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山崎製パンJP:2212
沿革
1948年3月 |
創業者飯島藤十郎により千葉県市川市に山崎製パン所を開業、パンの委託加工を開始 |
1948年6月 |
山崎製パン株式会社を資本金百万円をもって千葉県市川市に設立 |
1960年4月 |
東京都杉並区に杉並工場竣工稼働、首都圏の販売地域を拡大 |
1962年4月 |
本社を千葉県市川市より東京都墨田区へ移転 |
1962年7月 |
東京証券取引所市場第二部に株式上場 |
1963年10月 |
東京都東久留米市に武蔵野工場竣工稼働 |
1963年10月 |
㈱山崎製パン横浜工場を吸収合併(現横浜第一工場) |
1966年3月 |
千葉県松戸市に松戸工場竣工稼働 |
1966年11月 |
東京証券取引所市場第一部に株式上場 |
1966年12月 |
大阪証券取引所市場第一部に株式上場 |
1969年1月 |
宮城県柴田郡に仙台工場竣工稼働、東北地区の販売地域を拡大 |
1970年10月 |
米国ナビスコ社及び日綿実業㈱(現双日㈱)と合弁会社、ヤマザキ・ナビスコ㈱(2016年9月 ヤマザキビスケット㈱に商号変更)設立 |
1973年7月 |
㈱末広製菓設立 |
1973年11月 |
本社を墨田区から千代田区岩本町三丁目2番4号へ移転 |
1973年11月 |
㈱山崎製パン千葉工場を吸収合併(現千葉工場) |
1976年1月 |
山崎製菓㈱及び㈱山崎製パン新潟工場を吸収合併(現古河工場及び新潟工場) |
1976年3月 |
横浜市緑区(現都筑区)に横浜第二工場竣工稼働 |
1977年10月 |
㈱サンロイヤル(2000年4月 ㈱ヴイ・ディー・エフ・サンロイヤルに社名変更)がインストアベーカリー事業を開始 |
1977年12月 |
㈱サンエブリー設立(コンビニエンスストア事業進出) |
1980年5月 |
㈱サンデリカ設立 |
1981年5月 |
香港に香港山崎麺飽有限公司設立(現地法人) |
1981年12月 |
東京都東村山市に武蔵野第二工場を開設して稼働(現埼玉工場埼玉第二東村山工場) |
1982年1月 |
デイリー事業部と㈱サンエブリーを統合し、㈱サンショップヤマザキ(1999年1月 ㈱デイリーヤマザキに社名変更)としてコンビニエンスストア事業を本格展開 |
1983年5月 |
仏国グラン・ムーラン・ド・パリ社と技術導入契約を締結 |
1984年4月 |
㈱関西ヤマザキが㈱イート食品(現㈱高知ヤマザキ)の株式を取得 |
1984年11月 |
群馬県伊勢崎市に伊勢崎工場竣工稼働 |
1986年1月 |
㈱関西ヤマザキを吸収合併(現大阪第一工場、大阪第二工場、京都工場、名古屋工場、岡山工場、広島工場、福岡工場及び熊本工場) |
1986年10月 |
㈱サンキムラヤ設立 |
1988年4月 |
愛知県安城市に安城冷生地事業所竣工稼働 |
1988年7月 |
米国ナビスコ社よりヤマザキ・ナビスコ㈱(現ヤマザキビスケット㈱)の株式を取得し、当社の持株比率が40%から80%に増加 |
1989年4月 |
㈱イケダパンの株式を取得 |
1989年6月 |
㈱ヤマザキエンジニアリング設立 |
1990年11月 |
愛知県安城市に安城工場竣工稼働 |
1991年4月 |
米国ヴァージニア州にヴィ・ド・フランス・ベーカリー・ヤマザキ,Inc.設立(現地法人)(1994年10月 ヴィ・ド・フランス・ヤマザキ,Inc.に社名変更) |
1992年2月 |
千葉県松戸市に松戸工場松戸第二工場竣工稼働 |
1992年9月 |
北海道恵庭市に札幌工場を開設して稼働 |
1993年2月 |
大阪府羽曳野市に阪南工場を開設して稼働 |
1994年1月 |
青森県十和田市に十和田工場を開設して稼働 |
1997年11月 |
本社を千代田区岩本町三丁目10番1号へ移転 |
2000年2月 |
埼玉県所沢市に埼玉工場埼玉第一工場を開設して稼働 |
2001年7月 |
ヴィ・ド・フランス営業本部を会社分割し、㈱ヴィ・ド・フランス設立 |
2003年7月 |
クールデリカ事業部門を会社分割し、㈱サンデリカに事業統合 |
2006年7月 |
㈱東ハトの株式を取得 |
2007年4月 |
㈱不二家と業務資本提携し、株式を取得(持株比率35%) |
