オービスJP:7827

時価総額
¥26.4億
PER
6.1倍
梱包用材の製造販売、プレハブハウスの製造販売、仮設建物のリース、建築請負、太陽光発電、自然エネルギー発電、ゴルフ場運営、不動産賃貸売買を手がける。

沿革

1959-11有限会社中浜材木店(出資金1,000千円)を設立
1962-05広島県世羅郡世羅西町(現世羅町)に製材工場を建設、コンクリート用型枠パネル生産開始
1968-03ニュージーランド松の製材工場建設、建築用構造材(桁)の生産開始、プレハブ部材の生産開始
1971-06有限会社中浜材木店を組織変更し、中浜木材株式会社(資本金10,000千円)を設立
1974-09本社を広島県福山市に移転
1978-01広島市祇園町(現安佐南区)に中浜住宅株式会社(資本金10,000千円)を設立。建売住宅の販売を開始
1978-03広島県福山市に日本梱包株式会社(資本金12,000千円)を設立
1981-05中浜住宅株式会社を中浜ハウス株式会社に商号変更
1983-09本社工場(木材事業)を現在地に建設及び移転(2018年8月閉鎖)
1986-10広島県賀茂郡豊栄町(現広島県東広島市)に豊栄工場(現ハウス・エコ事業広島工場)建設
1987-03広島市西区に賃貸ビルを建設し、不動産賃貸開始
1987-05中浜ハウス株式会社の本社を移転
1987-12カラオケハウスの製造販売開始
1989-04愛知県豊橋市に東海工場(木材事業、ハウス・エコ事業)を建設(2009年10月操業停止)
1989-10中浜ハウス株式会社と中浜木材株式会社が合併し、株式会社オービス・ナカハマ(資本金232,000千円)に商号変更
1990-04カラオケハウスの運営を株式会社オービス・ナカハマから日之出興業株式会社へ移管
1990-09株式会社オービス・ナカハマを株式会社オービスに商号変更
1991-04日之出興業株式会社を株式会社パルに商号変更
1992-04パナマ国に子会社TUI MARITIME S.A.を設立(2014年9月清算結了)
1993-08TUI MARITIME S.A.所有の木材運搬船「グリーンホープ(最大積載量35,000トン)」完成、航海開始(2014年5月売却)
2000-12株式会社パルが中須ゴルフ倶楽部の営業譲渡を受け営業開始
2002-08広島県福山市に賃貸マンションを取得し、賃貸開始
2002-11ジャスダック証券取引所に上場
2003-05広島県福山市に賃貸マンション2棟を取得し、賃貸開始
2006-09兵庫県姫路市に姫路工場(木材事業)を建設(2014年11月閉鎖)
2007-07太陽光発電システムの施工販売開始
2008-08広島県福山市にフィットネスクラブ1号店を開店(2023年10月閉店)
2010-02本社を現在地に移転
2015-11株式会社パルを吸収合併
2016-04広島県福山市に福山工場(木材事業)を建設(2018年6月稼働開始)
2016-05東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行

事業内容

オービスは、多岐にわたる事業セグメントを展開している企業です。主な事業内容としては、梱包用材などの製造・販売、プレハブハウスの製造・販売、仮設建物のリース、一般建築及び太陽光発電システムの請負、自然エネルギーによる発電事業、ゴルフ場及びフィットネスクラブの運営(2023年10月に撤退予定)、そして不動産の賃貸及び売買があります。

具体的には、木材事業では、ニュージーランドから輸入したラジアータパインや国産スギを原材料とし、広島県福山市にある工場で製材を行っています。製品としては、梱包用材、パレット用材、ドラム用材、土木建設仮設用材、木材チップなどを製造、販売しています。

ハウス・エコ事業では、プレハブハウスの製造・販売、仮設建物のリース、一般建築及び太陽光発電システムの請負を手掛けています。太陽光発電売電事業では、自然エネルギーを活用した発電事業を展開しています。

ライフクリエイト事業では、ゴルフ場の運営とフィットネスクラブの運営を行っていましたが、2023年10月にはフィットネスクラブ事業から撤退する予定です。不動産事業では、不動産の賃貸や売買を行っており、幅広い顧客ニーズに応えています。

オービスは、これらの事業を通じて、多様なニーズに対応するサービスを提供し、持続可能な社会の実現に貢献しています。

経営方針

オービスは、顧客満足と社員満足を経営理念とし、社会貢献と適正な利益確保を目指しています。同社は、営業利益を主な経営指標として重視し、コスト意識を持って収益の改善に努め、継続かつ安定的な事業拡大を目指しています。

中期経営計画「NEXT STEP 10」では、2027年10月期に売上高130億円以上、営業利益10億円以上の達成を目標としています。この目標達成に向け、フィットネスクラブ事業や不動産事業からの撤退を決定し、譲渡資金を木材事業及びハウス・エコ事業の成長投資に活用しています。

木材事業では、福山工場の製材ラインの渋滞解消を目的とした設備投資により生産性が向上しました。これにより、原価率の改善と収益への寄与が期待され、新規・休眠顧客の開拓や新たな業界への販路拡大に取り組んでいます。

ハウス・エコ事業では、人材不足と高齢化、2024年問題による人材不足が懸念されています。これに対応するため、人材の確保と育成に注力し、鉄骨製作工場認定制度に基づくMグレードの資格取得を目指しています。これにより、他社との差別化を図り、2027年10月期に売上高44億円の達成を目指しています。

オービスは、これらの戦略を通じて、持続可能な成長を目指し、社会に貢献していく方針です。