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四電工JP:1939
事業内容
四電工は、設備工事業、リース事業、太陽光発電事業の3つの主要な事業セグメントを持っています。設備工事業では、配電工事、送電・土木工事、電気・計装工事、空調・管工事、情報通信工事を手がけています。これらの工事は、四電工自身が受注施工するほか、関連子会社に一部を発注しています。
リース事業では、四電工の子会社であるヨンコービジネスが、工事用機械、車両、備品などのリースを行っています。このリース事業は、四電工との間での取引も含まれています。これにより、工事現場で必要な機材や車両を効率的に提供しています。
太陽光発電事業では、四電工とその関連会社が太陽光発電による電気の販売を行っています。四電工は、主要な設備の工事、管理、運営を担当し、再生可能エネルギーの普及に貢献しています。この事業は、環境に優しいエネルギー供給を目指しています。
その他の事業として、四電工はCADソフトウェアの開発・販売、指定管理業務、工事材料の販売などを行っています。また、建築設計や設備資機材の販売、PFI事業なども手がけており、多岐にわたるサービスを提供しています。これにより、幅広いニーズに応えています。
経営方針
四電工は、電力送配電設備の設計・施工・保守を通じて、地域社会に貢献しつつ持続的成長を目指しています。同社は「中期経営指針2025」を掲げ、収益力の強化と広域的な事業展開を推進しています。この指針のもと、売上高1,000億円、営業利益60億円、ROE8.0%という数値目標を設定し、1年前倒しで達成しました。
同社は、建設需要の高まりとともに、施工体制の維持と収益性の確保を課題としています。これに対し、原価管理や技術的な創意工夫を重ねることで、さらなる売上と利益の向上を目指しています。また、次期中期経営指針の策定を進め、成長戦略や重点課題を明確にし、企業価値の向上に取り組んでいます。
資本政策においては、資本収益性の向上を目指し、人材投資を含む成長投資を実践しています。これにより、持続的な利益の伸長と株主還元の充実を図り、ROEの向上を進めています。今後の資本政策についても、次期中期経営指針で方向性を示す予定です。
四電工は、2025年度に向けて「チャレンジ、次なる成長ステージへ」を共通目標とし、5つの基本スタンスを掲げています。これには、収益力の向上、地域での信頼構築、ライフラインの維持、技術力の向上、ESGの観点を踏まえた社会貢献が含まれています。これらを通じて、地域の持続的発展に貢献することを目指しています。