2007年5月 |
兵庫県神戸市に神戸冷生地事業所竣工稼働 |
2008年11月 |
㈱不二家と新たな業務資本提携契約を締結し、株式を追加取得(持株比率51%) |
2009年8月 |
日糧製パン㈱と業務資本提携し、株式を取得(持株比率28.4%) |
2013年7月 |
㈱デイリーヤマザキを吸収合併 |
2016年9月 |
ヤマザキ・ナビスコ㈱がヤマザキビスケット㈱に商号変更 |
2016年12月 |
千葉県市川市に山崎製パン総合クリエイションセンター竣工 |
2018年2月 |
兵庫県神戸市に神戸工場竣工稼働 |
2022年3月 |
監査役会設置会社から監査等委員会設置会社に移行 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場に移行 |
事業内容
山崎製パングループは、山崎製パン株式会社を中心に、子会社51社及び関連会社3社で構成されており、幅広い事業セグメントを展開しています。主要な事業内容は、食品事業、流通事業、その他事業の3つに大別されます。
食品事業では、パン、和洋菓子、調理パン・米飯類、製菓・米菓などの製造販売を行っています。山崎製パンをはじめ、イケダパン、サンキムラヤ、高知ヤマザキ、スリーエスフーズなどが製造し、自社業態店や量販店、コンビニエンスストアなどで販売しています。また、ヴイ・ディー・エフ・サンロイヤルなどがパン用冷凍生地の製造販売を行い、ヴィ・ド・フランスがベーカリーカフェを多店舗展開しています。サンデリカやイケダパンはサンドイッチや弁当の製造販売を、ヤマザキビスケットや東ハトはビスケットやスナックの製造販売を、不二家は菓子や洋菓子の製造販売を行っています。
流通事業では、デイリーヤマザキ事業統括本部がフランチャイズ方式によるコンビニエンスストア事業を、スーパーヤマザキが食品スーパーマーケットの経営を行っています。これらの店舗では、山崎製パングループの製品が販売されています。
その他事業としては、物流事業、食品製造設備の設計・監理・工事の請負、事務受託業務、損害保険代理業、食品製造機械器具の洗浄剤の製造販売などがあります。ヤマザキ物流やサンロジスティックスがパンや和洋菓子の輸送・配送を、ヤマザキエンジニアリングが食品製造機器の設計・監理・工事を、ヤマザキクリーンサービスが洗浄剤の製造販売を行っています。
これらの事業を通じて、山崎製パングループは食品の製造から販売、流通、サポートサービスに至るまで、一貫したサービスを提供しています。
経営方針
山崎製パンは、創業以来の「良品廉価・顧客本位」の精神に基づき、パン、和洋菓子、製菓類、調理パン・米飯類の製造販売を通じて、社会の負託に応え、業績向上に努めています。同社は、食の安全・安心に対する社会の要請を積極的に受け止め、食品安全衛生管理体制の確立に努めてきました。また、部門別製品施策や営業戦略、小委員会による「なぜなぜ改善」を取り入れ、顧客に喜ばれる製品とサービスの提供に万全を期しています。
21世紀の事業環境と社会の変化に対応するため、山崎製パンは「企業経営を通じて社会の進展と文化の向上に寄与する」ことを使命とし、自主独立の協力体制を作り、使命達成に邁進する経営方針を掲げています。具体的な経営遂行においては、「2本立ての5S」とピーター・ドラッカーの5つの質問を連動させ、部門別製品施策・営業戦略を推進し、内部管理体制の充実・強化に努めています。
持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指し、積極的な設備投資、財務基盤の安定、収益性の改善、資本効率の向上に取り組んでいます。経営目標として、連結売上高経常利益率3%以上の達成と、連結ROE5%以上の達成を掲げ、効率的な事業経営に努めています。
食品安全衛生管理体制の強化にも注力しており、全社的組織で食品衛生管理システムや表示の適正管理システムの整備を進めています。また、新型コロナウイルス感染症の影響と対策にも積極的に取り組み、製品の安定供給を確保するための対策を実施しています。
山崎製パンは、変化する顧客ニーズに対応し、新しい価値と新しい需要の創造を目指しています。技術開発や新製品開発に取り組み、価格帯毎に隙のない製品対応をはかることで、業績向上を目指しています。