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ALSOKJP:2331
事業内容
綜合警備保障(ALSOK)は、セキュリティ事業、FM(ファシリティマネジメント)事業、介護事業、海外事業の4つの主要な事業セグメントを展開しています。
セキュリティ事業では、機械警備、HOME ALSOK、常駐警備、警備輸送の4つの分野があります。機械警備では、ALSOK-G7などのセキュリティシステムを提供し、異常時にはガードマンが現場に駆けつけます。HOME ALSOKでは、個人向けのホームセキュリティサービスを提供し、高齢者向けの見守りサービスも展開しています。
常駐警備事業では、施設に警備員を配置し、出入管理や巡回を行います。また、イベント警備や身辺警護も手がけています。警備輸送事業では、現金や貴重品の輸送を行い、ATM管理サービスも提供しています。
FM事業では、建物の修繕や管理、清掃、防火・防災業務を行い、建物の資産価値を維持・向上させるサービスを提供しています。介護事業では、在宅介護サービスや施設介護サービスを提供し、福祉用具の販売・レンタルも行っています。
海外事業では、東南アジアを中心に、常駐警備や機械警備、防災、清掃、ビル管理などを展開しています。各国のニーズに応じたサービスを提供し、事業継続をサポートしています。
経営方針
綜合警備保障(ALSOK)は、成長戦略としてセキュリティ事業を中核に据えつつ、新たな分野への進出を図っています。特に、介護事業や海外事業とのシナジー効果を活かし、総合的な安全・安心サービスの提供を目指しています。また、2025年には商号を「ALSOK株式会社」に変更し、ブランド価値の向上を図ります。
同社は、収益性向上を目指し、セキュリティ事業の拡大と業務の合理化・効率化を推進しています。経営指標としては「連結売上高経常利益率」と「ROE(連結自己資本当期純利益率)」を重視し、中期的に10%以上を目標としています。これにより、株主資本の最適活用を図ります。
中長期的な経営戦略として、ALSOKは多様化するリスクに対応するため、既存の警備インフラを活用した新サービスの提供を推進しています。デジタル化とデータ活用を進め、社員が活躍できる環境を整備し、サステナビリティへの取り組みを強化しています。これにより、社会の安全・安心ニーズに応える能力を高めています。
経営環境の変化に対応するため、ALSOKは生産コスト上昇への対応や、多様な安全・安心ニーズへの対応を進めています。サイバーセキュリティ対策やBCPソリューションなど、多様なサービスを提供し、外部とのアライアンスを活用して新たなソリューションを拡充しています。
デジタル化の進展に伴い、ALSOKはお客様とのコミュニケーション強化やデータ活用による新サービスの創造に注力しています。ビジネスプロセスのリエンジニアリングを通じて生産性向上を図り、新たな付加価値を創出しています。これにより、競争力を高めています。
社員が活躍できる環境を構築するため、ALSOKは多様な人材の採用や働き方の提供、能力開発を進めています。これにより、社員のエンゲージメントを高め、グループ内の働き方改革を推進しています。社員の能力を最大限に引き出す制度と環境を整備しています。
サステナビリティへの取り組みとして、ALSOKはガバナンスの強化を図り、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。CSR活動を通じてSDGsの達成に貢献し、温室効果ガス排出量削減を進めています。EV車両の導入や生態系保全にも取り組んでいます。
大規模災害や感染症への対応として、ALSOKは事業継続計画や災害対策規程に基づく対応マニュアルを整備しています。全国規模での機動的な対応体制を構築し、定期的な教育訓練を実施しています。お客様のコンティンジェンシープラン構築もサポートしています。
海外事業の展開では、ALSOKは日本で培ったノウハウを活かし、各国のニーズに応じたサービスを提供しています。特にインドネシアでは、子会社の融合を進め、ASEANでの事業展開を強化しています。国際的な安全・安心ニーズに応える体制を整えています。