シードJP:7743

時価総額
¥177.4億
PER
16.1倍
コンタクトレンズの研究開発・製造販売、ケア用品の販売、眼鏡フレームや眼内レンズなどのその他事業を展開。

事業内容

シードは、コンタクトレンズの研究開発、製造販売を主な事業としています。具体的には、ハード系、ソフト系、ディスポーザブル(使い捨て)レンズ、オルソケラトロジーレンズなどを取り扱っています。これらの製品は、シードアイサービスやSEED CONTACT LENS TAIWAN CO.,LTD.(台湾)などの子会社を通じて提供されています。

また、シードはコンタクトレンズケア用品の販売も行っています。保存液、洗浄液、酵素洗浄液、化学消毒液、保存ケースなどが含まれます。これらの製品は、シードアイサービスやSEED CONTACT LENS VIET NAM CO.,LTD.(ベトナム)などの子会社を通じて市場に供給されています。

さらに、シードはその他の事業として、眼鏡フレーム、眼鏡備品、眼内レンズなども取り扱っています。これらの製品は、シードアイサービスや横浜近視予防研究所㈱などの関連会社を通じて提供されています。これにより、シードは視力矯正に関する多様なニーズに応えています。

経営方針

シードは、コンタクトレンズ市場での成長を目指し、積極的な生産能力の拡大を進めています。特に、鴻巣研究所での生産能力を大幅に引き上げる計画を推進中です。2024年11月には新たな生産棟の建設を開始し、2026年には生産を開始する予定です。これにより、月間最大生産枚数を8,900万枚まで拡大する計画です。

シードは、国内外での市場拡大を視野に入れた商品戦略を展開しています。特に、乱視用や遠近両用のスペシャリティレンズの販売に注力し、納期遅延の解消を図っています。また、シリコーンハイドロゲルレンズの新商品開発を進め、カラー・サークルレンズ分野でも新たな商品展開を行っています。

海外市場では、円安を活かした販売促進活動を強化し、輸出や海外子会社の売上拡大を目指しています。特に、中国やアジア市場を中心に、ケア用品やカラーコンタクトレンズの外部調達を活用し、ラインアップの拡充を図っています。さらに、ベトナムやマレーシアの現地法人を連結子会社化し、業績への貢献を期待しています。

シードは、環境への配慮を重視し、2050年カーボンニュートラルの実現を目指しています。2030年を中間目標とし、鴻巣研究所でのCO2排出量を2022年度比で50%削減する計画です。これにより、持続可能な成長を実現し、社会的責任を果たすことを目指しています。