ディップJP:2379

時価総額
¥1614.8億
PER
人材サービス事業では「バイトル」「はたらこねっと」等の求人情報サイト、DX事業では「採用ページコボット」「面接コボット」等の中小企業向けDXサービスを提供。

沿革

1997年3月

愛知県名古屋市中区において、コンビニエンスストアにおけるマルチメディアステーション端末を利用した「無料カタログ送付サービス」の運営を目的としてディップ株式会社を設立

1998年5月

本社を東京都渋谷区に移転

同端末にて「人材派遣お仕事情報サービス」を開始

2000年5月

本社を東京都千代田区に移転

2000年10月

インターネットによる派遣社員の求人情報提供サービス「はたらこねっと」を開始

2001年2月

「はたらこねっと」上でアルバイト情報の提供を開始

2001年9月

大阪市北区に大阪オフィスを開設

2002年10月

「はたらこねっと」のアルバイト部門が独立した新サイト「バイトルドットコム(現バイトル)」を開始

2003年3月

本社を東京都港区に移転

2004年5月

東京証券取引所マザーズ市場に上場

2004年7月

プライバシーマーク取得

2004年10月

株式会社イー・エンジン(旧社名:求人情報サービス株式会社)を株式交換により完全子会社化し、転職情報サイト「ジョブエンジン」を開始

2005年1月

「はたらこねっと」の姉妹サイトとして新サイト「はたらこ紹介予定派遣」を開始

2005年2月

「ジョブエンジン」の姉妹サイトとして新サイト「ジョブエンジンエージェント」を開始

2005年6月

総合求人ポータルサイト「Dip Jobs(ディップジョブズ)」を開始

2006年3月

株式会社ブックデザインの株式を取得し連結子会社とする

2006年6月

ディップエージェント株式会社を設立

2006年11月

情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格「ISO27001(JIS Q 27001)」の認証を取得

2007年11月

株式会社ブックデザインの株式を全取得し完全子会社とする

2008年1月

連結子会社である株式会社イー・エンジン、株式会社ブックデザインを吸収合併

2009年1月

正社員求人情報サイト「社員バイトル(現バイトルNEXT)」を開始

2009年2月

有料職業紹介事業認可取得

2009年3月

連結子会社であるディップエージェント株式会社の事業全部を譲受け、同社を解散

2009年9月

インターネットによる看護師専門の転職情報サイト「ナースではたらこ」を開始

2010年8月

「バイトル」スマートフォン向けアプリの提供を開始

2011年4月

シフト管理ツール「バイトルシフト」提供開始

2011年7月

「はたらこねっと」スマートフォン向けアプリの提供を開始

2013年12月

東京証券取引所市場第一部へ市場変更

2018年8月

CAST株式会社(旧社名:hachidori株式会社)株式会社の株式を取得し持分法適用関連会社とする

2019年1月

株式会社クロス・オペレーショングループ(旧社名:アイセールス株式会社)の株式を取得し持分法適用関連会社とする

2019年3月

TRUNK株式会社の株式を取得し持分法適用関連会社とする

2019年9月

AI・RPA事業(現DX事業)のDXサービス「コボット」提供開始

2020年8月

株式会社スピークバディの当社持分比率が減少し持分法適用関連会社から除外

2020年10月

コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「DIP Labor Force Solution 投資事業有限責任組合」を連結子会社とする

2021年5月

専門職の総合求人サイト「バイトルPRO」を提供開始

2021年8月

株式会社ジョリーグッド及び株式会社GAUSSは実質影響力基準による関連会社に該当しなくなったため、持分法適用関連会社から除外

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行

事業内容

ディップは、人材サービス事業とDX事業を主軸に展開している企業です。人材サービス事業では、インターネット求人情報サイトの提供を通じて、顧客企業の人材採用支援と働く環境の構築に貢献しています。このセグメントでは、「バイトル」をはじめとするアルバイト・パート求人情報サイト、「バイトルNEXT」の正社員・契約社員向け求人情報サイト、「はたらこねっと」の総合求人情報サイト、「バイトルPRO」の専門職向け総合求人情報サイト、そして「ナースではたらこ」の看護師人材紹介サービスなど、多岐にわたるサービスを提供しています。

一方、DX事業では、2019年9月から中堅・中小企業向けに特化したDXサービスを提供しており、商品設計をシンプルにして導入と継続利用を容易にすることで、中堅・中小企業のデジタルトランスフォーメーションを支援しています。この事業セグメントでは、「採用ページコボット」の採用サイト作成サービス、「面接コボット」の採用面接スケジュール自動調整サービス、「人事労務コボット」のアルバイト・パートの入社・労務管理サービス、「HRコボット」の派遣会社向け営業支援サービス、「常連コボット」の飲食・小売事業者向け販促支援サービス、「集客コボット」のMEO対策サービスなど、企業のデジタル化を促進する多様なサービスを展開しています。

ディップは、これらの事業を通じて、人材採用からデジタルトランスフォーメーションまで、企業のあらゆるニーズに応えるサービスを提供し、企業と働く人々の双方に価値を提供しています。

経営方針

ディップは、1997年の創業以来、インターネット求人情報サイトの提供を通じて、顧客企業の人材採用支援と求職者の働く環境構築に貢献してきました。2020年2月期からは、「Labor force solution company」というビジョンのもと、人材サービスとDXサービスの提供を軸に、労働市場の課題解決を目指しています。新型コロナウイルス感染症の拡大下でも、ユーザー、顧客、パートナー、従業員への支援を継続し、持続可能な取り組みを行っています。

中期経営戦略「dip2025」を策定し、その後「dip30th」へとアップデートしています。この戦略では、運営事業の強化、新規事業の実現、システム強化、個人情報保護と情報セキュリティの強化、組織体制の強化、サステナブルな社会の実現への貢献を優先課題として掲げています。

ディップは、人材サービス事業において、営業人員の増強や生産性向上、顧客企業の採用満足度向上を目指し、DX事業では中堅・中小企業のDX化を支援しています。また、新規事業の創出による事業ポートフォリオの拡充、システムの安定性確保、情報管理体制の強化、組織風土の醸成、社会課題の解決に向けた取り組みを進めています。

これらの戦略を通じて、ディップは持続的な成長と企業価値向上、さらには持続可能な社会の実現に貢献していく方針です。