ダイセキJP:9793

時価総額
¥1749.3億
PER
16.4倍
産業廃棄物の収集運搬・中間処理、土壌汚染調査・処理、使用済バッテリーの再生利用、鉛精錬、非鉄金属原料販売などを手がける環境関連事業。

事業内容

ダイセキは、産業廃棄物の収集運搬や中間処理を主な事業としています。具体的には、廃棄物の適切な処理を通じて環境保護に貢献しています。また、土壌汚染の調査や処理も行い、環境の健全性を維持するためのサービスを提供しています。

さらに、ダイセキは使用済バッテリーの収集運搬と再生利用を手がけています。これにより、資源の有効活用と環境負荷の軽減を図っています。鉛の精錬や非鉄金属原料の販売も行い、金属資源のリサイクルを推進しています。

タンク洗浄や付帯工事、VOCガスの回収作業、スラッジ減量化作業もダイセキの事業の一部です。これらのサービスは、工業施設の安全性と効率性を高めるために重要です。また、COW洗浄機器の販売も行っています。

石油化学製品や商品の製造販売、古紙の販売、一般廃棄物の収集運搬もダイセキの事業に含まれます。これらの活動を通じて、ダイセキは多様なニーズに応える環境関連サービスを提供しています。

経営方針

ダイセキは、「環境創造企業」として、産業廃棄物のリサイクルを中心に事業を展開しています。特に、ESG(環境・社会・ガバナンス)を経営の重要課題とし、社会的信頼性の向上に努めています。今後もESGに真摯に取り組み、社会全体からの信頼と期待に応える経営を目指しています。

同社は、産業廃棄物の適正処理とリサイクル化のニーズに応えるため、技術力の向上や新設備の導入を進めています。特に関東・関西地区でのシェア拡大を目指し、積極的な設備投資と営業展開を行っています。また、北海道・東北・広島地区での新拠点開発にも注力しています。

ダイセキは、グループ企業との連携を強化し、土壌汚染調査や環境分析などのトータルプランナーとしての能力を高めています。さらに、M&A戦略を通じて「環境」「リサイクル」をキーワードに事業分野の拡大を図り、環境創造企業グループとしての飛躍を目指しています。

中期計画では、2028年2月期に売上高810億円、営業利益180億円、純利益112億円を目指しています。これに向けて、ROE15%以上の維持を目標とし、持続可能な成長を追求しています。ダイセキは、環境関連法規制の遵守を最重要課題とし、法令遵守の徹底を図っています。

同社は、情報システムの再構築や情報セキュリティの強化を進め、迅速な経営判断と情報開示を実現しています。また、ESG経営の一環として、気候変動に関するシナリオ分析を行い、事業への影響を評価しています。これにより、より高いレベルのESG経営を推進しています。