東京衡機JP:7719

時価総額
¥17.5億
PER
9.5倍
試験機事業では試験・計測機器の製造・販売や保守サービスを提供し、エンジニアリング事業ではゆるみ止めナットなどの開発・設計を行う。

事業内容

東京衡機は、試験機事業、エンジニアリング事業、その他の事業を展開しています。これらの事業は、東京衡機とその子会社2社によって構成されています。

試験機事業では、株式会社東京衡機試験機が中心となり、試験・計測機器の製造・販売を行っています。また、海外の販売業務提携先製品の輸入販売や受託試験も手がけています。関連会社の株式会社ZR東京衡機サービスは、試験機の保守サービスやメンテナンスを担当しています。

エンジニアリング事業は、株式会社東京衡機エンジニアリングが担っています。この会社はファブレスメーカーとして、ゆるみ止めナットやスプリングなどの締結部材の開発、設計、販売を行っています。製造は外部に委託し、知的財産権の保有も行っています。

経営方針

東京衡機は、試験機事業とエンジニアリング事業を中心に成長戦略を推進しています。試験機事業では、マーケットシェアの拡大と収益基盤の強化を目指し、製品のブラッシュアップや代理店網の活用、オーダーメイド製品の受注拡大に注力しています。また、修理・校正・メンテナンスサービスの拡充も進めています。

エンジニアリング事業では、既存顧客の深耕と新規顧客の開拓を進め、インフラマーケットへのさらなる浸透を図っています。特に、顧客との共同製品開発や生産性の向上を通じて、安定的な売上の拡大を目指しています。これにより、東京衡機は着実な成長を追求しています。

中期経営計画では、デジタル化の推進、持続的成長のための投資、人財教育への投資を重点領域としています。デジタル化では、ハードウェアとソフトウェアの融合を図り、事業体の進化を目指しています。持続的成長のための投資では、先行投資を通じて高付加価値を提供し、高収益を実現する企業体への変革を進めています。

人財教育への投資では、高付加価値を生み出す人材の育成に注力しています。これにより、東京衡機は企業価値の向上を図り、持続的な成長を目指しています。さらに、デジタル事業の強化を図るため、CAEソフトウェア開発企業との提携を進め、新たな収益機会の創出を目指しています。

また、ガバナンスと内部管理体制の強化にも注力しています。特別注意銘柄の指定解除に向けて、内部管理体制の改善を進め、ステークホルダーの信頼回復を図っています。これにより、東京衡機は健全な企業運営を目指し、さらなる成長を追求しています。