NISSHA (7915) 株価

時価総額
¥608.4億
PER
26.1倍
産業資材・デバイス・メディカルテクノロジー事業の有力企業。IMD・IML等の加飾技術、フィルムタッチセンサー、医療機器のCDMOサービスを展開。日本・米国・欧州・アジアを中心に世界30超の国と地域で事業を展開。

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事業内容

NISSHAは、産業資材、ディバイス、メディカルテクノロジーの3つの主要事業を展開する技術系製造企業です。同社の主力製品は、自動車や家電製品向けの装飾フィルム、スマートフォンなどに使われるタッチセンサー、そして医療機器や医薬品の開発製造受託サービスとなっています。創業以来培ってきた印刷技術をベースに、高機能フィルムや精密部品の製造技術を発展させてきました。

同社の収益構造は、グローバルな顧客基盤に支えられています。産業資材事業では自動車メーカーや家電メーカーへの部品供給、ディバイス事業では主にスマートフォンメーカー向けのタッチセンサー供給、メディカルテクノロジー事業では欧米の医療機器メーカーや製薬会社からの受託製造が主要な収益源です。特に北米、欧州、アジアに製造拠点を構え、顧客の近接地での生産体制を築いています。

事業セグメント別では、産業資材事業が装飾フィルムや転写箔、環境配慮型の成形品を手がけ、ディバイス事業がフィルム型タッチセンサーやガスセンサーなどの電子部品を製造しています。メディカルテクノロジー事業は低侵襲手術用機器や医療用センサーの開発製造受託に加え、医薬品や化粧品の製造受託も行っており、同社の成長分野として位置づけられています。

経営方針

NISSHAは、長期的な成長戦略として「サステナビリティビジョン」を掲げ、メディカル・モビリティ・環境分野での社会課題解決を通じた事業拡大を目指しています。同社が設定した野心的な数値目標は、売上高3,000億円の達成で、そのうち1,500億円をメディカル分野で創出する計画です。併せて、資本効率の向上を重視し、ROE15%と営業利益率12%の達成を掲げており、収益性と成長性の両立を図る姿勢を明確にしています。

重点投資分野では、特にメディカル事業への戦略的な資源配分を進めています。同社は従来の印刷技術を基盤とした装飾フィルムやタッチセンサー事業に加え、医療機器や医薬品の開発製造受託サービスを成長の柱として育成中です。差別化戦略としては、多様な技術や人材能力の結集・融合により、顧客の課題解決に特化したソリューション提供を強化しており、単なる部品供給から付加価値の高いサービス提供への転換を図っています。

新市場開拓については、オーガニック成長と買収の両面でアプローチを展開しています。第8次中期経営計画では、メディカル、モビリティ、サステナブル資材市場での事業拡大を重視し、社会課題解決に資する製品群とサービスの拡充を進めています。一方、IT機器市場においては生産体制の最適化を通じた効率性改善に注力し、既存事業の収益性向上を追求しています。

技術革新への取り組みでは、自社開発に加えて業務提携や買収を積極活用し、新たな事業領域や製品群の開発を加速させています。同社は人的資本の充実と効率性・生産性の向上を経営基盤強化の重要課題と位置づけ、グローバルな事業展開を支える組織能力の向上に継続投資しています。これらの取り組みにより、安定的な成長と資本効率性の向上を同時に実現し、長期ビジョンの達成を目指しています。

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