神戸電鉄JP:9046

時価総額
¥210.8億
PER
25.4倍
運輸業(鉄道、バス、タクシー)、不動産業(土地建物販売・賃貸)、流通業(食品スーパー、コンビニ、飲食)、その他(旅行、保育・健康・介護、広告代理、建設、施設管理・警備、金融、温泉給湯、情報システムサービス)。

沿革

1926-03神戸有馬電気鉄道株式会社設立(資本金500万円)
1928-11神有線運輸営業開始(現有馬線)
1928-12三田線運輸営業開始
1936-11三木電気鉄道株式会社設立(資本金60万円)
1936-12鈴蘭台・広野ゴルフ場前間運輸営業開始
1937-12広野ゴルフ場前・三木上の丸間運輸営業開始
1938-01三木上の丸・三木間運輸営業開始
1947-01神戸有馬電気鉄道株式会社と三木電気鉄道株式会社が合併、神有三木電気鉄道株式会社に商号変更
1949-04神戸電気鉄道株式会社に商号変更
1949-06大阪証券取引所に上場
1949-10乗合バス営業開始
1951-12三木・小野間運輸営業開始
1952-04小野・粟生間運輸営業開始
1957-04不動産事業営業開始
1959-10神戸電気鉄道株式会社の旅行、誘致宣伝部門を株式会社神鉄交通社として設立
1961-12株式会社神鉄交通社が神鉄観光株式会社に商号変更
1962-02神鉄交通株式会社設立
1965-01鈴蘭台・谷上間複線営業開始
1966-03谷上・有馬口間複線営業開始
1968-04神戸高速鉄道新開地駅乗入れ運輸営業開始
1969-04大阪神鉄交通株式会社設立
1969-07株式会社神鉄モータープール設立
1970-03鈴蘭台車両工場及び検車庫竣工
1972-06神鉄不動産株式会社設立
1973-05株式会社神鉄エンタープライズ設立
1974-07神鉄不動産株式会社が株式会社神鉄モータープールを吸収合併
1975-02株式会社神鉄会館設立
1975-07神鉄ビル竣工、本店移転 神戸市兵庫区大開通1丁目1番1号
1978-02株式会社神鉄運輸サービス設立
1978-10神鉄自動車整備株式会社設立
1979-11見津信号場・押部谷間複線営業開始
1980-08流通事業営業開始
1981-08株式会社神鉄運輸サービスが神戸電気鉄道株式会社の一般貸切旅客自動車運送事業を営業譲受
1982-07株式会社神鉄会館が神鉄産業株式会社に商号変更
1982-10西鈴蘭台・藍那間複線営業開始
1984-04株式会社神鉄ファイナンス設立
1984-10第二車庫第一期工事竣工
1985-12株式会社エス・シー・エス設立
1986-03神鉄交通株式会社が神鉄自動車整備株式会社を吸収合併
1986-04神鉄住宅販売株式会社設立
1986-08神鉄不動産株式会社が神鉄建設工業株式会社に商号変更
1987-04鉄道事業法の施行に伴い、第1種鉄道事業として営業開始
1988-04神戸電鉄株式会社に商号変更
第2種鉄道事業(湊川・新開地間)営業開始
谷上駅移設工事竣工
1988-10株式会社神鉄エンタープライズが神鉄産業株式会社の全事業を営業譲受
1989-03川池信号場・見津信号場間複線営業開始
1989-10第二車庫第二期工事竣工
1991-03横山・三田間複線営業開始
1991-10公園都市線運輸営業開始(横山・フラワータウン間)
1995-05本店移転 神戸市北区山田町下谷上字明田8番地の1
1996-03フラワータウン・ウッディタウン中央間運輸営業開始
1997-06大阪神鉄交通株式会社が豊中タクシー株式会社の全事業を営業譲受し、大阪神鉄豊中タクシー株式会社に商号変更
1998-03岡場・田尾寺間複線営業開始
1998-04神鉄バス株式会社設立
神鉄建設工業株式会社が株式会社神鉄建設に商号変更
1998-09自動車事業を神鉄バス株式会社(1998年4月1日設立)に営業譲渡
1999-10ストアードフェアシステム「スルッとKANSAI」に参入
2000-04介護事業営業開始
2000-07株式会社エス・シー・エスが株式会社神鉄コミュニティサービスに商号変更
2000-09神鉄住宅販売株式会社が株式会社神鉄ビジネスサポートに商号変更
2000-11株式会社神鉄ビジネスサポートが株式会社神鉄ファイナンスの金融業を営業譲受
2001-04健康・保育事業営業開始
2002-03株式会社神鉄コミュニティサービスが株式会社神鉄建設の建設業を営業譲受
2003-10神鉄バス株式会社が阪急バス株式会社に主要な一般乗合路線を譲渡
2004-07本店移転 神戸市兵庫区新開地1丁目3番24号
2004-10神鉄交通株式会社が神鉄タクシー株式会社に商号変更
2013-07東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所に上場
2014-04流通事業のうち、食品スーパー事業を株式会社神鉄エンタープライズに事業譲渡、また駅売店業を神鉄観光株式会社に事業譲渡
2022-04東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

