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バンダイナムコホールディングスJP:7832
事業内容
バンダイナムコホールディングスは、多様な事業セグメントを持つ企業グループです。主な事業セグメントには、エンターテインメント事業、玩具事業、ネットワークコンテンツ事業、映像音楽事業、IPクリエイション事業などがあります。これらのセグメントを通じて、幅広いエンターテインメントサービスを提供しています。
エンターテインメント事業では、アミューズメント施設の運営やアーケードゲーム機の開発・販売を行っています。代表的なサービスには、ゲームセンター「ナムコ」や、人気のアーケードゲーム「太鼓の達人」などがあります。これにより、幅広い年齢層に楽しさを提供しています。
玩具事業では、子供向けから大人向けまで多様な玩具を展開しています。特に「ガンダム」シリーズのプラモデルや、「たまごっち」などのヒット商品を持ち、国内外で高い人気を誇っています。これにより、長年にわたり多くのファンを魅了しています。
ネットワークコンテンツ事業では、スマートフォン向けゲームアプリの開発・運営を行っています。代表的なタイトルには、「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」や「アイドルマスター シリーズ」などがあります。これにより、デジタルエンターテインメントの分野でも存在感を示しています。
映像音楽事業では、アニメーションの制作・配信や音楽コンテンツの制作・販売を行っています。人気アニメ「ラブライブ!」や「アイドルマスター」シリーズの映像作品を手掛け、関連する音楽CDやライブイベントも展開しています。これにより、ファンとの深い関係を築いています。
IPクリエイション事業では、キャラクターやストーリーの創出を行い、他の事業セグメントと連携して多角的に展開しています。これにより、バンダイナムコホールディングスは、独自のIP(知的財産)を活用した総合的なエンターテインメントを提供しています。
経営方針
バンダイナムコホールディングスは、2025年4月からの3年間を対象とした中期経営計画を推進しています。この計画は、グローバル市場での競争激化や顧客のライフスタイルの変化に対応するために策定されました。計画の中心には、グループの最上位概念である「パーパス“Fun for All into the Future”」と中長期ビジョン「Connect with Fans」が据えられています。
同社は、持続的な成長を目指し、IP(知的財産)を軸にした戦略を強化しています。具体的には、世界中のファンと広く、深く、複雑につながることを目指し、ファンとのつながり方の質を重視した戦略を展開しています。これにより、新規ファンとの接点を増やし、既存ファンとの関係を深化させることを目指しています。
中期計画では、「いいものつくる」「もっとひろげる」「そだてつづける」「みがきふかめる」の4つのキーテーマを掲げています。「いいものつくる」では、ユニークな商品・サービスの創出を推進し、「もっとひろげる」では、展開エリアとカテゴリーの拡大を図ります。「そだてつづける」では、IPの育成を重視し、「みがきふかめる」では、データ活用によるビジネスの進化を目指しています。
また、同社は「アライアンス強化」と「多彩な人材の活用」を通じて、成長を後押しする取り組みを進めています。新設された「CW360」部署は、外部パートナーとの協業を強化し、新たな領域への挑戦を促進します。これにより、グループ全体の長期的な成長を支える基盤を構築しています。
バンダイナムコホールディングスは、これらの戦略を通じて、IP価値の最大化と企業価値の向上を目指しています。持続可能な成長を実現するために、グローバル市場での事業拡大や新たな事業の柱の獲得、長期利益を生み出す体制の構築に注力しています。