SBIインシュアランスグループJP:7326

時価総額
¥245.7億
PER
19.7倍
損害保険、生命保険、少額短期保険事業を展開し、自動車保険、がん保険、火災保険、ネット専用定期保険、就業不能保険、医療保険、ペット保険等を提供。

沿革

2016年12月

SBIホールディングス株式会社がSBIグループの保険事業を統括する保険持株会社の準備会社としてSBI保険持株準備株式会社(当社)を東京都港区に設立

2017年3月

内閣総理大臣から、保険会社を子会社とする保険持株会社となることの認可を取得

関東財務局長及び近畿財務局長から、少額短期保険業者を子会社とする少額短期保険持株会社となることの承認を取得

SBIホールディングス株式会社から株式の譲渡を受け、SBI損害保険株式会社を子会社化

SBIホールディングス株式会社及びその子会社との株式交換により、SBI生命保険株式会社を完全子会社化

SBIホールディングス株式会社及びその子会社との株式交換により、SBIいきいき少額短期保険株式会社、日本少額短期保険株式会社(現SBI日本少額短期保険株式会社)及びSBIリスタ少額短期保険株式会社を傘下に持つSBI少短保険ホールディングス株式会社を完全子会社化

SBIインシュアランスグループ株式会社に商号変更し、営業開始

2018年9月

東京証券取引所マザーズに上場

2019年6月

日本アニマル倶楽部株式会社(現SBIプリズム少額短期保険株式会社)の株式を取得し、子会社化

2020年9月

常口セーフティ少額短期保険株式会社(現SBI常口セーフティ少額短期保険株式会社)の株式を取得し、子会社化

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズからグロース市場に移行

事業内容

SBIインシュアランスグループは、損害保険、生命保険、少額短期保険の3つの主要な事業セグメントを有しています。同社グループは、SBI損害保険株式会社を含む9社で構成されており、インターネットや代理店を通じて、低廉な保険料の自動車保険、がん保険、火災保険などの損害保険サービスを提供しています。また、事業法人や地域金融機関とのアライアンスを強化し、販路の拡大にも努めています。

SBI生命保険株式会社では、ネット専用定期保険や就業不能保険、医療保険などの生命保険サービスを展開しており、住宅ローン利用者向けの団体信用生命保険や団体信用就業不能保障保険も提供しています。

少額短期保険事業においては、SBIいきいき少額短期保険株式会社、SBI日本少額短期保険株式会社、SBIリスタ少額短期保険株式会社、SBIプリズム少額短期保険株式会社、SBI常口セーフティ少額短期保険株式会社の5社と、これらを統括するSBI少短保険ホールディングス株式会社で構成されています。これらの会社は、インターネットや通信販売、代理店を通じて、賃貸住宅総合保険、バイク保険、自転車保険、ペット保険、地震補償保険、結婚式総合補償保険など、特色ある商品を提供しています。

SBIインシュアランスグループは、2017年3月に営業を開始した中間持株会社であり、SBIホールディングス株式会社が68.94%出資していることから、SBIグループの保険事業を統括する重要な役割を担っています。

経営方針

SBIインシュアランスグループは、顧客中心主義を基本理念に掲げ、保険業界におけるイノベーターとしての地位を確立することを目指しています。同社は、顧客満足度の向上、技術革新の活用、倫理的価値観の持続、社会的責任の遂行を経営理念の4つの柱としています。これらを実現するために、高い価格競争力、SBIグループのシナジーネットワーク、最先端テクノロジーの活用という3つの強みを活かした経営戦略を推進しています。

2023年5月に策定された中期経営計画(2024年3月期~2028年3月期)では、「シナジー」、「テクノロジー」、「ニッチ」という3つの基本戦略を掲げています。シナジー戦略では、グループシナジーの深化による効率的な販路の拡充とグループ経営基盤の発展を目指します。テクノロジー戦略では、テクノロジーを駆使した業界内での差別化と顧客利便性の追求に注力します。ニッチ戦略では、独自性を発揮したニッチ戦略の実行により市場の開拓と革新的な商品開発を進めます。

これらの戦略を通じて、SBIインシュアランスグループは、2028年3月期に向けて経常収益1,600億円、経常利益170億円、親会社株主に帰属する当期純利益40億円という数値目標の達成を目指しています。同社は、セグメント利益や保有契約件数などのKPIに注目し、基本戦略の確実な遂行を通じて、これらの目標達成に取り組んでいく方針です。