西日本鉄道JP:9031

時価総額
¥2075.3億
PER
8倍
鉄道事業やバス・タクシー事業を展開する運輸業、不動産賃貸や住宅事業を手がける不動産業、ストア事業や生活雑貨販売を行う流通業。

事業内容

西日本鉄道は、多岐にわたる事業セグメントを持つ企業です。まず、運輸業では鉄道事業を展開しており、西日本鉄道自身と筑豊電気鉄道がこの分野を担っています。また、バス事業やタクシー事業も手がけており、西鉄バス北九州や福岡西鉄タクシーなどが関連会社として運営しています。

不動産業では、賃貸事業や住宅事業を展開しています。西日本鉄道や博多バスターミナル、NNR Realty Investments USAなどがこの分野で活動しています。さらに、西鉄ビルマネージメントや西鉄不動産がその他の不動産事業を担当しています。

流通業においては、ストア事業と生活雑貨販売業を展開しています。西鉄ストアがストア事業を、インキューブ西鉄が生活雑貨販売を担当しています。これにより、地域の消費者に多様な商品を提供しています。

物流業では、国際物流事業と国内物流事業を展開しています。NNR・グローバル・ロジスティクスが国際物流を、西鉄運輸や西鉄物流が国内物流を担当しています。これにより、効率的な物流サービスを提供しています。

レジャー・サービス業では、ホテル事業や旅行事業を展開しています。西鉄ホテルズや西鉄旅行がこの分野を担当し、観光客に多様なサービスを提供しています。また、娯楽事業や飲食事業も手がけており、地域の人々に楽しみを提供しています。

その他の事業として、ICカード事業や車両整備関連事業を展開しています。ニモカがICカード事業を、西鉄エム・テックが車両整備を担当しています。また、建設関連事業や金属リサイクル事業も手がけており、地域社会に貢献しています。

経営方針

西日本鉄道は、地域に密着した多様な事業を展開し、持続可能な成長を目指しています。同社は「にしてつグループまち夢ビジョン2035」を掲げ、2035年までの長期ビジョンを策定しました。このビジョンでは、地域社会と共に成長し、安心・快適・ときめきを提供することを目指しています。

同社は、2023年から2025年までの中期経営計画を策定し、サステナブルな成長をテーマに掲げています。この計画では、公共交通事業の持続可能な構築や新領域事業への挑戦、多様な人材の確保と育成を重点戦略としています。また、福岡都心部の再開発や新規ホテル出店計画など、地域の発展に寄与するプロジェクトを推進しています。

さらに、西日本鉄道はデジタル技術の活用による業務効率化や新技術を活用したサービスの提供を進めています。自動運転バスの実証実験やキャッシュレス決済の導入など、革新的な取り組みを通じて、顧客にシームレスな移動サービスを提供しています。また、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みも進めています。

同社は、国内外での事業拡大を視野に入れ、物流や不動産、エネルギー領域での事業拡大を図っています。特に、再生可能エネルギーの開発やグリーンロジスティクスの推進に注力し、環境に配慮した事業運営を目指しています。これにより、持続可能な社会の実現に貢献しています。