バンダイナムコホールディングスJP:7832

時価総額
¥2.2兆
PER
28.6倍
ネットワークコンテンツ、家庭用ゲーム、玩具・模型、映像音楽作品の制作販売、アミューズメント施設運営など多岐にわたる事業展開。

沿革

2005-09㈱バンダイと㈱ナムコ(現㈱バンダイナムコエンターテインメント)が経営統合を実施し、株式移転により共同持株会社、㈱バンダイナムコホールディングス(当社)を設立
東京証券取引所市場第一部に株式上場
2006-03㈱ナムコ(現㈱バンダイナムコエンターテインメント)からアミューズメント施設事業を新設分割し、新生㈱ナムコ(現㈱バンダイナムコアミューズメント)を設立
㈱バンダイのビデオゲーム事業部門を㈱ナムコ(現㈱バンダイナムコエンターテインメント)に承継させる吸収分割を実施
2007-01NAMCO EUROPE LTD.(現Bandai Namco Holdings UK Ltd.)が、ゲームコンテンツ事業を新NAMCO EUROPE LTD.(現Bandai Namco Amusement Europe Ltd.)及びNAMCO BANDAI Networks Europe LTD.へ譲渡し、持株会社に役割を変更
2008-04㈱バンプレストから景品事業を新設分割し、新生㈱バンプレストを設立
㈱バンダイナムコゲームス(現㈱バンダイナムコエンターテインメント)がゲーム事業を営む㈱バンプレストを吸収合併
2009-04㈱バンダイナムコゲームス(現㈱バンダイナムコエンターテインメント)がバンダイネットワークス㈱を吸収合併
2016-03Bandai Namco Asia Co., Ltd.(現Bandai Namco Holdings Asia Co., Ltd.)が、トイホビー事業を現Bandai Namco Asia Co., Ltd.へ譲渡し、持株会社に役割を変更
2017-09BANDAI S.A.S.(現Bandai Namco Europe S.A.S.)は、トイホビー事業を現BANDAI S.A.S.へ譲渡し、持株会社に役割を変更
2017-12中国本土の地域統括を行うBandai Namco Holdings China Co., Ltd.を設立
2018-04㈱バンダイのハイターゲット向け事業及び㈱バンプレストの景品事業を㈱BANDAI SPIRITSに承継させる吸収分割を実施
㈱バンダイナムコエンターテインメントのアミューズメント機器事業を㈱ナムコ(現㈱バンダイナムコアミューズメント)に承継させる吸収分割を実施
2021-09Bandai Namco Holdings France S.A.S.(現Bandai Namco Europe S.A.S.)が、Bandai Namco Entertainment Europe S.A.S.を吸収合併
2022-04東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
㈱サンライズ(現㈱バンダイナムコフィルムワークス)が、㈱バンダイナムコアーツ(現㈱バンダイナムコミュージックライブ)の映像事業を吸収分割し、㈱バンダイナムコライツマーケティングを吸収合併
2022-06監査役会設置会社から監査等委員会設置会社に移行

事業内容

バンダイナムコホールディングスは、子会社101社及び関連会社16社を含むグループで、知的財産(IP)を核とした「IP軸戦略」を展開しています。同社グループは、ネットワークコンテンツの企画開発及び配信、家庭用ゲームの制作販売、玩具・模型等の製造販売、映像音楽関連作品等の制作販売、業務用ゲーム機等の製造販売、アミューズメント施設の運営など、多岐にわたる事業を手がけています。

デジタル事業では、バンダイナムコエンターテインメントやバンダイナムコスタジオなどが、ネットワークコンテンツや家庭用ゲームの企画・開発・販売を行っています。トイホビー事業では、バンダイやBANDAI SPIRITSが、玩具、カプセルトイ、カード、菓子・食品、アパレル、生活用品、プラモデル、景品、文具等の企画・開発・製造・販売を担当しています。

IPプロデュース事業では、バンダイナムコフィルムワークスやバンダイナムコミュージックライブが、アニメーションや音楽コンテンツの企画・製作・運用、著作権・版権の管理・運用、アーティストの発掘・育成、ライブエンターテインメント事業を展開しています。アミューズメント事業では、バンダイナムコアミューズメントが、アミューズメント機器の企画・開発・生産・販売やアミューズメント施設の企画・運営を行っています。

その他の事業としては、バンダイロジパルやバンダイナムコビジネスアークが、流通・物流、管理業務等を通じて各ユニットをサポートしています。これらの事業を通じて、バンダイナムコホールディングスは、グローバルなエンターテインメント企業としての地位を確立し、多様な顧客ニーズに応える製品とサービスを提供しています。

経営方針

バンダイナムコホールディングスは、2022年4月から新たな中期計画をスタートし、「Connect with Fans」を中期ビジョンに掲げています。このビジョンの下、同社は「IP軸戦略」「人材戦略」「サステナビリティ」の3つの重点戦略を推進しています。IP軸戦略では、IPの世界観や特性を活かし、最適なタイミングで最適な商品・サービスを提供することでIP価値の最大化を目指しています。また、グローバル展開を強化し、ALL BANDAI NAMCOでの一体感と総合力を高めることで、持続的な成長を追求しています。

人材戦略では、多様な才能、個性、価値観を持つ人材が活躍できる環境を整備し、グローバルでIP軸戦略を推進する人材の育成に注力しています。サステナビリティ戦略では、再生可能エネルギーの導入や脱石油由来プラスチックへの取り組みなど、事業と連携した具体的なアクションプランを推進し、社会課題への対応を進めています。

これらの戦略を通じて、バンダイナムコホールディングスは、世界中のIPファン、パートナー、社員、そして社会と広く、深く、複雑につながる存在を目指しています。中期計画のもと、全世界で各事業が一体となり、企業価値のさらなる向上を目指しています。