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アールシーコアJP:7837
沿革
1985年8月 |
企画コンサルティング業務を主目的として、東京都豊島区東池袋に株式会社アールシーコアを設立 |
1986年3月 |
個性的な住空間の創出、提供を目的としたビッグフット事業を開始 |
同 |
「ハンドヒューンログハウス」の輸入・販売を開始 |
1987年6月 |
本店を東京都千代田区西神田へ移転 |
1989年3月 |
アメリカ ティンバーライン社と「ドームハウス」の技術契約を締結し、輸入・販売を開始 |
1989年8月 |
ビッグフット販売代理店制度を開始 |
1990年8月 |
本店を東京都渋谷区南平台町に移転 |
1991年3月 |
「カントリーログハウス」の輸入・販売を開始 |
1992年11月 |
営業の拠点として、総合展示場「ビッグフットスクエア」を東京都府中市に開設 |
1994年1月 |
地区販社制度の本格稼動開始 |
同 |
フィンランドより「ファインカットログハウス」の輸入・販売を開始 |
1999年1月 |
総合展示場「ビッグフットスクエア」を東京都目黒区青葉台に移転、規模を拡大して開設 |
1999年7月 |
ビッグフット共済会(現 一般社団法人BESS販社共済会)を設け、「完成保証」を開始 |
2000年1月 |
「カントリーログハウス」に対して「建設大臣システム認定」取得(注) |
2000年10月 |
本店を東京都目黒区青葉台に移転 |
2002年4月 |
当社及び地区販社により責任施工を行った住宅に対し、構造躯体等の「30年保証」を開始 |
2002年7月 |
「完成保証」と「30年保証」を併せた「ビッグフット安心総合保証」を開始、国土交通省認定性能評価機関による工事検査を全責任施工住宅に適用 |
2002年10月 |
「ビッグフット安心総合保証」が第9回日本不動産学会業績賞を受賞 |
同 |
顧客向け体験宿泊施設「ビッグフットフィールド山中湖」(現 BESSフィールド山中湖、以下BF山中湖という。)を山梨県南都留郡山中湖村に自社研修施設とともに開設 |
2003年5月 |
累計受注棟数5,000棟達成 |
2003年6月 |
BF山中湖「センターハウス」が日本ログハウス協会主催のログハウス大賞を受賞 |
2004年1月 |
「ワンダーデバイス」を開発、販売開始 |
2004年3月 |
「カントリーログハウス」に対して「防火性能認定」取得 |
2004年10月 |
「ワンダーデバイス」が2004年度グッドデザイン賞を受賞 |
2005年2月 |
株式会社ジャスダック証券取引所(現 東京証券取引所)に株式を上場 |
2005年5月 |
「ジャパネスクハウス 程々の家」を開発、販売開始 |
2005年10月 |
別荘タイムシェアの販売及びその運営管理を行う「フェザント事業」をBF山中湖にて開始 |
2008年4月 |
ブランド名を「ビッグフット」から「BESS」に変更 |
2008年7月 |
株式会社BESS札幌から、札幌地区の住宅事業を譲受け |
2008年9月 2009年1月 |
株式会社BESSパートナーズ(連結子会社:以下パートナーズ社という。)を東京都渋谷区に設立 札幌地区の住宅事業部門をパートナーズ社に承継させる会社分割を実施 |
2009年12月 |
累計契約(受注)棟数10,000棟を達成 |
2013年1月 2014年11月 2015年8月 2016年4月 2016年8月 2018年4月 同 2018年9月 2019年1月 2019年4月 2019年10月 2020年3月 2020年9月 2021年4月 2021年10月 2021年12月 2022年4月 2022年8月 |
