WOLVES HANDJP:194A

時価総額
PER
動物病院運営、ペットサロン運営、動物病院向けソフトウエア提供、獣医療教育セミナー配信、医療用機械器具製造・販売に取り組む。

沿革

2000-01大阪市西区に、きたい動物病院を開業。
2002-03大阪市西区に、堀江動物医療センター有限会社を設立して動物病院事業を法人化。
2007-03大阪市西区内で拡張移転。
2007-06病院名を大阪動物医療センターに改名。
2007-11大阪市西区に、株式会社大冬希を設立し、株式会社へ移行。
2008-03堀江動物医療センター 阿波座院(大阪市西区、現:阿波座動物医療センター)を開院。
2009-03中央動物医療センター(大阪市中央区)を開院。
2009-12心斎橋どうぶつ病院(大阪市中央区)を開院。
2011-03中央動物医療センターを拡張移転。
2013-06中央動物医療センター内に夜間救急外来・大阪動物ERセンターを設立。
2014-03大阪動物ERセンターを大阪動物医療センター内へ移転。
2015-10株式会社マキシステム(大阪市北区)に資本参加。
2015-11わん太郎株式会社(大阪市西区)を株式取得により買収。
2016-03大阪動物病院(大阪市北区)を開院。
2019-04東京都千代田区に動物病院の運営を主たる事業として、株式会社WOLVES Handを設立。
2019-05株式会社大冬希(大阪市西区)、株式会社Vパワー(大阪市西区)を株式取得により買収。
2019-06株式会社ベイサイドアニマルクリニック(横浜市神奈川区)を株式取得により買収。同日、株式会社ベイサイドアニマルクリニックが株式会社南動物病院(三重県伊賀市)から動物病院事業(株式会社ペット・ベット(横浜市神奈川区)の株式を含む)を事業譲受により取得。
獣医療教育セミナー事業を開始。
2019-07有限会社すみれ(大阪市福島区)から動物病院事業を事業譲受により取得(現:福島中央動物病院)。
2019-08株式会社大冬希、株式会社Vパワーを吸収合併。
本社を東京都千代田区から大阪市西区に移転。
2019-10アイル動物病院(大阪市大正区、現:オオナミ動物医療センター)を事業譲受により取得。
株式会社ワンヘルスコーポレーション(静岡県浜松市)からローコストペットクリニック沖縄(沖縄県那覇市、現:那覇動物病院)を事業譲受により取得。
JVCC株式会社(東京都目黒区)の株式を対価として吸収合併し、同時にJVCC動物病院グループ株式会社(東京都目黒区)を子会社化。
2019-11北谷動物医療センター(沖縄県中頭郡北谷町)、名護動物医療センター(沖縄県名護市)を開院。
2020-01株式会社ベイサイドアニマルクリニック、JVCC動物病院グループ株式会社を吸収合併。
2020-04わん太郎株式会社(大阪市西区)を株式取得により買収し、動物病院向けソフトウエアの開発を開始。
2020-10豊見城動物高度医療センター(沖縄県豊見城市)を開院。
2021-03有限会社空楽(東京都港区、現:高輪台動物病院)を株式取得により買収。
2021-07有限会社空楽、わん太郎株式会社を吸収合併。
2022-04商号を株式会社WOLVES HANDに変更。
2022-07ペットプラス動物病院福岡(福岡県糟屋郡粕屋町)を開院。
2022-10株式会社モデナ動物病院(神戸市西区)を株式取得により買収。
2022-11株式会社ペットメディカルセンター・エイル(沖縄県沖縄市)を株式取得により買収。
2023-05飛鳥メディカル株式会社(京都市下京区)を関連会社化。

事業内容

WOLVES HANDグループは、WOLVES HANDおよびその連結子会社3社(株式会社ペットメディカルセンター・エイル、株式会社モデナ動物病院、株式会社ペット・ベット)と持分法適用関連会社1社(飛鳥メディカル株式会社)で構成されています。同社は、動物病院及びペットサロンの運営、動物病院向けソフトウエアの提供、獣医療教育セミナーの配信、医療用機械器具の製造・販売を主な事業としています。

動物病院運営では、診察、検査、手術などの診療サービスを提供し、関西エリア、関東エリア、九州・沖縄エリアにセンター病院とサテライト病院を展開しています。ペットサロン運営では、トリミングサービスやペットホテルの運営を行っており、動物病院に併設する形で運営しています。

動物病院向けソフトウエアの提供では、顧客管理システム「わん太郎」の開発・販売を行っており、157の動物病院で導入されています。獣医療教育セミナーの配信では、小動物臨床獣医師向け情報サイト「VMN」を運営し、1,200名を超える有料会員に利用されています。

医療用機械器具の製造・販売では、飛鳥メディカル株式会社がレーザー医療に特化した動物用製品の製造、販売を手掛けています。WOLVES HANDグループは、これらの事業を通じて、動物医療業界におけるニーズに幅広く応え、社会に貢献しています。

経営方針

WOLVES HANDグループは、動物医療業界における成長戦略として、組織的な動物病院経営モデルの確立、事業承継を通じた動物医療の継続的発展への貢献、およびインフラ・教育面からの動物医療発展への貢献を三本柱として掲げています。

同社は、一次診療と二次診療をシームレスに提供する総合的な経営モデルを構築し、飼い主との密接なコミュニケーションを通じて不安の緩和を実現しています。また、エリアごとにセンター病院とサテライト病院を配置することで、一次診療と二次診療の連携を強化し、適切な治療方針の策定と医療サービスの提供を行っています。

事業承継に関しては、獣医師の高齢化と後継者不足が深刻な問題となっている現状を踏まえ、M&Aを主体とした事業承継を積極的に実施し、動物医療の継続的発展に貢献しています。

インフラ・教育面では、顧客管理システム「わん太郎」の開発・販売や、小動物臨床獣医師向け情報サイト「VMN」の運営を通じて、動物医療のDX推進と獣医師への教育コンテンツの提供を行っています。

これらの戦略により、WOLVES HANDグループは、動物医療業界における課題解決と業界全体の発展に貢献し、持続可能な経営を目指しています。