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丸井グループJP:8252
事業内容
丸井グループは、小売とフィンテックを一体的に運営する企業グループです。持株会社である丸井グループと、23社の子会社および5社の関連会社で構成されています。事業は主に小売とフィンテックの2つのセグメントに分かれています。
小売セグメントでは、商業施設の賃貸および運営管理、衣料品や装飾雑貨の仕入販売、空間プロデュース、広告宣伝、トータルファッション物流、総合ビルマネジメントなどを行っています。主要な子会社には、株式会社丸井、株式会社エイムクリエイツ、株式会社ムービングなどがあります。
フィンテックセグメントでは、クレジットカード業務、カードキャッシング、家賃保証、情報システムサービス、不動産賃貸、投資信託の販売、少額短期保険業などを手がけています。主要な子会社には、株式会社エポスカード、株式会社エムアールアイ債権回収、tsumiki証券株式会社などがあります。
丸井グループは、これらの事業を通じて多様なサービスを提供し、顧客のニーズに応えています。また、関連会社を通じて不動産物件の賃借も行っており、幅広い事業展開をしています。
経営方針
丸井グループは、「インパクトと利益の二項対立を乗り越える」というビジョンを掲げ、ステークホルダーと共にインクルーシブな社会を創ることを目指しています。このビジョンの実現には、共創経営を推進し、企業価値の拡大を図ることが重要とされています。
2031年の創業100周年に向けて、丸井グループは「経営ビジョン&戦略ストーリー2031」を策定しました。フィンテックを中心に「『好き』を応援するビジネス」へと転換し、新たな経済の可能性を追求することで、社会的価値の創出を目指しています。
丸井グループは、「好き」を応援するビジネスを通じて、消費が「誰かのため」から「社会のため」へと広がることを目指しています。特に、寄付ができるカードの会員拡大を進め、新しいタイプの消費者を取り込むことで、差別化戦略を推進しています。
フィンテック分野では、「好き」を応援するファイナンシャル・エンパワーメントを通じて、すべての人の自己実現を支援します。地域を問わず、クレジットカードの発行範囲を広げ、多様な働き方に対応したカードの提供を進めています。
丸井グループは、デジタルとリアルの体験を融合した独自の体験価値を提供し、ロイヤルカスタマー化を推進します。DXを通じた顧客体験の向上を目指し、専門人材の採用とアジャイルな開発体制を整備しています。
また、社内外の人材を活用し、ソーシャル・イントラプレナーによる事業開発を進めています。中長期的な人材育成のための財団設立や、グローバルな事業開発を通じて、企業価値の向上を図ります。
資本政策では、バランスシートの見直しを進め、株主還元方針としてROE15%以上を目指しています。成長投資やDX投資に資本を配分し、持続的な成長と高還元を両立させる計画です。