菊水化学工業JP:7953

時価総額
¥48.7億
PER
13.7倍
建築仕上材、建築下地調整材、タイル接着材、建築土木資材の製造・販売、ビルリフレッシュ(建築物の改装・改修工事)を手がける。

沿革

1959-06建築化粧仕上材の販売を目的とし、菊水商事有限会社(資本の総額60万円、本店所在地名古屋市中区)を創立する。
1961-03菊水商事有限会社を組織変更して、菊水株式会社とする。
1963-06菊水化学工業株式会社に商号を変更する。
1969-05愛知県犬山市に犬山工場を建設する。
1971-02本社を名古屋駅前中経ビル(中村区)に移転する。
1973-01福岡県糟屋郡志免町に福岡工場を建設する。
1976-12建築仕上材の輸出業務を目的とする菊水インターナショナル株式会社(出資比率100%)を設立する。(存続会社)
1977-05不動産業等を目的とする菊水クリエイト株式会社(出資比率100%)を設立する。(1999年3月清算)
1977-09茨城県猿島郡総和町(現 古河市)に茨城工場を建設する。
1984-09本社を名古屋駅前東洋ビル(中村区)に移転する。
1986-04菊水化学工業株式会社(本店所在地名古屋市中川区)が、親会社の菊水化学工業株式会社(本店所在地名古屋市中村区)を吸収合併し、本社を名古屋駅前東洋ビル(中村区)に移転する。
1988-11株式を名古屋証券取引所市場第二部に上場する。
1989-02岐阜県各務原市に各務原工場を建設する。
1989-06兵庫県明石市に明石工場を建設する。(2004年12月売却)
1999-01本社を名古屋市中区丸の内二丁目小塚ビルに移転する。
2000-11各務原市各務東町にセラミックセンター(工場)を建設する。(2014年10月事業譲渡)
2004-04中国に菊水化工(上海)有限公司を設立する。(2024年3月清算結了)
2005-01本社を名古屋市中区丸の内三丁目清風ビルに移転する。
2010-01株式取得により日本スタッコ株式会社を連結子会社とする。
2014-10セラミック事業を事業譲渡する。
2014-12東京証券取引所市場第二部に上場する。公募増資及び第三者割当増資により資本金が1,972百万円となる。
2015-03本社を名古屋市中区錦二丁目日本生命広小路ビルに移転する。
2015-04香港に菊水香港有限公司を設立する。
2016-01中国に菊水建材科技(常熟)有限公司を設立する。台湾に台湾菊水股份有限公司を設立する。
2017-05中国の江蘇省常熟市に塗料・塗材製造工場(菊水建材科技(常熟)有限公司)が本格稼働する。
2017-07愛知県瀬戸市に東海工場を建設する。
2018-01犬山工場を全面改築する。
2020-06茨城工場に溶剤調色工場を増設する。
2021-04株式取得により株式会社ツーアールを連結子会社とする。
2022-04東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、名古屋証券取引所の市場第二部からメイン市場に移行。子会社である日本スタッコ株式会社を吸収合併し、日本スタッコ生産部とする。
2022-07本社を名古屋市中区栄一丁目AMMNATビルに移転する。
2024-03菊水化工(上海)有限公司の清算結了する。
2024-05福岡工場を福岡県大野城市に移転する。

事業内容

菊水化学工業株式会社(以下、同社)とそのグループ会社は、建築関連の製品とサービスを提供する企業です。同社グループは、菊水化学工業株式会社を中心に、株式会社ツーアール、菊水化工(上海)有限公司、菊水香港有限公司、菊水建材科技(常熟)有限公司、台湾菊水股份有限公司の6社で構成されています。これらの企業は、建築仕上材、建築下地調整材、タイル接着材、建築土木資材の製造と販売、およびビルリフレッシュと呼ばれる建築物の改装・改修工事を手掛けています。

具体的には、同社グループは建築物の内外壁等を化粧仕上げする材料、内外装仕上工事の下地調整に使用する材料、壁面にタイルを貼付けるための接着材料、壁面に建築仕上材を吹付けて模様を描くための補助型紙など、建築現場で必要とされる多岐にわたる製品を提供しています。また、ビルリフレッシュ事業を通じて、建築物の改装や改修工事も行っており、建築業界における幅広いニーズに応えるサービスを展開しています。

2022年4月1日には日本スタッコ株式会社を吸収合併し、事業の拡大を図っています。ただし、菊水化工(上海)有限公司については、現在清算手続き中であることが注記されています。これらの情報から、同社グループが建築材料の製造・販売および建築関連サービスにおいて、幅広い製品ラインナップとサービスを提供していることがわかります。

経営方針

菊水化学工業株式会社(以下、同社)は、建築仕上材の総合メーカーとして、社是「みんなのために よりよい商品 ゆたかな愛情」のもと、社会性、科学性、人間性の追求を基本方針に掲げています。同社は、環境共生時代のニーズに応えるため、「環境共生時代にふさわしいものづくり」を中期経営計画の柱としています。具体的には、水系・無機にこだわった製品の開発・製造・販売・工事を通じて、建物や構造物の長寿命化対策市場に対応し、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。

同社は、サスティナビリティ方針「Repaint the future」を掲げ、未来を明るく塗り変えることを目標にしています。この方針の下、人と自然を大切にし、人々の暮らしや街をより良くするための活動を推進しています。また、同社は、安心して働ける環境づくり、製品を通じた街づくり、ガバナンスの強化と充実を重要課題として捉え、これらに取り組むことで、持続的な成長と企業価値の向上を図っています。

経営上の目標としては、売上高、営業利益、自己資本比率を重要な経営指標とし、2023年連結会計年度の目標を設定しています。これらの目標達成に向けて、市場のニーズにマッチした付加価値の提供や全社コスト削減による収益性の向上、財政状況の健全性の確保に努めています。

さらに、社会課題への取り組みとして、SDGsの達成に貢献する活動を展開しています。働き方改革の増強、健康経営・ダイバーシティの推進、時代に合った製品の開発、環境負荷低減の推進、コンプライアンスの徹底、地域への社会貢献活動などを通じて、地域の未来を創造し、持続可能な社会の実現を目指しています。