2箇所目の直営拠点として「BESS藤沢展示場」を神奈川県藤沢市に開設 新世代ログハウス「G-LOG」を開発、販売開始 BF山中湖の運営委託を主目的に、株式会社フェザントタイムシェアマネジメント(非連結子会社)を東京都渋谷区に設立 「ファインカットログハウス」を「G-LOG」に統合 ログ小屋「第三のトコロIMAGO」を開発、販売開始 BESS単独展示場の「展示場」の呼称を「LOGWAY」へ変更 3箇所目の直営拠点として「LOGWAY BESS多摩」を東京都昭島市に開設 業務受託事業等を営む株式会社RCビジネスサポート(非連結子会社)を東京都渋谷区に設立 パートナーズ社が茨城県水戸地区・つくば地区、静岡県富士地区・浜松地区、愛知県東愛知(豊田)地区において営業開始 パートナーズ社が住宅事業部門の一部を株式会社BESS札幌、株式会社BESS岐阜に承継させる会社分割を実施 構造躯体等の保証を「60年保証」に延長 パートナーズ社が福岡県糸島(福岡)地区、熊本県熊本地区において営業開始 累計契約(受注)棟数20,000棟を達成 「LOGWAY BESSスクエア」をリニューアルし、「BESS MAGMA LOGWAY,NIPPON」に改称 可動式のログ小屋「IMAGO」を開発、販売開始 宅地開発を行う「FuMoTo事業」を開始 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、JASDAQからスタンダード市場に移行 BESSの平小屋「栖ログ」を開発、販売開始 |
事業内容
アールシーコア株式会社(以下、同社)とそのグループ企業は、BESS事業を中心に展開しています。同社グループは、同社と連結子会社3社(株式会社BESSパートナーズ、株式会社BESS札幌、株式会社BESS岐阜)、および非連結子会社2社で構成されており、日本国内で自然派個性住宅(BESS企画型住宅)の企画、開発、設計を手掛けています。これにはログハウスを含む様々なモデルがあります。
同社は、顧客(エンドユーザー)向けに東京圏で3拠点、連結子会社3社が全国11拠点で住宅展示場「LOGWAY」を拠点にログハウス等の新築工事請負を行っています。また、国内各地の地区販社向けには、ログハウス等の部材キットの販売も行っています。
同社グループの事業内容は、直販部門、販社部門、BP社(連結子会社3社グループ)に分かれており、それぞれがログハウス等の新築工事請負、宅地及び分譲住宅の仲介・販売、別荘の販売・運営管理、メンテナンス・リフォーム工事の請負などを行っています。
主要商品としては、ログハウス3シリーズ、エポックス3シリーズがあり、それぞれ工法、構造上の特徴、主要部材の生産国や調達国、デザインやテイスト上の特徴が異なります。また、ログ小屋や可動式のログ小屋「IMAGO」、分譲地開発「FuMoTo事業」、タイムシェア事業など、住宅事業以外にも多岐にわたるサービスを提供しています。
同社グループは、自然材を多用した「自然派個性住宅」を通じて、自然体の、本質的で飾らないスローライフを楽しむ心意気を大切にしており、その思いを込めたブランド名「BESS」を使用して事業展開を行っています。
経営方針
アールシーコア株式会社(以下、同社)は、自然派個性住宅の提供を通じて、顧客の「ユーザー・ハピネス」の実現を目指しています。同社の成長戦略は、中期3ヵ年計画「曲がり真直ぐ、BESSの道」に基づき、連結売上高200億円、連結営業利益率5%の達成を目標に掲げていましたが、厳しい事業環境の中で3期連続の赤字を記録しました。これを受け、同社は経営基盤強化策を策定し、希望退職者募集による人員削減、本社移転、不採算拠点の閉鎖などによる固定費削減を実施しました。また、保有不動産の売却により財務体質の改善を図り、経営管理体制のスリム化とフラット化を進めました。
事業戦略としては、BESS営業の原点回帰、地方活性化戦略「梺ぐらし」の推進、新商品・モデルの開発、ブランドの強みを生かした集客策、BtoB事業の推進などを掲げています。これらの施策を通じて、感性マーケティングや農耕型営業などBESS本来の強みに立ち返り、事業の立て直しを図る方針です。
財務戦略としては、財務の健全化と資本効率の向上を目指しています。同社は、金融機関との関係性を保持しつつ、手元流動性資金の残高維持に努めるとともに、地区販社とのパートナーシップを活かした高効率の収益構造の確立を目指しています。
以上の戦略を通じて、同社は厳しい経営環境の中でも、持続可能な成長を目指しています。