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東宝 (9602) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
東宝は、映画製作・配給を中核とする総合エンターテインメント企業です。同社は映画事業を主軸としながら、IP・アニメ事業、演劇事業、不動産事業の4つの事業セグメントを展開しています。映画の企画・製作から配給・上映、関連商品の販売まで、エンターテインメントコンテンツの一貫したバリューチェーンを構築しているのが特徴です。
同社の主要顧客は映画館運営会社、一般消費者、演劇ファン、そして不動産テナント企業と多岐にわたります。収益構造は、映画興行収入、IP関連のライセンス収入、演劇チケット売上、不動産賃貸収入など多様な収益源で構成されており、特定の事業に依存しないバランスの取れた収益基盤を持っています。
映画事業では映画営業(製作・配給)、映画興行、映像関連の3分野で事業を展開し、子会社のTOHOシネマズが全国で映画館を運営しています。IP・アニメ事業ではテレビアニメ作品の権利管理と商品化を手がけ、演劇事業では帝国劇場などでのミュージカル公演を中心に展開しています。不動産事業は賃貸事業と道路事業、ビル管理事業の3つに分かれており、安定的な収益源として同社の経営基盤を支えています。
経営方針
東宝は創立100周年となる2032年に向けて、営業利益750億円から1,000億円の達成を目指す長期ビジョン「TOHO VISION 2032」を掲げています。同社は2028年2月期までの中期経営計画において営業利益700億円、ROE9%以上という具体的な数値目標を設定し、既存の映画・演劇・不動産事業にアニメ事業を加えた4本柱体制での成長戦略を推進しています。2026年2月期には678億円の営業利益を達成し、3期連続で過去最高益を更新するなど、計画は順調に進展しています。
重点投資分野として「人材」「コンテンツ・IP」「デジタル」「海外」の4つを掲げ、3カ年で1,200億円規模の成長投資を計画しています。特にIP・アニメ事業では「僕のヒーローアカデミア」や「呪術廻戦」などTOHO animation作品が国内外で高い人気を獲得し、配信利用料や商品化収入が収益の柱として成長しています。同社は人気原作のアニメ化権の競争激化や製作費高騰という課題に対し、経営資源を集中投下することで差別化を図っています。
新市場開拓では海外展開を積極化しており、欧州統括会社のTOHO Europe Limitedを設立し、2027年2月期から英国のAnime Limitedを連結子会社化する予定です。これにより従来の米国・アジア展開に加えて全世界でのIP展開を加速させ、グローバル市場での収益力向上を目指しています。映画事業でも米国ワーナー・ブラザースの洋画作品配給を2026年より開始し、事業規模の拡大を図っています。
技術革新への取り組みでは、2026年3月に統合会員サービス「TOHO-ONE」を開始し、デジタル技術を活用した顧客との関係強化を進めています。同社は「デジタルの力で時間・空間・言語を超える」という方針のもと、動画配信の普及やエンターテインメント消費行動の変化に対応しながら、お客様とのより深いつながりを構築する戦略を展開しています。