ホクトJP:1379

時価総額
¥610.1億
PER
53.6倍
国内外でのきのこ生産・販売、きのこを使用した加工品(カレー、健康食品等)の開発・販売、農業資材や包装資材の製造・販売を展開。

沿革

1964年7月

長野県長野市大字箱清水においてデラップス商事株式会社を設立し一般包装資材の販売を開始

1968年4月

きのこ栽培用のP.P(ポリプロピレン)ビンの製造を開始

1968年6月

長野県長野市大字南堀に本社を移転

1968年10月

長野県松本市に松本営業所(現:ホクト産業株式会社松本支店)を設置

1970年6月

新潟県新潟市に新潟営業所(現:ホクト産業株式会社新潟支店)を設置

1972年2月

ホクト産業株式会社(現:ホクト株式会社)に商号変更

1975年5月

長野県上田市に上田営業所(現:ホクト産業株式会社上田支店)を設置

1983年12月

長野県長野市にきのこ総合研究所を設置

1986年4月

えのきたけ新品種ホクトM-50を開発

1989年4月

長野県長野市に柳原きのこセンターを設置

福岡県八女郡広川町に九州営業所を新築移転

1989年5月

福岡県八女郡広川町に広川きのこセンターを設置

1990年4月

有限会社更埴キノコセンターよりきのこ栽培部門譲受け、更埴きのこセンターを設置

1990年10月

ぶなしめじ新品種ホクト5号菌を開発

1991年4月

新潟県北蒲原郡紫雲寺町(現:新潟県新発田市)に新潟きのこセンターを設置

1991年6月

富山県婦負郡八尾町(現:富山県富山市)に富山きのこセンターを設置

1992年8月

ひらたけ新品種ホクトY-5を開発

1993年4月

福岡県八女市に八女きのこセンター(現:八女東きのこセンター)を設置

1994年11月

日本証券業協会に株式を店頭登録

1995年4月

北海道苫小牧市に苫小牧きのこ研究開発センターを設置

1995年8月

まいたけ新品種ホクトMY-75号、MY-95号を開発

1996年5月

福岡県八女郡黒木町(現:福岡県八女市)に黒木きのこセンターを設置

1997年5月

香川県大川郡大内町(現:香川県東かがわ市)に香川きのこセンターを設置

1997年12月

長野県上田市に上田営業所(現:ホクト産業株式会社上田支店)を新築移転

1999年2月

エリンギ新品種ホクトPLE-2号を開発

1999年4月

宮城県古川市(現:宮城県大崎市)に宮城きのこセンターを設置

1999年11月

東京証券取引所市場第一部に上場

2001年1月

静岡県小笠郡小笠町(現:静岡県菊川市)に静岡きのこセンターを設置

2002年3月

長野県大町市に大町きのこセンターを設置

2002年4月

東京支店、大阪支店を設置

2002年6月

福岡県三潴郡城島町(現:福岡県久留米市)に城島きのこセンターを設置

2002年7月

ブナピー新品種ホクト白1号菌を開発

2003年10月

ホクト株式会社に商号変更

名古屋営業所を設置

2004年4月

化成品部門を分社化しホクト産業株式会社を設立

広島県賀茂郡大和町(現:広島県三原市)に広島きのこセンターを設置

2005年4月

長野県長野市にホクトメディカル株式会社を設立

2006年7月

米国カリフォルニア州にHOKTO KINOKO COMPANYを設立

2006年8月

長野県長野市に赤沼きのこセンターを設置

2007年5月

長野県上田市に上田きのこセンターを設置

2008年10月

台湾屏東縣に台湾支店を設置

2009年9月

長野県佐久市に佐久きのこセンターを設置

2010年9月

福岡県八女市に福岡八女きのこセンター(現:八女きのこセンター)を設置

2011年3月

台湾屏東縣に台灣北斗生技股份有限公司を設立

2011年9月

長野県佐久市に佐久第二きのこセンターを設置

2012年9月

台灣北斗生技股份有限公司に第二きのこセンターを設置

2012年11月

マレーシアのネグリセンビラン州にHOKTO MALAYSIA SDN.BHD.を設立

2013年4月

ホクトメディカル株式会社を吸収合併

2013年8月

株式会社アーデンの株式を取得し、完全子会社化

2013年9月

長野県上田市に上田第二きのこセンターを設置

2014年9月

