アルメディオJP:7859

時価総額
¥89.7億
PER
8.1倍
電子部品用副資材、耐火材料の開発・製造・販売、長期保存用光ドライブ・ディスク販売、産業・AV用光ドライブ、業務用テストディスク開発・製造、ナノマテリアル研究開発・製造販売。

沿革

1981-05株式会社エーベックス研究所として、東京都八王子市に会社を設立
1981-06東京都国分寺市に本社を移転し、翌月よりオーディオ用テストテープ製造販売を開始
1984-06磁気テープの電磁変換特性の国際統一性を保持するため、IEC(国際電気標準会議)が規格化した特性測定用基準ヘッドの取扱い業務をJEITA(電子情報技術産業協会)より受託
1985-11中国貴州省貴陽国営無線電四廠に、テストテーププラントを輸出
1985-12テストCDの取扱い業務をJEITA(電子情報技術産業協会)より受託
1990-05東京都東村山市に自社ビル完成、本社移転、株式会社エーベックスに社名変更
1991-01CD生産工場として埼玉県入間市に二本木事業所を設立、CDの自社生産を開始
1994-04CDパッケージ工場として埼玉県入間市に宮寺事業所を設立
1996-10東京都羽村市に自社工場として、羽村事業所を設立。テストメディアと音楽CDの生産部門を統合
1997-03株式会社アルメディオに商号を変更
1999-03日本証券業協会に株式の店頭登録銘柄として株式公開
2000-12DVDベリフィケーションラボラトリー・クラスBの認証を取得
2004-08東京証券取引所市場第二部に上場
2005-10電子部品用副資材を取り扱う子会社「阿爾賽(蘇州)無機材料有限公司」を設立
2007-04ティアック株式会社からテストメディア事業を譲受け
2008-09DVDベリフィケーションラボラトリー・クラスAの認証を取得
2009-03BDテスティングセンターの認証を取得
2013-05九州事業所を設立
2014-07資本金を11億3640万円へ増資
ティアック株式会社からストレージデバイス事業を譲受け
2015-09TAIWAN TEAC CORPORATIONのストレージデバイス事業を譲受け
2015-10台北支店を設立
2017-02東京都日野市へ本社を移転
2017-03羽村事業所を本社(東京都日野市)へ集約
2017-09子会社「愛飲(上海)貿易有限公司」を設立
2018-11東京都国立市へ本社を移転
2019-01埼玉県所沢市に所沢オフィスを設立
2019-04ナノマテリアルの研究開発・製造及び販売を開始
2019-10子会社「阿爾賽(蘇州)無機材料有限公司」により、同子会社「愛飲(上海)貿易有限公司」を吸収合併
2021-08東京都東村山市に東村山事業所を設立
2022-04東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行
2022-09福島県双葉町に福島双葉工場を開設
2023-10子会社「阿爾美(蘇州)科技有限公司」を設立

事業内容

アルメディオは、電子部品用副資材、耐火材料及び関連製品の開発・製造・販売、長期保存用光ドライブ及び長期保存用光ディスクの販売、産業用及びAV機器用光ドライブの開発・製造・販売、業務用テストディスクの開発・製造・販売、ナノマテリアルの研究開発・製造及び販売を手がける企業です。同社グループは、アルメディオとその連結子会社である阿爾賽(蘇州)無機材料有限公司の2社で構成されています。

同社の事業セグメントは、断熱材事業、アーカイブ事業、インダストリアルソリューション事業、ナノマテリアル事業の4つに分かれています。断熱材事業では、電子部品用副資材や耐火材料の開発・製造・販売を行い、アルメディオはこれらの製品を輸入・販売しています。アーカイブ事業では、重要な情報を長期保存するための光ドライブと光ディスクの販売、産業用及びAV機器用光ドライブの開発・製造・販売を行っています。インダストリアルソリューション事業では、オーディオ・ビデオ機器やコンピュータ周辺機器のテストディスクの開発・製造・販売を手がけています。最後に、ナノマテリアル事業では、ナノマテリアルの研究開発・製造及び販売を行っており、この事業の重要性が増しているため、報告セグメントが「その他事業」から「ナノマテリアル事業」に変更されました。

経営方針

アルメディオは、AV機器やコンピュータ関連機器の品質規格を確保するテストメディアの提供を通じて、消費者の利便性向上に貢献してきました。同社は、断熱材事業とナノマテリアル事業を中心に、新規事業への積極的な投資を行い、企業価値と株主利益の向上を目指しています。技術とチャレンジを経営理念に掲げ、技術集積企業としての高付加価値ビジネスに特化し、企業の発展を支える事業に重点を置いています。

2022年5月13日にローリングされた「中期経営計画2022」に続き、2023年5月12日には「中期経営計画2023」が策定されました。この計画では、ナノマテリアル事業の成長と断熱材事業のさらなる成長を基に、事業構造改革の加速と機能性材料メーカーへの転換を目指しています。これにより、事業ポートフォリオの最適化と事業構造の転換を図り、継続的な安定収益を目指す方針です。

断熱材事業では、販売戦略の強化と製品ラインナップの拡充を通じて成長を図ります。ナノマテリアル事業では、売上拡大と生産体制の強化を目指し、営業戦略の強化や技術戦略の確立に努めます。また、アーカイブ事業とインダストリアルソリューション事業では、運営の効率化やリソースの再配置を行い、利益の最大化を図る計画です。

アルメディオは、経営指標として1株当たり当期純利益(EPS)と自己資本利益率(ROE)を重視し、これらの指標の向上を目指しています。同社は、技術とチャレンジを核とした成長戦略を推進し、機能性材料メーカーとしての地位を確立することを目標にしています。