ウッドワンJP:7898

時価総額
¥86.9億
PER
8.2倍
住宅建材設備事業では床材や厨房機器の製造販売、発電事業では木質バイオマスを用いたバイオマス発電。

事業内容

ウッドワンは、住宅建材および住宅設備機器の製造と販売を主な事業としています。この事業には、床材や造作材などの木質総合建材、厨房機器などの住宅設備機器の製造と販売が含まれます。また、植林を含む山林経営も行っています。主な関係会社には、Juken New Zealand Ltd.、沃達王國際有限公司、Juken Sangyo (Phils.) Corp.、株式会社ウッドジョイ、株式会社フォレストワン、PT.Woodone Integra Indonesia、株式会社ベルキッチン、上海倍楽厨業有限公司などがあります。

さらに、ウッドワンは発電事業も展開しています。この事業では、間伐材や一般木質バイオマス、建設資材廃棄物などを燃料としたバイオマス発電を行い、電力を販売しています。この発電事業は、ウッドワン自身が主に担当しています。これにより、持続可能なエネルギーの供給に貢献しています。

経営方針

ウッドワンは、業界一流のメーカーとしての地位を確立し、顧客ニーズに応じた商品開発を重視しています。自然環境の保護と社会の発展に貢献することを経営理念に掲げ、持続可能な企業活動を展開しています。特に、ニュージーランドでの育林事業を通じて、安定した品質と量の原材料確保を目指しています。

ウッドワンの成長戦略は、アジア市場や国内のリフォーム市場など、新たな成長市場の開拓に注力することです。木材の潜在能力を活かし、魅力的な商品やサービスを提案することで、新たな顧客層を創造しています。また、国内外の製造ネットワークを整備し、効率的な運営とコスト削減を図っています。

同社は、持続可能な環境経営を推進し、カーボンニュートラルを目指しています。ニュージーランドの自社林での森林経営を通じて、二酸化炭素を吸収する森林面積を維持しつつ、持続的な木材収穫を実現しています。また、バイオマス発電事業を通じて、再生可能エネルギーの利用を促進しています。

ウッドワンは、自己資本利益率(ROE)の向上を目指し、労働生産性の向上や収益性の改善に取り組んでいます。グループ全体で連結売上高1,000億円を目指し、企業価値の向上と財務体質の強化を図っています。これにより、安定的な収益の獲得を目指しています。

国内市場の縮小や住宅業界の課題に対応するため、ウッドワンは新市場の開拓を進めています。リフォームや非住宅市場への進出を図り、AIやIoTを活用した生産性向上を目指しています。これにより、新たな付加価値の創造と売上・収益の向上を実現しようとしています。

ウッドワンは、ニュージーランド産の木材を活用し、付加価値の高い商品を開発しています。国内外の新市場への進出を図り、脱炭素社会の実現に向けた事業を展開しています。これにより、持続可能な成長を目指し、経営資源を効果的に活用しています。