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極洋JP:1301
沿革
1937年9月 |
当社は母船式捕鯨事業並びに各種漁業、水産物の加工販売を主たる事業目的として極洋捕鯨株式会社の商号をもって資本金500万円にて東京市丸の内に設立 |
1949年5月 |
東京・大阪(2003年11月上場廃止)・名古屋(2003年2月上場廃止)証券取引所市場第一部に上場 |
1970年6月 |
八戸市に冷凍工場を新設 |
1971年1月 |
株式会社極洋に商号変更 |
水産物・農畜産物等の買付販売を目的に極洋商事株式会社(現:連結子会社)を設立 |
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1971年11月 |
秋津冷蔵株式会社を設立し、冷蔵倉庫業に本格的進出 |
1973年7月 |
冷蔵運搬船事業に本格的進出 |
1976年5月 |
大井冷蔵庫(東京都)営業開始 |
1976年6月 |
捕鯨部門を日本共同捕鯨株式会社に譲渡 |
1979年3月 |
福岡市に冷蔵庫を新設 |
1980年11月 |
冷凍食品の製造を目的に極洋食品株式会社(現:連結子会社)を設立 |
1984年10月 |
冷凍食品・チルド食品の製造を目的にキョクヨーフーズ株式会社(現:連結子会社)を設立 |
1988年1月 |
決算期を10月31日から3月31日に変更 |
1991年2月 |
塩釜市に塩釜研究所(現:研究所)を新設 |
1996年1月 |
水産物の買付販売を目的にKyokuyo America Corporation(現:連結子会社)を設立 |
1997年3月 |
海外まき網事業、カツオ・マグロの売買及び加工事業を目的に極洋水産株式会社(現:連結子会社)を設立 |
1997年5月 |
本社事務所(東京都千代田区丸の内)を東京都港区赤坂に移転 |
1997年10月 |
極洋水産株式会社に海外まき網事業、カツオ・マグロの売買及び加工事業を営業譲渡 |
1998年8月 |
チルド食品及び冷凍食品の製造を目的に株式会社ひたちなか極洋を設立 |
1999年3月 |
秋津冷蔵株式会社(1999年4月キョクヨー秋津冷蔵株式会社に商号変更 現:連結子会社)に冷蔵庫事業を営業譲渡 |
1999年11月 |
海外まき網事業統合を目的に極洋水産株式会社と大同水産株式会社を合併(存続会社 極洋水産株式会社) |
2000年4月 |
冷凍食品の供給体制の強化、充実を図るため、極洋食品株式会社に八戸工場の事業を営業譲渡 |
2001年10月 |
効率的な生産体制の確立を目的に極洋食品株式会社と株式会社ひたちなか極洋を合併(存続会社極洋食品株式会社) |
2002年12月 |
本社、東京支社、キョクヨー総合サービス株式会社(現:連結子会社)にて、環境マネジメントシステムISO14001認証取得 |
2004年12月 |
関係会社を含めたキョクヨーグループ全体で環境マネジメントシステムISO14001拡大認証取得 |
2005年5月 |
タイに冷凍食品の製造及び販売を目的に合弁会社K&U Enterprise Co.,Ltd.(現:連結子会社)を設立 |
2005年10月 |
中国に水産物等の買付販売を目的に青島極洋貿易有限公司(現:連結子会社)を設立 |
2006年8月 |
オランダに冷凍食品の買付販売を目的にKyokuyo Europe B.V.(現:連結子会社)を設立 |
2007年7月 |
マグロその他水産物の養殖、加工及び販売業を目的にキョクヨーマリンファーム株式会社(現:連結子会社)を設立 |
2008年9月 |
海産物珍味の製造及び販売を営む関連会社、株式会社ジョッキ(現:連結子会社)の株式を追加取得、連結子会社化 |
2010年5月 |
マグロその他水産物の養殖、加工及び販売業を目的にキョクヨーマリン愛媛株式会社(現:連結子会社)を設立 |
2010年6月 |
マグロその他水産物の加工及び販売を目的に極洋フレッシュ株式会社(現:連結子会社)を設立 |
2010年8月 |
サケ製品の加工及び販売を営む海洋フーズ株式会社(現:連結子会社)の株式を取得、連結子会社化 |
2012年11月 |
クロマグロの種苗生育から親魚の養成及び販売を行う合弁会社、極洋日配マリン株式会社(2015年10月極洋フィードワンマリン株式会社に商号変更 現:連結子会社)を設立 |
