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オリックスJP:8591
事業内容
オリックスは多岐にわたる事業セグメントを持ち、幅広いサービスを提供しています。法人営業・メンテナンスリースセグメントでは、金融サービスや各種手数料ビジネス、自動車や電子計測器、ICT関連機器のリースおよびレンタルを行っています。主要な関連会社にはオリックス自動車やオリックス・レンテックがあります。
不動産セグメントでは、不動産開発、賃貸、管理、施設運営、不動産のアセットマネジメントを手がけています。オリックス不動産やオリックス不動産投資顧問が主要な関連会社です。事業投資・コンセッションセグメントでは、企業投資やコンセッション事業を展開しています。
環境エネルギーセグメントでは、国内外の再生可能エネルギー、電力小売、省エネルギーサービス、ソーラーパネル販売、廃棄物処理、資源リサイクルを行っています。オリックス環境やElawan Energyが関連会社です。保険セグメントでは、生命保険を提供しており、オリックス生命保険が主要な関連会社です。
銀行・クレジットセグメントでは、銀行業務や消費性ローンを提供しています。オリックス銀行が関連会社です。輸送機器セグメントでは、航空機投資・管理、船舶関連投融資・管理・仲介を行っています。ORIX Aviation Systems Limitedが関連会社です。
ORIX USAセグメントでは、米州における金融、投資、アセットマネジメントを展開しています。ORIX Corporation USAが関連会社です。ORIX Europeセグメントでは、グローバル株式・債券のアセットマネジメントを行っています。ORIX Corporation Europe N.V.が関連会社です。
アジア・豪州セグメントでは、アジア・豪州における金融、投資を展開しています。ORIX Asia LimitedやORIX Leasing Malaysia Berhadなどが関連会社です。これらの事業を通じて、オリックスは多様な金融サービスを顧客に提供しています。
経営方針
オリックスは、長期的な成長を目指し、「ORIX Group Purpose & Culture」を掲げています。この理念は、変化に挑み、柔軟な発想と知の融合で未来を切り開くことを目的とし、多様性を力に変え、挑戦を楽しむ文化を育むことを重視しています。
同社の中長期的な成長戦略「ORIX Group Growth Strategy」は、3つの戦略的投資領域に焦点を当てています。これにより、テクノロジーの進化、世界の人口動態変化、地球温暖化といった課題に対し、社会にインパクトを与えることを目指しています。
オリックスは、2035年までにROE15%、純利益1兆円を目標としています。中間目標として2028年にROE11%を掲げ、株主総利回りの向上を図るとともに、安定的な株主還元を継続する方針です。
経営環境は地政学的リスクやインフレなどの影響を受けていますが、日本国内では金融市場の正常化が進んでいます。オリックスは、事業投資や環境エネルギー分野での成長を目指し、経済環境の変化に対応しています。
同社は、サステナビリティの推進を重要課題とし、社会・環境課題の解決に向けた取り組みを強化しています。また、リスク管理の強化や情報セキュリティの向上、デジタルトランスフォーメーションの推進にも注力しています。