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パーカーコーポレーションJP:9845
事業内容
パーカーコーポレーションは、6つの主要な事業セグメントを持ち、多岐にわたる事業を展開しています。まず、機械部門では、自動車、食品、化学業界向けの装置や機械設備の設計、製造、輸入販売を行っています。これにより、各業界のニーズに応える製品を提供しています。
化成品部門では、自動車製造ライン向けのシーリング材やアンダーコート材などの防錆対策材料を製造・販売しています。また、住宅向けの複層ガラス用シーラントや新素材を応用した機能性製品も手がけています。グローバルな供給体制を整え、中国、米国、メキシコ、インドに製造拠点を持っています。
化学品部門は、自動車や電機などの製造分野を対象に、洗浄剤、防錆剤、塗装剥離剤などの一般工業用ケミカル品を製造・販売しています。また、鉄鋼業界向けのデスケーリング用ケミカルや関連装置の設計施工・販売も行っています。
産業用素材部門では、自動車やエアコン用の防音・防振材を製造・販売しています。ユーザーとの共同開発を通じて、ニーズに応じた製品を提供し、日本、タイ、ベトナム、中国、チェコ、トルコ、メキシコに生産拠点を展開しています。
化工品部門は、電子部品や半導体、ディスプレイ製造向けのファインケミカルやカーケアケミカルを開発・製造・販売しています。また、鉄道、航空機、船舶整備向けケミカルや工業用熱風機、乾燥剤も取り扱っています。
その他の部門では、製商品や原材料の貿易業務を中心に、燃料などの石油関連製品の販売を行っています。また、建設関連の建設資材の製造販売も手がけています。これらの多様な事業を通じて、パーカーコーポレーションは幅広い市場ニーズに応えています。
経営方針
パーカーコーポレーションは、国内外の顧客の発展と合理化を支援するため、総合的な企画力・開発力・技術力を結集し、先進的な商品を製造・供給することを基本方針としています。自動車、電機、鉄鋼、化学、電子、食品など多岐にわたる業界での顧客満足度向上を目指し、カスタマイズ能力と市場対応力の強化を図っています。
同社は、製造部門への積極的な投資を通じて、グローバルな製販一貫体制を整備しています。特に、江東区にあるテクニカルセンターを新技術・新製品の発信基地として活用し、さらなる充実を図っています。これにより、国内外の市場での競争力を高めることを目指しています。
中長期的な経営戦略として、パーカーコーポレーションは「堅実に収益力を持続する総合力」を強化し、先進的技術の研究開発を推進しています。グローバルな視点で市場への経営資源を効果的に投入し、業容の拡大を図ることを目指しています。
同社は、事業の選択と集中を進め、新市場の創造を推進することで、持続的成長を目指しています。また、迅速な経営判断を行うため、月2回の取締役会を継続し、情報の的確な把握を重視しています。これにより、経営資源の最大限の有効活用を図っています。
社会貢献を重視し、顧客から信頼と期待を得る企業を目指しています。提案型企業として、テクニカルセンターの研究開発機能を活用し、市場ニーズに即した製品開発を行い、価値ある製品と質の高いサービスを提供しています。
グローバル戦略として、世界市場の動向を常に把握し、既存のグローバルネットワークを有機的に結合させ、適地生産体制の確立と新規市場の開拓を進めています。製造部門の強化と品質向上を図り、国際基準に準じた品質を追求しています。
収益向上を目指し、グループ各社との緊密な連携を通じて、原価管理の徹底と生産の最適化を図っています。また、人材育成を促進し、グローバルに活躍できる人材を育成するための中長期研修制度を導入しています。
コーポレートガバナンスの強化を図り、法令遵守やリスク管理を徹底し、健全で活力ある職場環境を整備しています。経営効率と企業価値の向上を目指し、株主資本利益率(ROE)7%以上、営業利益率8%以上を目標としています。