2013年6月 |
市販商品事業の拡大を目指し、市販用ブランド「シーマルシェ」を発表 |
2014年4月 |
ASEAN市場に向け日本食材の販売を行うことなどを目的にKyokuyo(Thailand) |
2014年9月 |
ソフトウェアの開発及び保守を営む関連会社、インテグレート・システム株式会社(現:連結子会社)の株式を追加取得、連結子会社化 |
2015年7月 |
マグロその他水産物等の加工及び販売を行うことなどを目的に指宿食品株式会社(現:連結子会社)を設立 |
2015年12月 |
極洋食品株式会社に塩釜新工場を建設 |
2016年3月 |
水産加工品の製造及び販売を営む関連会社、株式会社エィペックス・キョクヨー(現:連結子会社)の株式を追加取得、連結子会社化 |
2016年9月 |
冷蔵運搬船事業から撤退 |
2017年11月 |
完全養殖クロマグロ「本鮪の極 つなぐ<TUNAGU>」を初出荷 |
2019年4月 |
タイに冷凍食品の製造及び販売を目的にKYOKUYO GLOBAL SEAFOODS Co.,Ltd.(現:連結子会社)を設立 |
2019年9月 |
マダイその他水産物の養殖及び販売を営む株式会社クロシオ水産(現:連結子会社)の株式を取得、連結子会社化 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。 |
2022年7月 |
ベトナムに食品の製造等を目的にKyokuyo Vina Foods Co., Ltd.(現:連結子会社)を設立 |
事業内容
極洋株式会社とその子会社26社、関連会社4社から成る極洋グループは、水産商事事業、食品事業、鰹・鮪事業、物流サービス事業を主軸に展開しています。これらの事業セグメントは、同社の多角的な事業構造を反映しています。
水産商事事業では、極洋株式会社およびKyokuyo America Corporationを含む企業が、水産物の買付け、加工、販売を手掛けています。これにより、同社は水産業界における重要な役割を担っています。
食品事業においては、極洋食品株式会社や株式会社ジョッキなどが、業務用冷凍食品、市販用冷凍食品、缶詰、海産物珍味の製造及び販売を行っています。これらの製品は、消費者の食生活に幅広く寄与しています。
鰹・鮪事業では、極洋水産株式会社を含む企業が、カツオやマグロの漁獲、養殖、買付け、加工、販売を展開しています。これにより、同社は鰹・鮪製品の供給において中心的な存在となっています。
物流サービス事業は、キョクヨー秋津冷蔵株式会社が冷蔵倉庫事業を担っており、同社グループの物流面での効率化とサポートを提供しています。
その他事業として、キョクヨー総合サービス株式会社などが保険代理店業を含むサービスを提供しており、これにより極洋グループは事業の多様化を図っています。
これらの事業セグメントを通じて、極洋グループは水産業界における包括的なサービスを提供し、食品産業における重要な役割を果たしています。
経営方針
極洋株式会社は、人間尊重を経営の基本に据え、健康で心豊かな生活と食文化への貢献を目指しています。同社は、魚を中心とした総合食品会社としての成長、安心・安全な食品の供給、環境保全を重点課題に掲げており、内部統制の整備や透明度の高い事業運営を通じて企業価値の向上を図っています。
中期経営計画「Build Up Platform 2024」では、経営基盤の強化と持続的成長への挑戦を柱に、高収益構造への転換を目指しています。ESGやSDGsへの取り組みを強化し、社会と共有する価値の創造を目指しています。
極洋は、水産・食品業界の変化に対応するため、事業セグメントを再編し、水産事業、生鮮事業、食品事業、物流サービス事業に焦点を当てています。各セグメントでは、調達力の増強、一貫体制の強化、海外事業の拡大、生食商材の品質向上、新規養殖事業の推進、冷凍・チルド食品や缶詰の販売拡大などに取り組んでいます。
また、物流サービスセグメントでは、冷蔵倉庫事業の効率化や配送サービスの事業拡大を図り、トラック運転手不足への対応策も進めています。管理面では、財務・人材基盤の強化、ESG経営の推進を通じて、社会から必要とされる企業を目指しています。
これらの戦略を通じて、極洋は新たな成長への礎を築き、社会とともに成長することを目指しています。