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第一屋製パンJP:2215
沿革
1947年6月 |
細貝義雄が東京都大田区において個人経営で「第一屋」の商号をもって製パン業を創設 |
1948年8月 |
合資会社第一屋を設立 |
1955年7月 |
各種パン類、菓子類の製造並びに販売を目的として第一屋製パン株式会社を設立 |
1956年6月 |
横浜市南区に横浜工場を新設 |
1957年11月 |
西武鉄道株式会社旭食糧工場(東京都港区)を買収し麻布工場を新設 |
1959年2月 |
三福製パン有限会社(東京都三鷹市)を買収し三鷹工場を新設 |
1961年12月 |
株式会社中屋に吸収合併(ただし社名は第一屋製パン株式会社とする) |
1962年9月 |
株式を東京証券取引所市場第二部に上場 |
1963年12月 |
麻布工場を閉鎖 |
1964年1月 |
横浜市戸塚区に横浜工場を新設、旧横浜工場を閉鎖 |
1965年1月 |
群馬県高崎市に高崎工場を新設 |
1967年2月 |
埼玉県三郷市に金町工場を新設 |
1969年4月 |
マルエスパン株式会社(大阪府八尾市)を買収し大阪工場を新設 |
1969年10月 |
株式を大阪証券取引所市場第二部に上場 |
1970年11月 |
東京及び大阪証券取引所各市場第一部に株式上場指定替え |
1972年12月 |
日本タンパク工業株式会社(株式会社フレッシュハウス)の全株式を取得 |
1973年1月 |
株式会社大阪木村屋の営業権を買収 |
1973年3月 |
大阪府池田市に大阪空港工場を新設 |
1974年4月 |
東京都小平市に小平工場を新設、三鷹工場を閉鎖 |
1974年8月 |
クッキー・ビスケット専門会社スリースター製菓株式会社を設立 |
1977年1月 |
金町工場敷地内に食パン工場(標準食パン専門工場)を新設 |
1977年7月 |
栃木県宇都宮市に宇都宮工場を新設 |
1979年4月 |
蒲田工場を改築し工場名を本社工場に変更 |
1980年4月 |
宮城県泉市(現仙台市泉区)の株式会社虎屋の卸部門を買収し仙台工場を開設 |
1980年11月 |
宮城県黒川郡大和町に仙台工場を新設、旧仙台工場を閉鎖 |
1981年12月 |
米国ハワイ州に現地法人ダイイチヤ・ラブスベーカリーインコーポレーテッドを設立 |
1987年11月 |
横浜工場完成(旧工場を全面建て替え) |
1990年3月 |
米国ハワイ州において新工場(子会社に対する賃貸資産)完成 |
1992年4月 |
宇都宮工場敷地内に麺類の製造販売会社、関東大徳株式会社を設立 |
1995年5月 |
当社のインストアベーカリー部門を分離して株式会社ベーカリープチを設立 |
1996年4月 |
物流子会社株式会社ファースト・ロジスティックスを設立 |
2000年11月 |
本社移転及び本社工場閉鎖 |
2003年2月 |
千葉県松戸市に松戸工場を新設 |
2003年12月 |
大阪証券取引所市場第一部上場廃止(2003年10月当社より申請) |
2007年6月 |
松戸工場及び株式会社フレッシュハウス三田工場をカネ美食品株式会社に事業譲渡 |
2007年12月 |
株式会社フレッシュハウスを清算結了 |
2008年9月 |
ダイイチヤ・ラブスベーカリーインコーポレーテッドの保有株式をすべて売却 |
2008年10月 |
関東大徳株式会社及びデリシャスフーズ株式会社の保有株式をすべて売却 |
2008年10月 |
宇都宮工場資産を大徳食品株式会社に売却 |
2008年12月 |
仙台工場を白石食品工業株式会社に事業譲渡 |
2009年5月 |
本社を小平市に移転 |
2009年12月 |
豊田通商株式会社と資本業務提携契約を締結 |
2010年1月 |
豊田通商株式会社に対して第三者割当増資を実施 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行 |
2022年12月 |
横浜工場を閉鎖 |
事業内容
第一屋製パンとそのグループ企業は、パン類を中心に和洋菓子やその他食品の製造販売を行っています。この企業集団は、第一屋製パン本体と連結子会社3社、関係会社1社で構成されており、食品事業を主軸に展開しています。
食品事業は、パン部門、和洋菓子部門、その他の部門に分かれています。パン部門では、豊田通商株式会社から一部原材料を購入し、第一屋製パンと株式会社ベーカリープチが製造から販売までを手掛けています。和洋菓子部門も同様に、豊田通商から原材料を仕入れ、第一屋製パンが製造販売を行っています。
その他の部門では、クッキーなどの製造販売をスリースター製菓株式会社が担当し、これらの製品を含むグループ全体の配送業務は株式会社ファースト・ロジスティックスが行っています。これらの事業展開を通じて、第一屋製パングループは食品業界における幅広いニーズに応えています。
以上のように、第一屋製パンとそのグループ企業は、パンや和洋菓子の製造販売を核としつつ、原材料の調達から製品の配送に至るまで、食品事業の各段階にわたって幅広いサービスを提供しています。
経営方針
第一屋製パンは、長い歴史を持つパン及び菓子の製造販売企業として、「おいしさにまごころこめて」をモットーに掲げ、顧客の期待を超える感動を提供することを目指しています。同社は、技術力と商品力を基盤に、品質向上と原価低減を図りながら、安全で高品質な商品作りに努めています。マーケティング力の強化と独自技術による商品差別化を進め、社会の発展に貢献することを経営方針としています。
経営環境においては、パン市場の長期的な縮小傾向や原材料費の上昇など、厳しい状況が続いています。これに対応するため、第一屋製パンは価格改定を実施するとともに、組織変更を行い、迅速な意思決定と業務遂行の効率化を図っています。
経営戦略としては、マーケティング部門と開発部門の連携強化、キャラクター商品への注力、新領域への拡大を重点領域としています。具体的には、パンと親和性の高いロングライフ商品や冷凍品の開発に注力し、新たな売上高の上乗せを目指しています。また、横浜工場の閉鎖による生産拠点の集約が生産性の向上と競争力の強化に寄与し、不動産事業への積極的な取り組みを通じて、厳しい経営環境の中でも収益基盤の構築と企業の安定性の確保を図っています。
これらの戦略を通じて、第一屋製パンは新しい価値の創造と収益回復に全社一丸となって取り組んでおり、将来の賃料収入などを見据えた横浜工場跡地の有効活用も計画しています。同社は、これらの取り組みを基に、食品業界における競争力の強化と持続可能な成長を目指しています。