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SBIインシュアランスグループJP:7326
事業内容
SBIインシュアランスグループは、損害保険、生命保険、少額短期保険の3つの事業セグメントを持っています。これらの事業は、SBIインシュアランスグループとその子会社9社によって構成されています。各セグメントは、異なる保険商品やサービスを提供し、顧客の多様なニーズに応えています。
損害保険事業は、SBI損害保険株式会社が担当しています。このセグメントでは、インターネットや代理店を通じて、自動車保険、がん保険、火災保険などを提供しています。低廉な保険料を実現し、事業法人や地域金融機関とのアライアンスを強化することで、販路の拡大を図っています。
生命保険事業は、SBI生命保険株式会社が運営しています。このセグメントでは、ネット専用定期保険、就業不能保険、医療保険などを提供しています。また、金融機関向けに住宅ローン利用者を対象とした団体信用生命保険も提供し、幅広いニーズに対応しています。
少額短期保険事業は、SBIいきいき少額短期保険株式会社など7社で構成されています。各社は、インターネットや代理店を通じて、定期保険、医療保険、介護保険、賃貸住宅総合保険、ペット保険など、特色ある商品を提供しています。特に、ペット保険はインターネットを通じて提供され、顧客の多様なニーズに応えています。
SBIインシュアランスグループは、SBIグループの保険事業を統括する中間持株会社として、2017年3月に営業を開始しました。SBIホールディングス株式会社は、同社に59.7%出資しており、グループ全体の保険事業を支えています。
経営方針
SBIインシュアランスグループは、顧客中心主義を基盤に、保険業界でのイノベーションを推進しています。同社は、顧客満足度の向上と企業価値の持続的な向上を目指し、顧客のニーズに応じた付加価値の高い商品やサービスを提供しています。
同社の成長戦略は、価格競争力、シナジーネットワーク、最先端テクノロジーの活用に基づいています。効率的な顧客アプローチとコスト最適化により、低い事業費率を実現し、価格競争力を強化しています。また、SBIグループのネットワークを活用し、顧客基盤を拡大しています。
中期経営計画では、「シナジー」、「テクノロジー」、「ニッチ」を基本戦略とし、2028年までに経常収益1,600億円、経常利益170億円を目指しています。グループシナジーを活用し、効率的な販路拡充と経営基盤の強化を図ります。
テクノロジー戦略では、AIやビッグデータを活用し、業務効率化と顧客利便性の向上を追求します。これにより、同業他社との差別化を図り、競争力を高めます。ニッチ戦略では、独自性を発揮し、新市場の開拓と革新的な商品開発を進めます。
損害保険事業では、ダイレクト型保険市場でのプレゼンス向上を目指し、新商品の開発や業務効率化を推進します。生命保険事業では、効率的な増収施策を展開し、AIを活用した業務効率化を図ります。少額短期保険事業では、新商品の開発と既存商品の改良を進め、業界を牽引する立場を目指します。