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日本紙パルプ商事JP:8032
事業内容
日本紙パルプ商事は、紙パルプの卸売を中心に多岐にわたる事業を展開しています。国内卸売セグメントでは、国内向けに紙や板紙、関連商品の販売を行っています。また、倉庫業や運送業、情報機器の販売、情報サービス事業も手がけています。
海外卸売セグメントでは、海外市場向けに紙や板紙、関連商品の販売を行っています。製紙加工セグメントでは、紙や板紙の製造および加工を行い、関連商品の提供をしています。
環境原材料セグメントでは、古紙やパルプなどの原材料の販売を行っています。また、総合リサイクルや再生可能エネルギーによる発電事業も展開しています。さらに、不動産賃貸事業も手がけており、多角的な事業展開を行っています。
経営方針
日本紙パルプ商事は、紙流通業界のリーディングカンパニーとして、循環型社会の構築に貢献することを基本方針としています。同社は、誠実、公正、調和を重視し、変革、挑戦、創造を実践することで、全てのステークホルダーから信頼される企業を目指しています。
同社は「OVOL長期ビジョン2030 “Paper, and beyond”」を策定し、2030年に向けた成長戦略を推進しています。このビジョンの実現に向け、2024年度からの3年間を「具体的な仕組みづくり・仕掛けづくりの3年間」と位置づけ、経済価値と社会価値の創造を目指しています。
中期経営計画「OVOL中期経営計画2026」では、コミュニケーションの拡充、人材力の向上、M&Aによる事業拡大を基本方針としています。これにより、同社は「世界最強の紙流通企業グループ」としての地位を確立し、持続可能な社会への貢献を目指しています。
同社のセグメント別方針では、国内卸売セグメントでの収益最大化、海外卸売セグメントでの収益構造の多様化、製紙加工セグメントでの環境保全と安定収益の基盤構築を掲げています。また、環境原材料セグメントでは、循環型ビジネスを通じた持続可能な社会への貢献を進めています。
財務面では、成長投資に必要な資金を確保し、安定的な株主還元を継続することを基本としています。ROA、ROE、ROICの向上を目指し、持続的な成長を追求しています。また、配当政策では、連結配当性向を30%以上とする累進配当を掲げています。