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いちごJP:2337
事業内容
いちごは、サステナブルな社会の実現を目指す「サステナブルインフラ企業」として、複数の事業セグメントを展開しています。これらの事業は、アセットマネジメント、心築(しんちく)、いちごオーナーズ、ホテル、クリーンエネルギーの5つに分かれています。
アセットマネジメント事業では、J-REITやインフラ投資法人、セキュリティ・トークン、私募不動産ファンドの運用を行っています。投資主価値の最大化を目指し、魅力的な物件の発掘や価値向上、売却による利益を追求しています。
心築事業は、既存不動産に新たな価値を創造することを目的としています。賃料収入を得ながら、いちごの不動産技術とノウハウを活用し、不動産の価値向上を図り、ストック収益と売却によるフロー収益を生み出します。
いちごオーナーズ事業は、顧客ニーズに基づいた不動産を提供することに特化しています。外部デベロッパーに建設を委託し、企画から品質管理、販売までを一貫して行うファブレス事業です。
ホテル事業では、自社ブランドホテルの展開やホテルオペレーション、DXの提供を通じて、既存ホテルに新たな価値を創造しています。大規模リニューアルやAIレベニューマネジメントシステム「PROPERA」を活用し、ホテルの価値向上を図ります。
クリーンエネルギー事業は、太陽光発電を中心に、地球に優しく安全性に優れた発電事業を展開しています。日本国内での不動産の新たな有効活用とエネルギー自給率向上に貢献することを目指しています。
経営方針
いちごは、「日本を世界一豊かに。その未来へ心を尽くす一期一会の『いちご』」という理念のもと、成長戦略を推進しています。同社は不動産の価値向上を図る「心築(しんちく)」を通じて、資産価値の向上を目指しています。オフィス、ホテル、商業施設に加え、全国で太陽光発電所や風力発電所の開発・運営を行い、持続可能な社会の実現に貢献しています。
いちごの中期経営計画「いちご2030」では、サステナブルインフラ企業としての地位を確立し、株主価値の最大化を目指しています。心築事業を通じて培ったコア・コンピタンスを活かし、不動産市況に左右されにくい新たな収益基盤の構築を進めています。2030年2月期までに、持続性と安定性の高い事業展開を目指し、KPI目標を設定しています。
同社は、サステナブルな社会に向けた環境課題の解決にも注力しています。クリーンエネルギー事業を通じて、CO2削減を推進し、RE100の達成を目指しています。また、CDPの気候変動プログラムや水セキュリティプログラムでのリーダーシップレベルの維持・向上を図っています。これにより、環境保全と持続可能な経営を実現しようとしています。