帝国ホテルJP:9708

時価総額
¥1306.8億
PER
79.1倍
ホテルや料飲施設の運営、不動産賃貸事業を展開し、帝国ホテルエンタープライズによるコミュニティホテル運営や帝国ホテルハイヤーの自動車運送サービスなどを手がける。

事業内容

帝国ホテルは、ホテルおよび料飲施設の運営、不動産賃貸事業、そしてそれらに付帯するサービス事業を展開しています。これらの事業は、帝国ホテル本体、5つの子会社、2つの関連会社によって構成されています。

帝国ホテルの事業セグメントは主に2つに分かれています。まず、ホテル事業では、帝国ホテルとその子会社および関連会社が共同で運営を行っています。次に、不動産賃貸事業は、帝国ホテルが単独で運営しています。

子会社の一つである「㈱帝国ホテルエンタープライズ」は、コミュニティホテルやレストランの運営、ホテル付帯サービスを提供しています。また、「㈱帝国ホテルサービス」は、ホテル付帯サービスと不動産の管理を行っています。

「㈱帝国ホテルハイヤー」は、一般乗用旅客自動車運送と駐車場管理を手がけています。さらに、IMPERIAL HOTEL AMERICA, LTD.とIMPERIAL HOTEL ASIA PTE. LTD.は、それぞれ北米とアジアでの販売およびマーケティング活動を担当しています。

関連会社には、「㈱帝国ホテルキッチン」があり、調理食品の製造と売買を行っています。また、「㈱ニューサービスシステム」は、バンケットサービスや不動産の管理・清掃を提供しています。その他、三井不動産㈱が不動産業を営んでいます。

経営方針

帝国ホテルは、創業の精神を継承しつつ、国際的なベストホテルを目指す企業として、優れたサービスと商品を提供することを使命としています。同社は「中長期経営計画2036」を策定し、東京事業所の建て替え後を見据えた成長戦略を推進しています。

この計画の中で、帝国ホテルは従業員の満足度向上を重視し、サービスレベルの向上を図ることで顧客満足度を高め、収益を向上させるサイクルを目指しています。これにより、収益をハードウェアの改善や人材投資に充て、さらなる成長を図ります。

また、同社は不動産事業の拡充を通じて収益の安定化を図り、地域再開発による新たなハードウェアを活用し、従業員が最大限の力を発揮できる環境を整備します。これにより、競争力を強化し、顧客基盤を拡大することを目指しています。

さらに、帝国ホテルはSDGsへの貢献を最大化し、社会的課題の解決にも取り組んでいます。これにより、持続可能な成長を実現し、企業としての社会的責任を果たすことを目指しています。2040年の開業150周年に向け、ブランドの進化と企業の持続性を追求しています。