事業内容

神戸電鉄は、鉄道事業を主軸に、バス、タクシー、不動産、流通、およびその他多岐にわたる事業を展開している多角的な企業グループです。同社グループは、神戸電鉄を含む9社で構成されており、運輸業、不動産業、流通業、その他の事業を手がけています。

運輸業では、神戸電鉄自体が鉄道事業を、神鉄バス株式会社がバス事業を、大阪神鉄豊中タクシー株式会社と神鉄タクシー株式会社がタクシー業をそれぞれ担当しています。これらの事業を通じて、地域の交通インフラとしての役割を果たしています。

不動産業では、神戸電鉄が土地建物の販売および賃貸業を行っており、住宅や商業施設の開発から管理までを手掛けています。これにより、同社は不動産市場においても一定の地位を確立しています。

流通業においては、神鉄エンタープライズ株式会社が食品スーパー業、コンビニ業、飲食業を展開し、神鉄観光株式会社がこれらに加えて旅行業も手がけています。これらの事業を通じて、同社グループは日常生活に密接に関わるサービスを提供しています。

その他の事業としては、保育事業、健康事業、介護事業、広告代理業、建設業、施設管理・警備業、金融業、温泉給湯業、情報システムサービス業などがあります。これらは神戸電鉄自体や神鉄コミュニティサービス株式会社、神鉄ビジネスサポート株式会社、有馬温泉企業株式会社などによって運営されており、同社グループの多様性と地域社会への貢献を示しています。

神戸電鉄グループは、これらの事業を通じて、交通インフラの提供から日常生活に必要なサービスの提供まで、幅広い分野で地域社会の発展に貢献しています。

経営方針

神戸電鉄グループは、将来にわたって持続的な成長と発展を目指し、経営理念に「安心」「安全」「快適」を掲げ、地域社会への貢献を重視しています。同社は、心のこもったサービスで顧客の信頼を築き、法令と社会規範の遵守、地球環境の保護、柔軟な発想での新たな価値創造、そして活力ある企業風土の構築を経営方針としています。

2030年度を目標年とする「神鉄グループみらいビジョン2030」では、地域と共に歩むことをミッションとし、暮らしに彩りを添える地域の共創プラットフォームとしての確固たる地位を築くことを目指しています。このビジョンの実現に向け、「中期経営計画2026」を策定し、コロナ禍による収益力の回復、財務の健全性の進展、外部環境の変化への対応を通じて、グループの持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。

具体的な事業戦略としては、新しい時代への対応による収益構造の構築、沿線活性化、成長投資・新規投資による収益拡大、ステークホルダーへの貢献・還元を挙げています。また、営業利益、当期純利益、借入金残高、自己資本比率を含む連結数値目標を設定し、これらの達成を目指しています。

経営環境としては、少子高齢化の進行、人材確保、自然災害、アフターコロナ社会への対応など、厳しい状況が予想されますが、北神急行電鉄北神線の神戸市営化や、神戸市との連携協定などを通じた駅を中心としたまちづくりの推進により、沿線の活性化を図ることでこれらの課題に対応していく方針です。

神戸電鉄グループは、経営理念と経営方針に基づき、地域社会への貢献と持続可能な成長を目指し、多様な事業を通じて地域の発展に貢献しています。