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シードJP:7743
沿革
1957年10月 |
会社設立、商号、株式会社東京コンタクトレンズ研究所 |
1970年4月 |
東京都文京区本郷に第一研究所を設置 |
1985年11月 |
ブランド名をマイコンからシード(SEED)に変更 |
1987年2月 |
株式会社シードに商号を変更 |
1988年12月 |
大宮研究所を設置 |
1989年12月 |
社団法人日本証券業協会に株式の店頭登録 |
1991年11月 |
桶川研究所を設置 |
1992年6月 |
第一研究所を桶川研究所に移転・統合 |
1993年10月 |
眼鏡事業に進出 |
〃 11月 |
眼内レンズ発売 |
1998年10月 |
株式会社メガサーチを設立 |
1999年2月 |
株式会社タワービジョンを発足 |
2000年4月 |
有限会社メディエイトの出資口金額を取得、及び同社子会社であった京都コンタクトレンズ株式会社が新規に連結対象 |
〃 11月 |
有限会社メディエイトを株式会社に組織変更 |
2001年11月 |
総合研究所(桶川市)を設立(大宮研究所を桶川研究所に統合し増・改築) |
2004年12月 |
日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場 |
2006年4月 |
株式会社メディエイトを株式会社シードアイサービスに社名変更 |
2007年7月 |
鴻巣研究所1号棟(鴻巣市)を竣工 |
2010年2月 |
株式会社新宿タワービジョンを設立 |
〃 4月 |
ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現 大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場 |
2011年1月 |
鴻巣研究所 ISO13485取得、CEマーキング指令適合 |
〃 4月 |
株式会社シードアイサービスと株式会社メガサーチが、株式会社シードアイサービスを存続会社とする吸収合併方式により合併(現・連結子会社) |
〃 9月 |
SEED Contact Lens Europe S.A.(ベルギー)を設立 |
〃 10月 |
SEED CONTACT LENS ASIA PTE.LTD.(シンガポール)(現・連結子会社)、実瞳(上海)商貿有限公司(中国)を設立 |
2013年3月 |
京都コンタクトレンズ株式会社、株式会社新宿タワービジョンを清算 |
〃 7月 |
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場 |
〃 10月 |
SEED CONTACT LENS (M) SDN. BHD.(マレーシア)を設立 |
2014年3月 |
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から、東京証券取引所市場第二部に市場変更 |
〃 8月 |
台灣實瞳股份有限公司(SEED CONTACT LENS TAIWAN CO.,LTD.)(台湾)(現・連結子会社)を設立 |
鴻巣研究所2号棟を竣工 |
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〃 12月 |
ベトナムに駐在員事務所を開設 |
2016年6月 |
鴻巣研究所研究棟を竣工し、総合研究所(桶川市)の研究開発部門を統合・閉所 |
〃 11月 |
㈱シードアイサービスの100%出資により、㈱アイスペースを設立 |
2017年1月 |
SEED Contact Lens Europe GmbH(ドイツ)(現・連結子会社)を設立 |
〃 3月 |
東京証券取引所市場第一部に指定 |
〃 4月 |
横浜近視予防研究所株式会社を設立 |
〃 9月 |
鴻巣研究所3号棟を竣工 |
2018年4月 |
株式取得によりContact Lens Precision Laboratories Ltd.及びその子会社のUltravision International Ltd.(イギリス)を連結子会社化 |
〃 5月 |
SEED CONTACT LENS (ANZ) PTY LTD.(オーストラリア)を設立 |
〃 7月 |
Contact Lens Precision Laboratories Ltd.がSEED INTERNATIONAL LTD.(イギリス)を設立 |
2019年1月 |
SEED CONTACT LENS VIET NAM CO.,LTD.(ベトナム)を設立 |
〃 3月 |
Woehlk Contactlinsen GmbH(ドイツ)の株式40%を取得し連結子会社化 株式会社ユニバーサルビューの株式を追加取得し持分法適用関連会社化 |
