豊田合成JP:7282

時価総額
¥3090.8億
PER
9.1倍
自動車部品メーカー。ウェザストリップ製品、機能部品、内外装部品、セーフティシステム製品などを製造・販売。日本、米州、アジア、欧州・アフリカの各地域で事業展開。

沿革

1949-06企業再建整備法により、国華工業株式会社の第2会社として名古屋、岡崎両工場を名古屋ゴム株式会社の名称で分離独立(会社創立)
1952-03岡崎工場を閉鎖し、名古屋工場に併合
1957-05愛知県西春日井郡春日村(現・清須市)に春日工場を建設
1962-05ソフトコルク工業株式会社を吸収合併し、西町工場を引き継ぐ
1967-12愛知県稲沢市北島町に稲沢工場を建設
1973-08豊田合成株式会社に社名変更
1976-09静岡県周智郡森町に森町工場を建設
1978-12名古屋証券取引所市場第二部に株式上場
1980-01愛知県西春日井郡春日村(現・清須市)へ本社を移転
1980-11愛知県稲沢市西溝口町に西溝口工機工場を建設
1982-08愛知県尾西市(現・一宮市)明地に尾西工場を建設
1983-10名古屋証券取引所市場第一部に指定
1986-03愛知県稲沢市北島町に技術センターを建設
1986-04米国に米国TG株式会社を設立
(1999年7月TGミズーリ株式会社(現・連結子会社)に社名変更)
1986-10カナダに豊田合成ホールディングス株式会社(現・連結子会社)を設立
1987-04生産工程を移設し、西町工場を閉鎖
1987-05中華民国に豊裕株式会社(現・連結子会社)を設立
1989-03愛知県中島郡(現・稲沢市)平和町に平和町工場を建設
1991-05米国にTGテクニカルセンター(U.S.A.)株式会社を設立
(1999年4月TGテクニカルセンター株式会社に社名変更、2001年1月現・豊田合成ノースアメリカ株式会社に合併)
1991-10佐賀県武雄市に豊田合成九州株式会社を設立(2008年1月当社に吸収合併)
1994-02タイにTGポンパラ株式会社を設立
(1998年6月豊田合成タイランド株式会社(現・連結子会社)に社名変更)
1995-12中華人民共和国に天津豊田合成汽車軟管有限公司を設立
(2001年5月天津豊田合成有限公司(現・連結子会社)に社名変更)
1996-11オーストラリアにブリヂストンTGオーストラリア株式会社を設立
(2010年9月豊田合成オーストラリア株式会社に社名変更)
1997-05愛知県稲沢市北島町に北島技術センター(研究・試験棟)を建設
1997-11米国にTGケンタッキー株式会社を設立
(2001年12月会社形態を変更し、TGケンタッキー有限責任会社(現・連結子会社)に変更)
1998-09インドにTGキルロスカオートモーティブ株式会社を設立
(2015年8月豊田合成サウスインディア株式会社(現・連結子会社)に社名変更)
1999-03東京証券取引所市場第一部に株式上場
1999-04英国に英国豊田合成株式会社(現・連結子会社)を設立
米国にTGノースアメリカ株式会社を設立
(2004年8月豊田合成ノースアメリカ株式会社(現・連結子会社)に社名変更)
2000-01生産工程を移設し、名古屋工場を閉鎖
2000-02米国にTGフルイドシステムズUSA株式会社(現・連結子会社)を設立
2000-04タイに豊田合成ラバータイランド株式会社(現・連結子会社)を設立
2000-08静岡県引佐郡にティージーオプシード株式会社(現・連結子会社)を設立
(2001年9月静岡県浜松市に移転)
2000-09カナダにTGミント株式会社(現・連結子会社)を設立
2000-11ベルギーにTGヨーロッパ株式会社を設立
(2004年8月豊田合成ヨーロッパ株式会社(現・連結子会社)に社名変更)
中華人民共和国の天津星光橡塑有限公司(現・連結子会社)に資本参加
(2018年8月豊田合成星光(天津)汽車部品有限公司に社名変更)
2001-01TGノースアメリカ株式会社とTGテクニカルセンター株式会社は、2001年1月1日付で合併
(存続会社はTGノースアメリカ株式会社(現・豊田合成ノースアメリカ株式会社・連結子会社))
2001-03チェコにTGセーフティシステムズチェコ有限会社を設立
(2005年4月豊田合成チェコ有限会社(現・連結子会社)に社名変更)
2001-07インドのメッツラーオートモーティブインディア株式会社に資本参加
(2015年1月同社株式の売却に伴い持分法適用会社から除外)
2001-09米国にTGオートモーティブシーリングケンタッキー有限責任会社(現・連結子会社)を設立
2001-10タイに豊田合成アジア株式会社(現・連結子会社)を設立
2002-02愛知県稲沢市に株式会社エフティエスを設立
(2008年10月堀江金属工業株式会社(現・株式会社FTS 持分法適用会社)に吸収合併)
東洋ゴム工業株式会社(現・TOYO TIRE株式会社)との間でエアバッグ事業の譲受および防振ゴム事業の譲渡に関する営業譲渡契約を締結
2002-11米国にTGパーソネルサービスノースアメリカ株式会社(現・連結子会社)を設立
2003-01インドネシアに株式会社豊田合成セーフティシステムズインドネシア(現・連結子会社)を設立
