白醤油の製造販売を開始。

1962年5月

佐藤食品工業株式会社に組織変更。

1964年3月

本社工場にスプレードライヤー第1号機を設置(1982年8月廃止)。調味料粉末化の研究を開始。

1965年5月

粉末天然調味料の製造販売を開始。

1966年4月

三重県桑名市に三重工場を開設し、液体天然調味料の製造販売を開始。

1966年11月

世界初のアルコール粉末化を各日刊紙に発表。

1967年5月

愛知県小牧市粉末専門工場として小牧工場を開設。スプレードライヤー第2号機を設置(1988年9月廃止)。
高含度アルコール粉末「アルコック」各種の製造販売を開始。

1969年3月

三重工場を廃止し、小牧工場に統合。

1970年8月

本社を愛知県小牧市(小牧工場)へ移転。

1972年11月

スプレードライヤー第3号機を設置(2003年5月廃止)。

1973年2月

名古屋工場を廃止し、本社(小牧工場)に統合。

1977年9月

スプレードライヤー第4号機を設置。

1980年4月

茶エキスの製造販売を開始。

1981年5月

酒税法が改正され、含アルコール粉末は「粉末酒」として認可され、「粉末酒」酒造免許第1号を受ける。

1982年6月

ドリンク用粉末酒「アルコック・ライトカクテル」の製造販売を開始。
スプレードライヤー第5号機を設置。

1986年6月

茶エキス抽出設備の増設。

1988年2月

スプレードライヤー第6・7号機を設置。

1990年7月

本社新社屋完成。

1991年4月

社団法人日本証券業協会に株式を店頭登録。

1994年3月

天然調味料抽出設備増設。

1999年10月

第二工場完成(茶エキス専門工場)。

2002年2月

ISO9001認証取得。

2004年12月

株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場。

2006年5月

第三工場完成(包装工程・物流倉庫設備)。

2008年3月

ISO14001認証取得。

2009年3月

第三工場第二製造棟完成(第三工場エキス棟より名称変更)。

2010年4月
 

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に上場。

2010年10月

大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。

2011年1月

第三工場第二製造棟乾燥ライン稼動。

2012年3月

FSSC22000認証取得。

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。

2018年10月

有機JAS認証取得。(本社工場、第二工場、第三工場)

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行。

事業内容

佐藤食品工業は、食品加工業界において特定のニッチをターゲットにした事業を展開しています。同社の主要な事業活動は、茶エキス、天然調味料、植物エキス、そして粉末酒の製造販売に特化しています。これらの製品は、食品産業における多様なニーズに応えるために開発されており、特に健康志向や自然素材を重視する市場での需要が高まっています。

佐藤食品工業は、食品加工事業において単一の事業分野に集中しており、そのためセグメント情報は提供されていません。これは、同社が特定の専門分野において深い専門知識と技術を持ち、競争力を維持していることを示しています。

また、同社は子会社や関連会社を持たず、独立した事業体として運営されています。これにより、経営の柔軟性を保ちつつ、事業戦略の迅速な実行が可能になっています。佐藤食品工業の事業系統図は、そのシンプルな事業構造と、食品加工業界における同社の明確な位置付けを示しています。

総じて、佐藤食品工業は、特定の食品加工分野において高品質な製品を提供することで、業界内での確固たる地位を築いています。その事業戦略は、専門性の高い製品ラインナップと効率的な運営体制によって支えられています。

経営方針

佐藤食品工業は、独自の技術開発と新しい天然食品加工分野の創造を通じて、社会への貢献を目指しています。同社の経営方針は、顧客満足度と付加価値の高い商品の提供、技術立社を基本とした開発技術と生産技術の確立、能力主義に基づく人事制度の確立、積極的な改善と職場のムードづくりに努めることに重点を置いています。

中長期的な経営戦略として、佐藤食品工業は差別化された製品開発と用途開発に注力し、業績の安定的な成長を目指しています。特に、「天然風味の粉末化」技術を核とした製品の高付加価値化に経営資源を集中しています。これには、茶エキスや天然粉末和風だし、植物エキス、粉末酒などの新製品開発が含まれます。

経営環境の変化に対応するため、同社は安全・安心な製品の提供、生産性の向上及び合理化、高付加価値製品の開発の3つの重要課題に取り組んでいます。これらの課題に対処することで、経営基盤の強化と企業価値の向上を図っています。

佐藤食品工業は、特定の食品加工分野に特化し、高品質な製品を提供することで業界内での地位を確立しています。その事業戦略は、専門性の高い製品ラインナップと効率的な運営体制によって支えられており、食品産業における多様なニーズに応える製品開発に注力しています。