〃 10月 |
上海実瞳光学科技有限公司(中国)を設立し連結子会社化 |
〃 12月 |
Sensimed SA(スイス)の株式を追加取得し連結子会社化 |
2020年4月 |
㈱シードアイサービスを吸収合併存続会社とする吸収合併により㈱タワービジョンが消滅 |
〃 7月 |
Woehlk Contactlinsen GmbH(ドイツ)がWoehlk-Contact-Linsen Vertriebs GmbH(オーストリア)の全株式を取得したことにより連結子会社化 |
2021年5月 |
㈱ユニバーサルビューの株式を追加取得し連結子会社化 |
〃 12月 |
上海実瞳光学科技有限公司を吸収合併存続会社とする吸収合併により実瞳(上海)商貿有限公司が消滅 |
2022年1月 |
㈱シードアイサービスを吸収合併存続会社とする吸収合併により㈱アイスペースが消滅 |
〃 3月 |
SEED INTERNATIONAL LTD.の清算手続きが完了し、消滅 ㈱シードを吸収合併存続会社とする吸収合併により㈱ユニバーサルビューが消滅 ㈱シードが眼鏡事業から撤退 |
〃 4月 〃 9月 〃 10月 2023年3月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 上海実瞳光学科技有限公司が上海実瞳健康科技有限公司(中国)を設立し、連結子会社化 上海実瞳光学科技有限公司が香港実瞳健康科技有限公司(香港)を設立し、連結子会社化 SEED CONTACT LENS (ANZ) PTY LTD.(オーストラリア)を清算 |
事業内容
シード株式会社(以下、シード)とそのグループ企業は、コンタクトレンズの研究開発、製造販売を主軸に事業を展開しています。シードグループは、シードを含む合計18社で構成され、コンタクトレンズケア用品やその他商品の販売も手がけています。
シードの事業セグメントは大きく分けて3つあります。第一のセグメントはコンタクトレンズとケア用品事業で、ハード系、ソフト系、ディスポーザブル(使い捨て)レンズ、オルソケラトロジーレンズ及びその関連製品(光学器械等)を取り扱っています。このセグメントには、シードをはじめ、シードアイサービス株式会社、SEED CONTACT LENS TAIWAN CO., LTD.(台湾)、SEED CONTACT LENS ASIA PTE.LTD.(シンガポール)など、国内外の複数の関連会社が含まれます。
第二のセグメントはコンタクトレンズケア用品で、保存液、洗浄液、酵素洗浄液、化学消毒液、保存ケースなどを提供しています。このセグメントにもシードやシードアイサービス株式会社、SEED CONTACT LENS VIET NAM CO., LTD.(ベトナム)などが関与しています。
最後のセグメントはその他事業で、眼鏡フレーム、眼鏡備品、眼内レンズなどを取り扱っています。このセグメントには、横浜近視予防研究所株式会社やSEED CONTACT LENS ASIA PTE.LTD.(シンガポール)などが含まれます。
シードグループは、これらの事業を通じて、視覚補正と眼の健康をサポートする製品とサービスを提供し、国内外で事業を展開しています。
経営方針
シード株式会社(以下、シード)は、コンタクトレンズとそのケア用品、眼鏡などの視覚補正製品の総合メーカーとして、国内外で事業を展開しています。同社は、専門特化した研究開発力を基盤に、安全かつ高品質な製品を提供し、多くの人々の健康と幸せに貢献することを経営理念として掲げています。また、スピードを重視した経営により、環境変化に迅速に対応し、お客様のニーズに的確に応えることを目指しています。
経営環境の変化に対応するため、シードは新型コロナウイルス感染症の影響からの経済活動の正常化を背景に、国内外の市場での需要回復に注目しています。特に、コンタクトレンズ市場においては、1日使い捨てタイプへのシフトや近視の低年齢化・高度化に伴うオルソケラトロジーレンズの普及など、持続的な成長が見込まれるとしています。
シードの成長戦略は、高付加価値商品の比率を高めることで売上高の伸長を目指すこと、製造ラインの増設やエネルギー使用効率の改善による原価低減を通じた粗利率の向上、販管費の効率化、そして近視の進行抑制効果を持つコンタクトレンズやスマートコンタクトレンズの開発への積極的な投資に集約されます。海外戦略としては、中国市場を中心に、自社WEBサイトを活用した収益力の向上や、東南アジア・欧州市場でのグループ連携を通じた収益力改善を図っています。
さらに、気候変動に対する対応として、TCFD提言に基づくリスク管理と機会の把握に取り組んでおり、2050年のカーボンニュートラル実現を目指しています。これらの戦略は、経済活動の正常化とともに、持続可能な成長を目指すシードの方向性を示しています。