大栄環境JP:9336

時価総額
¥3091.7億
PER
34.3倍
持続可能な循環型社会を目指し、廃棄物処理・資源循環、土壌浄化、施設建設・運営管理、コンサルティング、エネルギー創造、森林保全、有価資源リサイクル(アルミペレット、リサイクルプラスチックパレット製造・販売)を展開。

沿革

1979-10産業廃棄物取扱業務を行うことを目的に、大阪府和泉市にて大栄環境株式会社を設立
1980-09大阪府和泉市に管理型最終処分場(※1)を開設し、最終処分事業及び収集運搬事業を開始
1983-08三重中央開発株式会社(現 連結子会社)の株式を下地一正(当社元代表取締役会長)が取得
1984-01三重中央開発株式会社が三重県上野市(現 伊賀市)に管理型最終処分場を開設
1986-08兵庫県西宮市でリサイクルセンターを開設し、中間処理・再資源化事業を開始
1987-09健裕開発株式会社(1997年8月に三重中央開発株式会社が吸収合併したことにより消滅)が京都府相楽郡加茂町(現 木津川市)で管理型最終処分場を開設
1989-03三重中央開発株式会社が三重県上野市にリサイクルセンターを開設
1990-07健裕開発株式会社が京都府相楽郡加茂町でリサイクルセンターを開設
1991-05兵庫県三木市にリサイクルセンターを開設
1994-03兵庫県三木市に管理型最終処分場を開設
1995-01阪神・淡路大震災の災害廃棄物処理に携わる
1995-10和歌山県那賀郡粉河町(現 紀の川市)に安定型最終処分場(※1)を開設
1995-12株式会社摂津を子会社化
株式会社摂津清運を子会社化
1996-02三重中央開発株式会社を子会社化
1997-08三重中央開発株式会社が健裕開発株式会社を吸収合併
1998-03和歌山県那賀郡粉河町にリサイクルセンターを開設
三重中央開発株式会社が焼却等熱処理施設を設置し、エネルギー創造事業を開始
2001-031994年3月に閉鎖した大阪府和泉市にある管理型最終処分場の跡地利用として和泉リサイクル環境公園を開園
2001-12兵庫県神戸市にリサイクルセンターを開設
2003-03大阪府和泉市にリサイクルセンターを開設
2005-05三重中央開発株式会社の環境計量部門を分社化し、株式会社ディンズ環境分析センターを設立し、コンサルティング事業を開始
2006-11三重中央開発株式会社がジオメルト無害化施設で三重県より汚染土壌浄化認定通知書を受領し、土壌浄化事業を開始
株式会社GE(現 DINS関西株式会社)を子会社化
2009-03株式会社神戸ポートリサイクルを子会社化
2010-07奈良県天理市より、天理市環境クリーンセンターの運転管理業務を受託し、施設建設・運営管理事業を開始
2011-04バイオエタノール・ジャパン・関西株式会社(現 DINS関西株式会社)を子会社化
2011-09バイオエタノール・ジャパン・関西株式会社が株式会社RAC関西を吸収合併し、株式会社DINS堺(現 DINS関西株式会社)に商号変更
2013-09三重中央開発株式会社が三重県伊賀市に廃棄物複合型リサイクル施設であるエネルギープラザを開設
2013-11近江八幡エコサービス株式会社を共同出資により設立
2013-12滋賀県近江八幡市より、近江八幡環境エネルギーセンターの整備及び運転管理業務をDBO方式(※2)で受託
2014-03大阪府和泉市に設置した最終処分場の跡地利用としてDINSメガソーラー(※3)が完成
2016-03株式会社総合農林を子会社化し、森林保全事業を開始
トライアール神戸(有価資源リサイクル事業)を譲受け、アルミペレット事業を開始
2016-04株式会社近畿環境開発(現 大栄アメット株式会社)を子会社化
2017-01株式会社関電ジオレ(現 株式会社ジオレ・ジャパン)を子会社化
2017-02和歌山県御坊市に管理型最終処分場及びリサイクルセンターを開設
2017-03三基開発株式会社を子会社化
2017-12和歌山県和歌山市にリサイクルセンターを開設
2018-07阪神トラック株式会社を子会社化し、京都かんきょう株式会社に商号変更
2018-11株式会社大栄環境総研を設立
2020-04株式会社共同土木を子会社化
株式会社プラファクトリーを共同出資により設立し、リサイクルプラスチックパレット事業を開始
2020-09DINS関西株式会社が株式会社DINS堺を吸収合併
2020-12株式会社セーフティーアイランドを子会社化
資源循環システムズ株式会社を共同出資により設立
2021-06DINSみらい株式会社を共同出資により設立
2021-10熊本県を立会人として、熊本県上益城郡5町等と熊本県御船町内にエネルギー回収施設等検討に関する覚書を締結
兵庫県相生市等と共同で、地域エネルギーセンターの整備に向けた公民連携協定を締結
2022-05株式会社シムファイブスを共同出資により設立
2022-10三重県伊賀市にリサイクルセンターを開設
2022-12東京証券取引所プライム市場に株式を上場
2023-03忠岡エコサービス株式会社を共同出資により設立
2023-05三木リサイクルセンターにおいて焼却等熱処理施設である三木バイオマスファクトリーの稼働開始
2024-01株式会社シーイーシー(現 ディーデザイン株式会社)を子会社化
2024-03アイナックフットボールクラブ株式会社を子会社化し、スポーツ振興事業を開始
2024-04栄和リサイクル株式会社を子会社化

