八十二銀行JP:8359

時価総額
¥7774.4億
PER
13.1倍
銀行業務を中心に、クレジットカード、信用保証、債権管理回収、リース、有価証券売買、投資運用、地域商社事業、電力事業を展開。

事業内容

八十二銀行は、銀行業務を中心に多様な金融サービスを提供しています。主な事業セグメントは銀行業、リース業、その他の金融関連業務です。これらの事業は、八十二銀行とその連結子会社16社によって構成されています。

銀行業では、八十二銀行と株式会社長野銀行が預金業務、貸出業務、内国為替業務、外国為替業務を行っています。これらは同社グループの中核業務です。また、八十二カード株式会社と長野カード株式会社がクレジットカード業務を展開しています。

リース業は、八十二リース株式会社、株式会社ながぎんリース、八十二オートリース株式会社が担当しています。これらの子会社は、企業や個人向けにリースサービスを提供し、顧客の多様なニーズに応えています。

その他の事業として、八十二証券株式会社が有価証券の売買業務を行っています。また、八十二キャピタル株式会社と八十二インベストメント株式会社が投資業務を手がけ、八十二アセットマネジメント株式会社が投資運用業を行っています。

さらに、八十二Link Nagano株式会社は地域商社事業と電力(発電)事業を展開しています。これにより、地域経済の活性化と持続可能なエネルギー供給に貢献しています。

経営方針

八十二銀行は、中期経営ビジョン2021「『金融×非金融×リレーション』でお客さまと地域を支援する」を掲げ、地域社会の発展に貢献するための多岐にわたる活動を展開しています。このビジョンのもと、同社は5つのテーマを中心に成長戦略を推進しています。

まず、「経営の根幹としてのサステナビリティ」では、環境問題や社会課題の解決に向けたサステナブルファイナンスを推進し、2030年度までに累計1.5兆円の実行を目指しています。また、脱炭素化の取り組みとして、温室効果ガス排出量の削減目標を掲げ、地域や顧客の脱炭素化を支援しています。

次に、「ライフサポートビジネスの深化」では、金融サービスの高度化と非金融サービスの充実を図り、顧客の生活全般をサポートする体制を整えています。特に、保険コンサルティング拠点の設立やオンライン相談会の開始など、顧客の利便性向上に努めています。

「総合金融サービス・機能の提供」では、対面・非対面のハイブリッドな相談体制を構築し、事業者の経営課題にワンストップで対応できる体制を整えています。観光分野への関与強化や環境配慮型商品拡充など、地域活性化に向けた取り組みも進めています。

「業務・組織のデジタル改革」では、デジタル技術を活用した業務効率化と新サービス開発を推進し、顧客の利便性向上を図っています。AIを活用したサービスの高度化やセキュリティ対策を施した生成AI機能の導入など、デジタル化を進めています。

最後に、「成長とやりがいを支える人事改革」では、職員の自律的なキャリア形成支援や働きやすい職場環境の整備を進めています。特に、女性の経営人材候補の育成や外部研修の拡大など、多様な人材の成長を支援しています。

八十二銀行は、これらの成長戦略を通じて、地域社会の持続的な発展に貢献し、企業価値の向上を目指しています。