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フジオーゼックスJP:7299
沿革
1951-12 | エンジンバルブの製造、販売を目的として東京都品川区に園池バルブ株式会社を設立 |
1952-06 | 商号を富士バルブ株式会社に変更、東京都大田区に工場を完成し、操業開始 |
1953-07 | 大同製鋼株式会社(現・大同特殊鋼株式会社)が資本参加 |
1960-01 | 米国TRW社と技術提携(エンジンバルブ) |
1970-09 | 本社工場の藤沢移転・集約 |
1972-01 | 新韓バルブ工業株式会社(持分法適用関連会社)〈韓国〉へ資本参加 |
1979-07 | TRW社〈米国〉、セリワタナ社〈タイ〉、当社の合弁会社フジセリナバルブ社〈TRW Fuji Serina Co.,Ltd.(持分法適用関連会社)〉をタイ国に設立 |
1985-11 | 有限会社富士バルブ興業〈現・株式会社テトス(現・連結子会社)〉を当社の全額出資により設立 |
1988-06 | TRW社〈米国〉との合弁会社TRW Fuji Valve Inc.(持分法適用関連会社)を米国に設立 |
1989-06 | 物流を専門に行う湘南物流株式会社〈現・株式会社ジャトス(現・連結子会社)〉を当社全額出資で設立 |
1992-06 | 本店を神奈川県藤沢市に移転 |
1992-12 | 富士バルブ株式会社からフジオーゼックス株式会社に商号変更 |
1994-01 | OOZX USA Inc.(連結子会社)を当社全額出資にて米国に設立 |
1994-12 | 株式を東京証券取引所市場第二部(現スタンダード市場)へ上場 |
1998-10 | 株式会社フジテクノ〈現・オーゼックステクノ株式会社(現・連結子会社)〉を当社全額出資により設立 |
2001-07 | 藤沢工場・静岡工場ISO14001認証取得 |
2003-07 | 本店の所在地を現在の静岡県菊川市に移転 |
2006-10 | 新韓(北京)汽車配件系統有限公司(持分法適用関連会社)〈中国〉へ資本参加 |
2010-08 | TRW社〈米国〉、新韓バルブ工業〈韓国〉との合弁会社富士气門(広東)有限公司(現・連結子会社)を中国(広東省)に設立 |
2011-05 | OOZX USA Inc.(連結子会社)を清算 |
2013-09 | PT. Prospect Motor〈インドネシア〉との合弁会社PT. FUJI OOZX INDONESIA(現・連結子会社)をインドネシア共和国に設立 |
2014-08 | 大同興業株式会社との合弁会社FUJI OOZX MEXICO, S.A. DE C.V.(現・連結子会社)をメキシコ合衆国に設立 |
2015-07 | TRW社〈米国〉との技術提携解消によりTRW Fuji Serina Co.,Ltd.およびTRW Fuji Valve Inc.の全株式を売却。また富士气門(広東)有限公司(現・連結子会社)の全株式を取得し完全子会社化 販売会社FUJI OOZX AMERICA Inc.(現・連結子会社)をアメリカ合衆国に設立 |
2016-02 | フジホローバルブ株式会社(連結子会社)を静岡県菊川市に設立 |
2016-05 | 三菱重工工作機械株式会社と業務提携を行い、フジホローバルブ株式会社(連結子会社)において、両社の中空バルブ事業における中空製造工程の製造事業をそれぞれ吸収分割により継承、中実バルブ事業について当社で譲り受け |
2016-08 | 新韓バルブ工業株式会社(持分法適用関連会社)〈韓国〉の全株式を売却 |
2016-11 | 新韓(北京)汽車配件系統有限公司(持分法適用関連会社)〈中国〉の全株式を売却 |
2017-04 | ドイツ連邦共和国に駐在事務所FUJI OOZX Inc., Europe Representative Officeを設立 |
2018-11 | 静岡工場 品質マネジメントシステム規格IATF16949認証取得 |
2020-06 | 監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行 |
2021-03 | 三菱重工工作機械株式会社との事業提携を解消、フジホローバルブ株式会社(連結子会社)の全株式を取得し完全子会社化 |
2021-07 | フジホローバルブ株式会社(連結子会社)を吸収合併 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所スタンダード市場へ移行 |
2023-07 | セパレータフィルム製造用の金属ロール、シャフト等の金属部品を製造・販売する株式会社マルヨシ製作所の全株式を取得し連結子会社化 |
事業内容
フジオーゼックスとそのグループ会社は、エンジンバルブやバルブシート、コッタ、ローテータ、リテーナ、機械などの製造および販売を主な事業としています。また、これらの製品に関連する物流やその他のサービスも提供しています。フジオーゼックスグループは、国内外に子会社を持ち、それぞれが特定の役割を担っています。
製品事業では、フジオーゼックス自身とその子会社である富士气門(広東)有限公司、PT. FUJI OOZX INDONESIA、FUJI OOZX MEXICO, S.A. DE C.V.がエンジンバルブ等の製造、販売を行っています。オーゼックステクノ株式会社は金型の製造や生産工程に付帯する業務を、FUJI OOZX AMERICA Inc.は製品の販売をそれぞれ担当しています。
商品事業では、機械設備や治工具の販売を国内外の子会社を通じて行っています。技術事業としては、主に海外の子会社に技術供与を行っており、グループ全体の技術力向上に貢献しています。
その他の事業として、フジオーゼックスおよび国内子会社の従業員の福利厚生を株式会社テトスが、関連製品の輸送・梱包を株式会社ジャトスがそれぞれ担当しています。これらの事業を通じて、フジオーゼックスグループは自動車部品業界における総合的なサービスを提供しています。
経営方針
フジオーゼックスは、その経営理念に基づき、技術の極致を追求し、顧客満足と信頼を獲得する製品を提供することを目指しています。また、地球環境の保護と社会貢献、並びに企業と個人の成長を実現することを目標に掲げています。同社は、製品の開発から廃棄までの全工程において、地球保護に積極的に取り組むと共に、個人の尊重と能力発揮を促進し、世界に飛躍する製品と技術の創造に挑戦しています。
フジオーゼックスグループは、2023年度を最終年度とする3年間の中期経営計画を策定し、自動車部品事業の安定収益確保、新規事業の立ち上げと成長、効率経営推進による社会貢献の3つの大きな課題に取り組んでいます。具体的には、エンジンバルブ事業の合理化推進による利益率向上、新規事業およびESG関連への積極的な投資、そして株主への利益還元目標を連結配当性向30%以上としています。
また、同社は、半導体不足問題や原材料価格の高騰などの経営環境の変化に対応しつつ、M&Aによる成長戦略も進めています。2022年度には有望な領域で利益を上げる数社に対し意向表明を行い、1社との株式譲渡契約を締結しました。さらに、子会社を通じて新事業の展開も進めており、移動コンビニやドローンによる太陽光パネル点検事業、機能回復特化型デイケアの新拠点開設など、多角的な成長戦略を展開しています。
CO2削減にも積極的に取り組んでおり、2023年度には全グループでCO2排出量を20%削減する目標を掲げ、太陽光発電の設置拡大など省エネ活動を推進しています。これらの取り組みを通じて、フジオーゼックスは持続可能な成長と社会への貢献を目指しています。