事業内容

大栄環境グループは、持続可能な循環型社会の実現を目指し、廃棄物処理・資源循環を中心に、環境関連事業を展開しています。同社グループは、廃棄物の収集運搬、中間処理・再資源化、最終処分に至るまでのワンストップサービスを提供し、産業廃棄物及び一般廃棄物の処理を行っています。また、土壌汚染対策法に基づく指定調査機関として、土壌汚染の調査から汚染対策、汚染土壌処理までのトータルソリューションを提供しています。

さらに、自治体から受託したごみ処理施設の施設建設から維持管理、保全業務まで一貫して実施し、AI・IoTを活用した新たなサービスの研究・開発を通じて、廃棄物管理に関するコンサルティングサービスも提供しています。エネルギー創造事業では、メガソーラーやバイオガス発電事業を展開し、再生可能エネルギーの供給にも貢献しています。

また、森林保全事業を通じて、地域づくりモデルの確立や森づくり技術開発、林業コンサル・人材育成などを行い、地域社会への貢献を目指しています。その他にも、アルミペレットやリサイクルプラスチックパレットの製造・販売を行う有価資源リサイクル事業も手がけており、多角的な事業展開を通じて環境保全に貢献しています。

経営方針

大栄環境グループは、サステナブルな未来社会の実現を目指し、環境創造企業としての進化を図る経営ビジョンを掲げています。同社は、地域社会との共生を重視し、信頼を最大の強みと位置付けており、創業の原点である「未来は信頼から生まれる」という理念を基に、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指しています。このビジョンの実現に向けて、同社は中期経営計画(2022年度-2024年度)を策定し、ESG施策を中心に、廃棄物処理施設の処理能力増強や営業活動の活性化を通じた収益拡大、コスト削減による利益率向上を目指しています。

具体的な成長戦略として、同社は脱炭素社会や循環経済への転換を見据え、ESG施策に積極的に取り組んでいます。環境(E)施策では、有機性廃棄物のリサイクル施設整備やカーボンニュートラル推進などを進め、社会(S)施策では、地域循環共生圏の構築や災害への備え、最終処分場跡地の活用などに取り組んでいます。また、ガバナンス(G)施策として、サステナビリティ推進委員会の設置やコーポレート・ガバナンスの強化に努めています。

今後も、同社は2050年カーボンニュートラルに向けた社会システムの変化に対応し、持続可能な社会の実現と持続的な企業価値の向上を目指すため、ESG施策に更に積極的に取り組む方針です。これには、多様なパートナーとの共創、地域循環共生圏の構築、脱炭素化、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進など、必要な投資を積極的に行い、社会に貢献する企業であり続けることが含まれます。