2003-03メキシコ合衆国のタペックスメキシカーナ株式会社(現・連結子会社)に資本参加
2003-04中華人民共和国に豊田合成光電貿易(上海)有限公司を設立
2003-07米国にTGRテクニカルセンター有限責任会社(現・連結子会社)を設立
2003-10中華人民共和国に豊田合成(張家港)科技有限公司(現・連結子会社)を設立
(2018年4月豊田合成(張家港)塑料製品有限公司を吸収合併)
2003-11中華人民共和国に豊田合成(張家港)塑料製品有限公司を設立
(2018年4月豊田合成(張家港)科技有限公司に吸収合併)
2004-02中華人民共和国に豊田合成(佛山)橡塑有限公司(現・連結子会社)を設立
2004-09ベトナムに豊田合成ハイフォン社(現・連結子会社)を設立
2004-10中華人民共和国に豊田合成(佛山)汽車部品有限公司(現・連結子会社)を設立
2005-01米国に豊田合成テキサス有限責任会社(現・連結子会社)を設立
2005-06オーストリアにレクセディスライティング有限会社を設立
2005-09福岡県北九州市に北九州工場を開設
2005-12南アフリカ共和国に豊田合成南アフリカ株式会社(現・連結子会社)を設立
2006-01中華人民共和国に豊田合成(上海)商務諮訽有限公司(現・連結子会社)を設立
(2019年5月豊田合成(中国)投資有限公司に社名変更)
2006-12神奈川県伊勢原市に神奈川工場を開設
2007-04愛知県瀬戸市に瀬戸工場を開設
2008-01豊田合成九州株式会社を吸収合併。佐賀工場、福岡工場を開設
2008-04メキシコ合衆国に豊田合成オートモーティブシーリングメキシコ株式会社(現・連結子会社)、豊田合成パーソネルサービスメキシコ株式会社(2021年7月豊田合成オートモーティブシーリングメキシコ株式会社に吸収合併)を設立
2009-03愛知県海部郡美和町(現・あま市)に美和技術センターを建設
2010-07愛知県みよし市にみよし物流センターを建設
2010-11中華民国に豊晶光電株式会社(現・連結子会社)を設立
2011-10大韓民国に韓国豊田合成オプト株式会社(現・連結子会社)を設立
(2013年10月韓国豊田合成株式会社に社名変更)
2012-10米国に豊田合成ブラウンズビルテキサス有限責任会社(現・連結子会社)を設立
2012-12千葉県市原市にTSオプト株式会社を設立
2013-01宮城県大崎市にTG東日本株式会社(現・連結子会社)を設立
(2015年4月豊田合成東日本株式会社に社名変更)
(2015年6月宮城県栗原市に本社を移転)
2013-03ブラジル連邦共和国にGDBRコメルシオ有限責任会社(現・連結子会社)を設立
2013-07(2013年9月にGDBRインダストリアコメルシオ有限責任会社に社名変更)
メキシコ合衆国に豊田合成ラバーメキシコ株式会社(現・連結子会社)を設立
2014-04メテオール社の資産譲受に伴い、ドイツ連邦共和国に豊田合成メテオール有限会社、米国にメテオールシーリングシステム有限会社およびエルエムアイカスタムミキシング有限会社を設立
(2019年12月連結対象範囲から除外)
2014-08メキシコ合衆国に豊田合成イラプアトメキシコ株式会社(現・連結子会社)を設立
2014-11インドにミンダTGラバー株式会社(2023年10月豊田合成ミンダインディア株式会社に吸収合併)を設立
2015-08ブラジルのペクバルインダストリア有限責任会社(現・連結子会社)に資本参加
2018-04豊田合成(張家港)科技有限公司が豊田合成(張家港)塑料製品有限公司を吸収合併
2018-09愛知県稲沢市にTG SPORTS株式会社を設立
2018-11福岡県宮若市に豊田合成九州株式会社(現・連結子会社)を設立
2018-12インドネシアに株式会社豊田合成インドネシア(現・連結子会社)を設立
2019-01中華人民共和国に湖北豊田合成正奥橡塑密封科技有限公司(現・持分法適用会社)を設立
2019-04豊田合成九州株式会社に福岡工場、佐賀工場、北九州工場の事業運営を譲渡
2019-12ドイツ連邦共和国の豊田合成メテオール有限会社の全株式を譲渡
2020-09愛知県稲沢市に豊田合成記念体育館(愛称:エントリオ)を建設
2020-11三重県いなべ市にいなべ工場を開設
2021-07豊田合成オートモーティブシーリングメキシコ株式会社(現・連結子会社)が豊田合成パーソネルサービスメキシコ株式会社を吸収合併
2021-08主要顧客の生産地変更などに伴い、神奈川工場を閉鎖
2022-04東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、名古屋証券取引所の市場第一部からプレミア市場に移行
2022-09中華人民共和国に一彬豊田合成(武漢)汽車零部件有限公司(現・持分法適用会社)を設立
2023-10インドの豊田合成ミンダインディア株式会社(現・連結子会社)がミンダTGラバー株式会社を吸収合併
2023-11芦森工業株式会社の株式を追加取得し、同社を持分法適用会社化
2023-12豊田合成インテリア・マニュファクチャリング株式会社の全株式を譲渡し、同社を連結子会社から除外