福岡県八女市に福岡八女第二きのこセンター(現:八女第二きのこセンター)を設置

2015年2月

マレーシアのネグリセンビラン州にきのこセンター設置

2016年4月

北海道苫小牧市の苫小牧第一きのこセンターを改修

2016年9月

富山県富山市に富山きのこセンターを新築移転

長野県長野市にホクト産業株式会社豊野工場を設置

2017年5月

株式会社サン・メディカ及びMushroom Wisdom,Inc.の株式を取得し、完全子会社化

2017年6月

長野県長野市南堀に本社新社屋を建設

2017年9月

長野県東筑摩郡山形村にホクト産業株式会社松本支店を新築移転

2018年9月

長野県小諸市に小諸きのこセンターを設置

2021年10月

三重県多気郡多気町に三重きのこセンターを設置

2022年4月

2023年1月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

インドネシアの北スマトラ州にPT HOKTO INDONESIA MATERIALSを設立

事業内容

ホクト株式会社とその子会社7社から成るホクトグループは、4つの主要事業セグメントを展開しています。これらは「国内きのこ事業」、「海外きのこ事業」、「加工品事業」、「化成品事業」であり、幅広い事業展開と経営の効率化を目指しています。

国内きのこ事業では、昭和47年からきのこの生産と販売を行っており、全国21ヵ所に34の生産センターを設置しています。この事業は、鮮度の高いきのこを翌日にはスーパーの店頭に届けることを目標に、全国各地の市場や量販店、生活協同組合等と取引しています。

海外きのこ事業では、米国、台湾、マレーシアに生産拠点を持ち、これらの地域できのこの生産及び販売を行っています。特に、アジアとヨーロッパ市場への販売拡大に向けた市場調査や営業活動に力を入れています。

加工品事業では、きのこを使用した加工品の販売に注力しており、カレーや健康食品などの新商品開発や市場開拓、通販事業を展開しています。子会社の株式会社アーデンは、レトルトパウチ食品の製造を手掛け、大手食品メーカーや食品スーパーと取引しています。

化成品事業では、ホクト産業株式会社が農業資材の製造販売や包装資材の販売を行っています。きのこ生産に不可欠な資材の製造から、食品や非食品業界向けの包装用資材、容器、機械の販売まで、幅広いニーズに応えています。

これらの事業セグメントを通じて、ホクトグループはきのこの生産から加工品の開発、さらには農業資材や包装資材の提供に至るまで、一貫したサービスを提供しています。

経営方針

ホクト株式会社は、健康食材である「きのこ」を中心に、研究、生産、販売を行うことで、消費者や取引先、地域社会、株主など全てのステークホルダーの信頼と期待に応える企業を目指しています。同社は、健康で豊かな食文化の創造を目標に掲げ、きのこの研究開発や生産、販売に積極的に取り組んでいます。また、企業価値の向上を最重要課題の一つと位置づけ、投資家にとって魅力的な企業であることを目指しています。

2020年11月には、2021年度からの5年間の中期経営計画を策定しました。この計画では、「きのこで健康を届けることを使命に市場と消費を拡大する」と「利益の創出と企業の社会的責任を両立する」を経営ビジョンとしています。同社は、事業部門ごとに重点施策を実行し、計画期間終了後には役職員全員が達成感を共有し、次の時代への活力に繋げることを目標としています。また、SDGsの「4つの取り組みテーマ」に沿った活動を通じて、サスティナビリティの重要性を認識し、全社で取り組む方針です。

具体的な経営戦略としては、プレミアムラインの拡大、海外事業の強化、加工品事業の拡大、化成品事業の強化を挙げています。これらの施策を通じて、ホクトはきのこの魅力をより多くの人々に伝え、市場の拡大を目指しています。海外では、米国、台湾、マレーシアにおいて、生産拠点の稼働率向上やブランド力の強化、営業活動の積極的な展開を進めています。また、加工品事業では、新商品の開発や市場開拓、通販事業に注力し、化成品事業では、SDGs関連への取り組みを強化しています。

これらの戦略を通じて、ホクトは持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。