アルメディオJP:7859

時価総額
¥32.2億
PER
-5倍
電子部品用副資材や耐火材料の開発・製造・販売を行う断熱材事業、長期保存用光ドライブとディスクの販売を行うアーカイブ事業、ナノマテリアルの研究開発・製造・販売を行うナノマテリアル事業。

事業内容

アルメディオは、3つの主要な事業セグメントを持っています。まず、「断熱材事業」では、連結子会社である阿爾賽(蘇州)無機材料有限公司と阿爾美(蘇州)科技有限公司が、電子部品用副資材や耐火材料の開発、製造、販売を行っています。アルメディオ自身もこれらの製品を輸入し、販売しています。

次に、「アーカイブ事業」では、長期保存用光ドライブと光ディスクの販売を行っています。この事業には、産業用およびAV機器用光ドライブの開発、製造、販売を行う「ストレージソリューション」も含まれます。ただし、2024年6月末をもって光学ドライブの生産と関連サービスは終了しました。

最後に、「ナノマテリアル事業」では、ナノマテリアルの研究開発、製造、販売を行っています。また、資源や材料の販売もこのセグメントに含まれています。これらの事業を通じて、アルメディオは多様な市場ニーズに応えています。

経営方針

アルメディオは、成長戦略として「中期経営計画2025」を掲げ、断熱材事業とナノマテリアル事業を中心に企業価値の向上を目指しています。特に、断熱材事業では鉄鋼メーカーや築炉業者への販売を強化し、電子部品メーカーへの販路拡大を図っています。また、連結子会社を通じて半導体向けのヒーターモジュールの販路拡大も進めています。

ナノマテリアル事業では、CNF(セルロースナノファイバー)や関連材料の販売を強化し、顧客対応力を高めることで新規採用の獲得を目指しています。さらに、高抵抗CNFやCNF入りPEEKコンパウンドなどの新製品開発を推進し、製品ラインナップの拡充を図っています。これにより、国内外での市場拡大を目指しています。

アルメディオは、これらの事業に加え、CMC(セラミックマトリックス複合材)のマーケティングを進め、機能性材料メーカーとしての地位を確立することを目指しています。これにより、2028年3月期までにROE8%以上、PBR1倍以上を維持し、2倍以上を目指すとしています。