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第一屋製パン (2215) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
第一屋製パンは、パンを中心とした食品の製造販売を主力事業とする食品メーカーです。同社は企業グループとして本体と連結子会社3社、その他の関係会社1社で構成され、食品事業と不動産事業の2つの柱で事業を展開しています。豊田通商から原材料の一部を調達し、自社工場で製造した製品を市場に供給する体制を構築しています。
同社の収益構造は食品事業が中心となっており、パン部門と和洋菓子部門が主要な収益源です。原材料調達から製造、販売まで一貫した事業体制を敷いており、グループ会社の配送網を活用して効率的な物流システムを実現しています。また、所有する土地の賃貸による不動産事業も安定的な収益基盤として機能しています。
食品事業の製品ラインは、パン部門、和洋菓子部門、その他の3つに分かれています。パン部門と和洋菓子部門は同社が直接製造販売を手がけ、その他の部門では子会社のスリースター製菓がクッキーなどの製造を担当しています。配送業務については子会社のファースト・ロジスティックスが担い、グループ全体で効率的な事業運営を行っています。
経営方針
第一屋製パンは2026年度の基本方針「成長を創る」の下、持続的な成長に向けた積極的な事業戦略を展開しています。同社は2023年から代表取締役社長直下に各部門を配置する組織変更を実施し、意思決定の迅速化を図っています。営業利益を最も重要な経営指標として位置づけ、厳しい競争環境が続く1.1兆円規模のホールセール市場において市場シェア拡大を目指しています。
商品開発と差別化戦略において、同社はマーケティング部門と開発部門の連携強化を重点施策として推進しています。特に強みであるキャラクター商品への注力を拡大し、販路拡大を積極的に推進する計画です。また、主力のロングセラーシリーズのブランド再構築を進めるとともに、多様化する消費者ニーズに対応した高付加価値商品の開発に力を入れています。採算管理とアイテム毎の値引管理を徹底することで、粗利を重視した販売戦略を展開し収益基盤の強化を図っています。
新市場開拓では、パンと親和性の高い新領域への事業拡大を推進しています。具体的には焼き菓子や冷凍生地などの非日配品のロングライフ商品や冷凍品分野の商品群開発に注力し、新たな売上高の上乗せを目指しています。また、横浜工場跡地の有効活用による不動産事業を積極的に展開し、2025年6月より全額計上された賃料収入を活用して、厳しい経営環境下でも耐えられる安定的な収益基盤の構築を進めています。
技術革新と生産体制の強化では、安定生産体制構築のための設備投資と業務効率化のためのシステム投資に重点的に取り組んでいます。生産部門では独自開発したDPS(第一パン生産方式)による徹底した効率化を継続実施し、原材料価格高騰や物流費上昇などのコスト圧迫要因に対応しています。設備投資による生産能力増強と高付加価値商品の構成比引き上げにより、収益力の着実な向上を実現する方針です。