- 日本企業
- シンクレイヤ
シンクレイヤ (1724) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
シンクレイヤは、ケーブルテレビをはじめとする放送通信事業者向けのソリューション提供企業です。同社は各事業者の要望に応じた最適なシステムの提案と構築を行うシステム統合事業を主力としており、設計から施工、保守管理まで一貫したサービスを提供しています。メーカーでありながら、システムの構築・運用保守までトータルで手がける点が強みとなっています。
同社の主要な顧客は、全国のケーブルテレビ事業者や通信会社、インターネット接続事業者です。これらの顧客に対して、4K8K放送対応のデジタル放送システムや高速データ通信システム、地域防災のための告知放送システムなどを提供しており、事業計画の策定からネットワーク設計、構築、運用・保守まで包括的なサービスで収益を上げています。また、ビルや集合住宅のテレビ共聴システムの設計・施工も手がけています。
同社の事業は「トータル統合部門」と「機器統合部門」の2つに分かれています。トータル統合部門では、顧客と共に市場ニーズを分析し、システム全体を効率的にまとめ上げる包括的なサービスを展開しています。一方、機器統合部門では、システム分析や設計を踏まえた最適な機器の選定・販売を行っており、独自開発製品のほか海外商品も含めた他社製品も取り扱い、顧客ニーズに応じたカスタマイゼーションも実施しています。
経営方針
シンクレイヤは、2024年度から2026年度を対象とした中期経営計画「PLAN2026 未来を切り拓く」を推進しており、継続的成長のための3つの柱を軸にした戦略的取り組みを展開しています。同社は2026年12月期に売上高1110億円、営業利益500億円の達成を目標としており、これらの数値目標は最新の事業環境を踏まえて修正されたものです。自己資本当期純利益率については6.0%の維持を目指しています。
重点投資分野として、同社は既存分野技術の深耕と新拠点「SYNC Labo」の活用による開発力向上に注力しています。具体的には、最先端技術の取り込みや次世代通信インフラへの対応力強化、既設集合住宅向け高速ネットワーク機器の開発、地方エリア向けソリューションの研究開発を推進しています。これらの取り組みにより、放送通信業界でのシェア拡大と技術優位性の確立を図っています。
新市場開拓では、従来の放送通信分野を超えた成長領域の探索を積極的に進めています。地域・観光DXに資するARコンテンツの提供や、Wi-Fiセンシング技術を活用した単身世帯向け安否確認支援サービス「でんぱでみてるくん」の展開により、地域課題解決に貢献する新たな収益源の創出を目指しています。また、放送設備投資需要の成長鈍化への対応として、これらの新領域開拓が重要な戦略的課題として位置付けられています。
組織改革と技術革新の面では、人事制度の見直しとデジタル投資による生産性向上を同時に推進しています。外部環境の変化に対応した人事制度改革を実施するとともに、デジタル投資資金を活用した基幹システムのリプレイスにより、やりがいと高いパフォーマンスを両立できる働く環境の構築を進めています。これらの取り組みを通じて、既存領域の深耕と新領域探索の両立を実現しようとしています。