千葉興業銀行JP:8337

時価総額
¥961.3億
PER
13.2倍
銀行業務を中心に、千葉総合リース株式会社によるリース業務、コンピュータシステムの開発・販売・保守管理、地域商社・農業・コンサルティング業務などを展開。

事業内容

千葉興業銀行は、銀行業務を中心に、リース業務やその他の金融サービスを提供しています。同社は本店や支店を通じて、預金業務、貸出業務、内国為替業務、外国為替業務などを行い、地域に密着した営業活動を展開しています。これにより、総合的な銀行業務を提供しています。

リース業務については、連結子会社である千葉総合リース株式会社が担当しています。この子会社は、企業や個人向けにリースサービスを提供し、顧客の資産管理や設備投資をサポートしています。

その他の事業として、千葉興業銀行の連結子会社は、コンピュータシステムの開発・販売・保守管理業務、地域商社・農業・コンサルティング業務を行っています。また、投資事業組合及び投資事業有限責任組合の運営・管理業務も手がけ、同社グループの業務の充実に努めています。

なお、ちば興銀カードサービス株式会社は、2024年7月1日に千葉興業銀行が保有する全株式をグループ外の会社へ譲渡したため、連結の範囲から除外されています。また、ちば興銀キャピタルパートナーズ第1号投資事業有限責任組合は、持分法非適用の非連結子会社として設立されています。

経営方針

千葉興業銀行は、地域密着型の金融機関として、地域社会と顧客の幸福を追求することを経営理念としています。この理念に基づき、同社は「親切なパートナーとしてみなさまの幸せをともにデザインし続ける」という長期経営ビジョンを掲げています。このビジョンを実現するため、顧客の多様なニーズに応えるコンサルティング活動を強化し、地域社会からの信頼を築くことを目指しています。

千葉県を基盤とする同社は、人口減少や少子高齢化といった課題に直面していますが、交通インフラの整備などにより事業拡大の可能性を見出しています。経済環境の変化に対応するため、同社は「いちばん近くで、いちばん先まで。千のしあわせを、興そう。」というパーパスを新たに制定しました。これに基づき、2025年4月から「幸せデザイン 絆プロジェクト 2028 ~ Path to Evolution ~」という中期経営計画を推進しています。

この中期経営計画では、エンゲージメント向上と次世代成長エンジンの活用を通じて、企業価値の向上を図ることを目指しています。具体的には、「人材の活躍推進」「DX実装による営業プロセス変革」「コンサルティング考動の追求」「CKBコミュニティ活性化」「サステナビリティ」の5つの戦略的強化項目を設定し、全職員が一丸となって取り組んでいます。

同社は、2028年3月期までに連結当期純利益110億円以上、連結普通株ROE7%以上、連結自己資本比率8.5%以上などの具体的な目標を掲げています。これらの目標を達成することで、持続的な成長と企業価値の向上を図り、ステークホルダーの期待に応えることを目指しています。