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綜合警備保障JP:2331
沿革
事業内容
綜合警備保障は、セキュリティ事業、綜合管理・防災事業、介護事業を中心に事業を展開しています。
セキュリティ事業では、機械警備業務、常駐警備業務、警備輸送業務を手がけています。機械警備業務では、「ALSOK-G7」をはじめとする高度なセキュリティシステムを提供しています。常駐警備業務では、各種イベントや著名人の警護など、幅広いニーズに対応しています。警備輸送業務では、現金輸送サービスや「入(出)金機オンラインシステム」、「ATM管理サービス」などを提供しています。
綜合管理・防災事業では、建物の維持管理や防災サービスを手がけています。防災分野では、ホーチキ株式会社や日本ドライケミカル株式会社との資本業務提携を通じて、新商品・サービスの共同開発・販売を行っています。また、三菱商事株式会社とファシリティマネジメント事業の強化にも取り組んでいます。
介護事業では、在宅介護サービスから施設介護サービスまで、幅広いサービスを提供しています。
その他の事業では、キャッシュレス決済サービス、情報セキュリティソリューション、健康管理サービスなども手がけています。
同社は、セキュリティ、施設管理、介護など、多岐にわたる事業を展開しており、顧客ニーズに合わせたサービスを提供することで、事業の拡大を図っています。
経営方針
綜合警備保障は、「強靭な綜合安全安心サービス業」を目指し、中期的な経営戦略を推進しています。
まず、収益性の向上のため、セキュリティ事業を中心とした事業の拡大と業務の合理化・効率化に取り組んでいます。具体的な経営指標としては、「連結売上高経常利益率」と「ROE(連結自己資本当期純利益率)」の両指標を重視し、中期的に10%以上の水準を目指しています。
次に、リスクが多様化する社会の中で、お客様と社会の安全・安心ニーズに的確に対応するため、警備ビジネスモデルの変革を推進しています。具体的には、サイバーセキュリティ対策、個人の安全・安心を見守るサービス、自然災害リスクへの対応サービスなど、多様なサービス機能を組み合わせた新たなソリューションの拡充に取り組んでいます。
また、事業領域の拡大にも注力しており、セキュリティ事業とシナジー効果の見込める介護事業や施設管理・工事等の事業にも積極的に取り組んでいます。
さらに、デジタル化とデータ活用にも力を入れ、お客様とのコミュニケーション強化や新たなサービスの創造、社内の生産性向上に取り組んでいます。
加えて、社員が活躍できる環境の構築にも注力し、多様な人材の採用や働き方の提供、能力開発などを通じて、グループ内の働き方改革を推進しています。
最後に、サステナビリティへの取り組みも強化しており、CO2排出量削減目標の達成や生態系の保全、循環型経済への取り組みなど、環境課題の解決に積極的に取り組んでいます。
以上のように、綜合警備保障は、多様化するリスクに対応し、お客様と社会の安全・安心ニーズに的確に応えるべく、事業の拡大と変革、デジタル化、人材育成、サステナビリティへの取り組みなど、中長期的な経営戦略を推進しています。