事業内容

豊田合成は、自動車部品の製造・販売を主要事業とする企業グループです。同社グループは、日本、米州、アジア、欧州・アフリカの各地域でさまざまな自動車部品を手がけています。

主な製品ラインナップには、ウェザストリップ製品、機能部品、内外装部品、セーフティシステム製品などがあります。ウェザストリップ製品では、オープニングトリムウェザストリップやガラスランなどを、機能部品では樹脂フューエルフィラーパイプや樹脂ターボダクトなどを製造・販売しています。内外装部品では、インストルメントパネル構成部品やラジエータグリルなどを、セーフティシステム製品では各種エアバッグやハンドルなどを手がけています。

これらの製品は、自動車メーカーを主要な顧客としており、同社グループは自動車部品の開発から製造、販売までを一貫して手掛けています。また、金型や機械装置の製造・販売も行っています。

同社グループの事業は、日本、米州、アジア、欧州・アフリカの4つの地域セグメントに分かれており、各地域で自動車部品の製造・販売を展開しています。特に、日本、アジア、米州の3地域が同社の主要な事業基盤となっています。

このように、豊田合成は自動車部品メーカーとして、グローバルに事業を展開しています。自動車業界の動向に大きく影響を受ける同社にとって、顧客ニーズに合わせた製品開発や生産体制の最適化が重要な経営課題となっています。

経営方針

豊田合成は、「限りない創造 社会への奉仕」という社是のもと、経済価値と社会価値の両立を目指す企業グループです。同社は、2025年に向けた事業計画の実現に向けて、成長戦略の実行と事業基盤の強化に取り組んでいます。

足元では、収益力の向上と生産体制の最適化が重要な課題となっています。同社は事業ポートフォリオの見直しや地域特性に応じた自動化を進めることで、構造改革とリーンな生産体制の構築を図っています。

中長期的には、急速な自動車の電動化に対応するため、BEVやFCEV向けの製品開発を加速させるとともに、必要な開発・営業体制の強化に取り組んでいます。また、脱炭素への対応として、同社の強みであるゴム・樹脂の高分子技術を活かした独自の高分子材料の開発にも注力しています。

さらに、持続的な成長に向けて、人的リソースの確保・育成にも力を入れ、人的資本経営の強化を図っています。

このように、豊田合成は「迅速果敢」に課題解決に取り組み、経済価値と社会価値の両立を実現するサステナブルな経営を推進しています。同社は今後も、「世界のお客様へ『安心』『安全』『快適』をお届けするグローバルカンパニー」を目指していきます。